FAIRY TAIL 亡霊の銃撃士   作:コッコ

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支部長としての仕事

あの出来事から数十日が経とうとしていた。支部に着いて仕事の量は半端では無かった。書類整理に支部長同士の会合、依頼の受注等と大忙しだった。魔導師としての仕事は少なくなっている。

 

「はぁ、何でこんなに仕事があるのよ」

 

リセラは依頼をこなした魔導師達の記録を書いている。記録を残すのも大事な仕事な為、一文字たりとも間違えないようにしていた。

 

「支部長。お耳に入れておきたい事が」

 

「何?今は忙しいのよ」

 

「最近になって闇ギルドの奴等が俺達を舐めて喧嘩を売ってきている様なんですが?」

 

リセラがこの支部長に任命されたのは単に実力だけが理由ではないと到着して分かった。支部のある街はかなり荒んでおり闇ギルドやギャング等と犯罪組織が蔓延っておりリセラがここで奴等を潰す為にも送られて来たのだ。

 

「・・・はぁ、仕方が無いわね。私も出向いてあげるわ。お遊びが過ぎるとどうなるか教えてあげないといけないからね」

 

夕方、闇ギルドデーモンスピアの拠点。そこは原型が留めてはいない位に崩壊していた。デーモンのメンバーは幽鬼の支配者のメンバーに囲まれながら震え上がっている。

 

「闇ギルドデーモンスピア。お前達は我がギルドを汚そうとした。これは普通なら許されない大罪・・・」

 

リセラの言葉にデーモンスピアのメンバーは怯える。リセラの言葉の一つ一つが処刑宣告に聞こえ殺されると考えているかりだ。

 

「でも、あなた達に罪を償うチャンスをあげるわ。デーモンスピアなんて闇ギルドを辞めて私達、幽鬼の支配者の兵士になりなさい。良いわね・・・」

 

リセラの黒い笑みにデーモンスピアは了承する。リセラは邪魔な者は潰す達だが使える物全て使う人物となっていた。リセラが任せられている支部の弱点は人員不足でありこうして人員を確保しなければやっていけないのだ。

 

「まったく。これで仕事に戻れるわね」

 

リセラはメンバーを率いて支部へと戻る。その行列を見る者達は恐怖しリセラには恐怖の象徴として二つ名がついた。幽鬼の亡霊。意味はそのまま、気配を悟らせず相手を仕留め殲滅する事からついた。

 

「姉御!本部からの手紙ですぜ!!」

 

「本部から?何かしら・・・」

 

リセラは女性のメンバーから手紙を受け取る。珍しい手書きでの手紙でリセラは開いて内容を読むとリセラは目を見開いた。その内容はギルド同士の戦争に参戦する事を通達された内容だった。その相手は妖精の尻尾。

 

「まさか。早まったのですかマスター・・・」

 

この数十日、リセラは兵士を多くかき集めて勢力を拡大していたが精鋭揃いの妖精の尻尾を相手に戦争はやりたくなかった。始まれば泥沼の潰し合いになると分かっていた。

 

「・・・くっ、仕方が無い。本部へ行かないと」

 

リセラは立ち上がって身支度を始めた。

 

「支部長。何処へ行くのですか?」

 

「本部にちょっとね。心配しなくてもすぐに帰ってくるから・・・」

 

リセラは後ろを向きながら手を振って支部を出ていく。これがリセラが最後に支部長として行った事になるとは誰も考えてはいなかった。

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