学校が終わって一人道を歩く
朷香「さぁて今日は確か週刊漫画の発売日だったはず、コンビニで立ち読みしよーっと」
「ちょっと失礼」
朷香「え?」
突然声をかけられ振り返るとそこには20~30代くらいの女性がいた。その人はいきなり朷香の額を触り、こう言う。
「あら、あなた中々いい
朷香の中で何か嫌な感じがした。そう思った時、突如意識が遠のいていった。
真琴「あらゆる異能力を打ち消す...だから魔術師を倒すには俺が適任ってわけかよ」
ステイル「あぁその通りだ、というわけで行くぞ」
真琴「行くって、その魔術師の居場所とか分からないんだろ、まさかこの学園都市全域をくまなく廻るとか言うんじゃないだろうな?」
ステイル「そんな頭の悪いことするわけないだろう、ヤツの居場所はおおよそ絞り込めてる、この学区内にはいるはずだ」
真琴「そうか、ならその魔術師とやら探してみるか。だがこの学区内は結構人が行き来する所だから割りと大変だと思うが」
ステイル「なぁに、言っておくがヤツはローマ聖教の魔術師だ、イタリア人と日本人の区別くらいつくだろう?」
真琴「なるほど、確かに外部との接触をしない学園都市にとっちゃ外国人はかなり目立つな、つーかお前も外国人だろ、どーやって学園都市に入ってきたんだよ...」
ステイル「まぁ、魔術師にとっちゃ人を欺く事なんて朝飯前だよ」
真琴「学園都市のセキュリティはどうなってんだ...」
そんな話をしていると何メートルか先にかなり大規模な人だかりが出来ている、何かあったのかもしれない。
ステイル「ん?あれは...もしかしたら魔術師かもしれない、行くぞ!」
真琴「あぁ!」
その人だかりに近づくと遠目からは野次馬で見えなかったが
真琴とステイルは外側にいる野次馬を掻き分けながら内側の方へと進むんでいく。
ようやく野次馬の先頭へと立つと、その事件の首謀の人物が明らかになった。
そこには
真琴「と、朷香!?」
警備員「あ、ちょっと君!危ないから下がっていなさい!!」
真琴「ど、どいてください、妹なんです!」
近くにいた
横から声をかけられる。
黄泉川「ん、妹?君、もしかしてあの子の兄貴じゃん?」
真琴「そうです!朷香一体何があったんですか!」
黄泉川「あの子はおそらく能力の暴走状態にあるじゃんよ...」
真琴「能力の暴走...?」
黄泉川「能力の暴走は精神が不安定になった時に起こるものじゃん、いきなり暴走したってことは過去のトラウマとか何かの拍子に思い出したとか、何か心当たりとかあるじゃん?」
(トラウマ...)
そう聞くと真琴はうつむき黙ってしまった。
黄泉川「とにかく
真琴「
黄泉川「そうじゃんよ、まさか兄貴なのにしらなかった?あの子は学園都市第4位上条朷香じゃん」
真琴(朷香が...
真琴「でも、
黄泉川「確かに
子はそのとき誰かに話しかけられていたそうじゃん」
ステイル「それはおそらく魔術師だろうな、ヤツはここで騒動を起こすことで外部の警備を減らし学園都市から逃げやすくしたんだろうね」
真琴「ステイル、くそ!その魔術師が逃げるために朷香が犠牲になったっていうのかよ!」
そう言うと真琴は
黄泉川「ちょっと、危ないじゃんよ!いくら兄貴だからって...」
そう言いかけるとステイルは黄泉川の前へ手を出し彼女の言葉を遮った。
ステイル「これで魔術師に一矢報いる理由ができたんじゃないのか?」
真琴「あぁ、朷香を傷つけたことは許さない」
自分が逃げるためだけに他人を犠牲にして、人の妹を勝手に利用しやがって...
待ってろ朷香
今から兄ちゃんが助けてやるからな