FAIRY TAIL 亡霊の銃撃士   作:コッコ

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村を食う

妖精の尻尾のメンバーはナツ、グレイ、エルザ、ルーシィ、ハッピーそしてマカロフとリセラと谷をさ迷っていた。

 

「(どうしよ・・・結局、離れなるずに着いて行くはめになった)」

 

リセラは自身の不幸を呪う。相手は5人+一匹と自分より数は多くしかもティターニアのエルザと妖精の尻尾のマスターにして幽鬼の支配者のマフラージョゼと互角の実力を持つと言われているマカロフがいる。

 

「(万が一バレたら八つ裂きにされる・・・)」

 

リセラは物騒な想像をしながら歩いているとハッピーが谷の下を見て叫んでいる。ナツ達とリセラは下を見るとそこには羽を生やした魚が奇妙な鳴き声を挙げて飛んでいる。

 

「オラ知ってるよ!あの羽魚は珍味だって依頼書に書いてたよ!」

 

珍味。その言葉を聞いてナツ、グレイ、エルザが反応し腹の虫を鳴らした。マカロフに至ってはハッピーな肩に手を置いて泣きながらよく見つけたと言う。

 

「皆、お腹すきすぎです・・・」

 

ルーシィがお腹を鳴らすメンバーにツッコミを入れるがルーシィもお腹の音を鳴らす。リセラもナツのせいで食料を失って腹を空かせていた。

 

「よぉし!釣るぞ!!」

 

リセラを含めてのメンバーで羽魚釣りを始めて数分、ハッピーがすぐに飽きた。その後、何とか一匹釣り上げる事に成功した。ナツが炎の魔法で羽魚を焼くとハッピーが食べろと言った。グレイもマカロフもハッピーに譲る。

 

「ハッピー。私も譲るわ。遠慮なく食べなさい」

 

ハッピーは羽魚を旨そうに食べ始めメンバー全員で空腹を堪える。

 

「まずッ!!」

 

結局、羽魚は食べれた物ではないらしくハッピーはすごい顔をした。リセラとナツ達は空腹の中を歩いていると今度は村を見つけた。

 

「村だ」

 

「家だ」

 

「だったら多分!」

 

「食い物だぁぁぁぁ!」

 

ナツ達は走って行ってしまいリセラは一人取り残された。

 

「置いて行かないでよ・・・」

 

リセラは村に歩いて入る。村は静かで人の気配すら感じなかった。リセラが村の広場まで来るとナツ達がいる。だがナツとグレイは食べ物を求めて家に向かってしまった。

 

「はぁ、何やってるのあの二人」

 

「あ、はははは・・・」

 

リセラが飽きれ気味に言うとルーシィは苦笑いを浮かべる。リセラ達はナツとグレイの行った家に向かうとナツがパンを食べようとしていた。

 

「待て」

 

「何だよ」

 

「様子がおかしい」

 

エルザの言う通り確かに様子がおかしかった。今、テーブルにある食べ物は全て食事をしようとしているような感じだった。それが何故、食べずに消えたのか不思議だった。ナツはそれでも食べようとしたがエルザの威圧にナツの手は止まる。

 

「まずは先に村の様子を調べる必要がある。今までガマンしてたんだもう少しがま」

 

エルザが我慢と言いかけた瞬間、エルザの腹の虫が鳴る。

 

「エルザお腹の音を鳴りすぎ・・・」

 

「説得力0じゃな」

 

エルザは二人の言葉を無視して指示を出す。ナツとグレイとルーシィとハッピーは何故かキノコを探す様に言われてエルザとマカロフとリセラは探索をする事になった。

 

「まったく・・・何で私が妖精の尻尾の奴と探索しなきゃいけないのよ」

 

リセラは文句を言いながらも探索をした。どの家も誰も居らずたまに食べ物があるだけだった。

 

「やはり何があったと考えるべきか・・・」

 

リセラは考え込んでいると部屋の隅に細い線を見つけた。そこを押してみると扉の様に開いた。俗に言う隠し扉だ。リセラが隠し扉から入るとそこには魔法の道具がわんさかあった。しかも違法な物ばかり。

 

「なるほどね。ここは闇ギルドの村か・・・」

 

闇ギルド。解散を命じられたギルドが解散せずに残って悪行を重ねる言わば犯罪組織の様な物だ。違法な物を取り扱うのは闇ギルド位でこの村も闇ギルドの一つと考えた。リセラは考えを纏め終えた瞬間、不気味な呻き声が聞こえる。

 

「やっぱり何かしたのか。闇ギルドめ・・・」

 

リセラは外へ出てエルザ達に合流する事にした。リセラが走って広場に行くとエルザ達の他にナツ達とも合流したが何故かキノコがハッピーの頭に生えてたが気にしなかった。合流してまだ短い時、建物が光って揺れた。グレイが魔法で対処しようとしたがマカロフが止めて確かめたい事があると言って高い場所に行く。高い場所に行くと建物が化け物へと変わった。

 

「マスター。あれは魔方陣では?」

 

「うむ、お前が見つけた線は魔方陣の一部だったのじゃ」

 

リセラは下の化け物を見てすごい物だと考える。建物を生き物に変えて動かすその力は何とも言えない物だった。

 

「だが、これは好都合じゃ」

 

「何故ですか?こんな化け物が好都合などと」

 

リセラはマカロフが言う好都合が何なのか分からないと言う顔をする。

 

「生き物は大抵は食べられる。だから調理して食うのじゃ!」

 

「えー・・・」

 

マカロフの言葉にルーシィは愕然とする。だが、そこにナツ、グレイ、エルザ、リセラが反応した。リセラは忍耐強い方だがもう空腹に限界を感じていて何でも良いから食べたいと思っているのだ。

 

「成る程。なら・・・善は急げですね!!」

 

「あ!ずりぃぞ!!」

 

リセラは飛び出すとナツ、エルザ、グレイも続く。

 

「換装!!」

 

リセラは魔法を使うと両手に赤い魔銃を装備した。魔銃を化け物に向けると攻撃した。

 

「まずは焼肉かしらね。ファイアーバレット!!」

 

魔銃から炎の弾を発車して化け物を燃やす。リセラは再び換装

すると今度は青い魔銃を取り出す。

 

「焼けたら火を消す。アクアバレット!!」

 

水の弾を飛ばして燃やした化け物を今度は消火する。丁度良い焼け加減で終わりリセラは満足げな表情をしてはいないが心の中では満足そうにしている。

「はい出来上がり」

 

ナツは化け物の蒸し焼きに、グレイは氷漬けにしてデザート風に、エルザは細かく切り刻んだ。リセラは取り合えず出来た化け物の肉を持っていたナイフで切る。

 

「頂きます」

 

肉を口に入れて噛んだ瞬間、かなりの苦味がリセラの口を襲った。

 

「・・・不味い」

 

リセラは何とか飲み込むと溜め息をついた。かなひの空腹だがこんな不味い物は食べたくないとリセラは心の中で叫ぶ。ナツ達も化け物の料理を食べて不味いと言っているのだから絶対に食べられない生き物だとリセラは確信した。

 

「もう帰りたい・・・」

 

リセラは心が折れかけた瞬間、化け物がまた出てきた。

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