FAIRY TAIL 亡霊の銃撃士 作:コッコ
収穫祭が終わってから数日、怪我を完全に直したリセラは良い仕事が無い為、ギルドで本を読んでいた。
「よぉ。リセラ」
「ガジル・・・」
リセラは元同僚のガジルに話しかけられた。リセラは面倒な相手に絡まれたと内心想いつつも読書を続ける。ガジルは向かい合って座る。
「で?何の様なのガジル。私は今見た通り読書をしてるの」
「何だよ。折角仕事を見つけてきてやったのによ」
「仕事・・・?」
リセラは面倒くさそうにガジルに言う。
「あぁ、何でも羽魚を手に入れる話なんだけとよぉ。報酬は100万て所だ」
「私パスで・・・」
「何でだよ」
ガジルの何故と言う言葉にリセラは黙っている。リセラはあの時の苦痛を思い出したくなく。羽魚は空腹のトラウマを思い出すので避けて通りたかった。
「取り合えず嫌だから」
「とは言え家賃大丈夫なのか?まだ仕事すらしてないんだろ?」
「うッ・・・」
「ふん、図星か」
リセラは悔しいと思う感情を出さず頷く。ガジルはそれを見て笑う。
「だったら決まりだな。じゃぁ」
「一つ条件がある」
「何だよ条件て・・・」
「ジュビアも同行させる事」
「ジュビア?あぁ良いぜ。何たって捕まえた分だけ報酬が増えんるだから人手が多いに越した事はないだろ」
ガジルの了承を得てリセラはジュビアを誘いに行く。そして翌日、ガジル、リセラ、ジュビアの三人は羽魚捕獲の為蜘蛛の巣谷へと赴いていた。勿論、リセラの方向音痴を知っている二人はリセラを先頭にさせずに。
「本当にここにいるのか?」
「えぇ、以前来た時に実際に釣ってたから」
リセラはあの時の事を思い出す。あの時は一匹しか釣れず目の前でハッピーに食べさせたら不味いという結果になった事を苦い経験となっている。
「はぁ、取り合えず崖の下を見ているかを確認して」
リセラは崖の下を見ながら絶句する。いきなり目的の羽魚を見つけてしまったのだそれも大量に。
「わぁ~すごい数ですね・・・」
「本当だな」
「・・・取り合えず釣りましょうか?」
三人は釣竿を手に釣りを開始した。数分後、羽魚は一行に釣れずガジルがかなりイライラしている。
「ガジル落ち着きなさい・・・」
「これが落ち着けらるのか?まったく釣れねぇぞ」
「石の上にも三年とも言うでしょ?とにかく待ってればその内に釣れる」
ガジルは冷静に言うリセラにそっぽを向いて釣りを再開する。だが、リセラも正直焦っており釣れなければくたびれ儲けの大損なのだ。意地でも釣り上げてやろうと考えているの。ジュビアの竿が動く。
「わわわ!リセラさん竿が!!」
「落ち着きなさいりちょっと貸して」
リセラはジュビアの竿を受け取るとタイミングを見計らって竿を引く。竿の釣糸の針の部分に羽魚が喰らっていた。
「でかしたジュビア!」
「えぇ、大手柄よ」
「そ、そんなに褒める事をしたのですか?」
ジュビアは羽魚がどれだけ取るのか難しいのか全然分かってはいなかったが取り合えず一匹は釣れた。三人は釣りを再開するがまた途絶えてしまい結局、一匹となり。報酬の山分けで少し揉める事になる。