FAIRY TAIL 亡霊の銃撃士   作:コッコ

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連合軍、集結 ~中編~

連合の待ち合わせ場所に到着する。かなり趣味の悪い場所だとリセラは考えていた。ルーシィやグレイも同じ考えの様で口々に言っている。

 

「青い天馬の、マスターボブの別荘だからな」

 

「彼奴か・・・」

 

「まぁ、そう言うな・・・あれでもうちのマスターが手を焼いた程の実力者だからな」

 

グレイ達はボブと面識があるのか苦手と言う単語が飛び交う。リセラは流石に面識が無いのでよく分からないと言う表情で首を傾げていると正面の階段からチャラケタ声が聞こえた。

 

「はい、到着!」

 

「「到着!」」

 

そのチャラケタ声はまるでホストの様な発生で妖精の尻尾が到着したと言う。リセラは無表情で見ているが頭は理解不能と言う単語で覆われた。

 

「「「お待ちしておりました!」」」

 

リセラは今、起きている状況をまだ飲み込めていなかった。チャラい言葉と登場で既にリセラの脳内は考えるのを止めてしまっている。

 

「我ら・・・」

 

「青い天馬より・・・」

 

「選出されし・・・」

 

「「「トライメンズ」」」

 

トライメンズと名乗った三人の声を聞いてリセラはやっと正気に戻った。リセラは人生で初めて困惑する出来事を体験して固まったのを反省する。

 

「白夜のヒビキ」

 

「聖夜のイヴ」

 

「空夜のレン」

 

三人は決まったと言うような表情でポーズを取る。

 

「青い天馬のトライメンズ!か、カッコイイ・・・それにあの週刊ソーサラーで彼氏にしたい魔導師ランキングでいっつも上位にいる!」

 

ルーシィがそう叫ぶとトライメンズは次々とエルザをホストの接待みたいにもてなし始めた。ルーシィが呆気に取られていると今度はルーシィがレンに口説かれ始めた。

 

「はぁ、何してるのよ・・・」

 

リセラが顔に手を当てて呆れていると今度はヒビキがリセラの元に来る。

 

「美しい亡霊さん。どうぞ此方へ・・・」

 

「いえ、結構です」

 

リセラは冷たくあしらおうとしたがヒビキはしつこかった。

 

「いやいや、美しいあなたに冷たくあしらわれるのも悪くないです。さぁ、遠慮せずにどうぞ」

 

「だから私は・・・」

 

リセラはヒビキに引っ張られてあの大きいハートの乗ったソファに座らさせる。隣にはエルザとルーシィがいた。リセラを座らせたヒビキは三人に向かってまたチャラケタ言葉を口にする。

 

「さぁ、長旅でお疲れでしょう。今夜は僕達と」

 

ヒビキが言い掛けると他の二人がポーズして集まる。

 

「「「レッツフォーエバー」」」

 

エルザとルーシィは流石にどう反応すれば良いのか分からないのか微妙な表情をしている。リセラは無表情で冷たく三人を見ていると階段からまた声が聞こえる。

 

「君達。その辺にしておきなさい・・・」

 

「な、何この甘い声・・・」

 

「一夜様」

 

「い、一夜・・・」

 

リセラはエルザの挙動にすぐに気づいた。一夜と言う名前を聞いて明らかに動揺しているのは確かだった。嫌な予感がするリセラはすぐに遠くに離れる。そして、階段から降りてきたのは甘い声とは裏腹にかなり不細工な顔をした身長の低い男だった。

 

「久しぶりだねエルザさん・・・」

 

「ま、まさか・・・お前も参加しているとは・・・・・・」

 

「会いたかったよマイ・ファニー。あなたの為の一夜でーす」

 

リセラは一夜の背後にキラメキッと言う言葉が見えた気がするがこの際、関係なかった。一夜の言動に背中に何か冷たい物走った感じがする位に苦手と初対面でそう認識した。それよりもエルザが一夜のマイ・ファニーなのか気になった。

 

「あ、あぁ・・・あ・・・」

 

「エルザが・・・!」

 

「震えてる!」

 

「それくらいキモい、て事ね・・・」

 

あのエルザがここまで震え上がるのは分からなくもなくリセラも近づいて来たら殴ってしまいそうになる程のキモかった。

 

「まさかの」

 

「「「まさかの!」」」

 

「再会」

 

「「「再会!」」」

 

一夜の言葉を合わせて点呼するトライメンズ。一夜はそのまま回転して階段の台に着地する。

 

「わっしょい」

 

「わっしょい!」

 

「わっしょい」

 

「わっしょい!」

 

「わっしょい」

 

「わっしょい!」

 

一夜のわっしょいに合わせてトライメンズが一人ずつわっしょいを言ってそれが終わり拍手すると今度はエルザに向かって頭を下げる。

 

「一夜さんの彼女さんでしたか。これは大変失礼を・・・」

 

「全力で否定する!」

 

「ひぃッ!」

 

エルザが全力で一夜の彼女ではないと否定してその気迫にルーシィはビビる。一夜はトライメンズに向かって先程まで出していた道具を片付ける様に言うとトライメンズはかなりの早さで片付けた。

 

「さっき一夜様て言ってなかった?」

 

「結婚してなかったんだね」

 

ルーシィとハッピーは今、触れている場合ではない処に触れる。

 

「君達の事は聞いてるよ。エルザさん、ルーシィさん、リセラさん、その他」

 

「「ガーン」」

 

リセラを含めた女性陣は知っているのにグレイとナツはその他扱いをされた。一夜は徐にルーシィの香りを嗅ぐとパルファムとか言う始末でリセラはいい加減切れそうになった。

 

「キモいんですけど・・・」

 

「同感・・・」

 

「すまん私も苦手なんだ・・・すごい魔導師ではあるのだが・・・・・・」

 

妖精の尻尾の女性陣満員一致で一夜は苦手と言った。


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