憑依してしまった以上、救いたいと思った   作:まどろみ

52 / 80
紅鮭やる前から、ずっとコソコソ・ノンビリと書いてたやつなので紅鮭関係ないです。
本編前後の話しみたいなものだと思って、温かーい目で見てください。


番外編:名も無きAIの記録

--,--,--

 

さよなら今までのアタシ。

そしておはよう、新しいアタシ。

……うん、なんか文面だけみれば頭の可笑しい人みたいになっているけれど、そこはスルーだ。 

えーっと……こういう時って、まず自己紹介から始めるんだっけ?

いや、別に誰かにこのログを見せるわけではないけれど、メモリーとして残しておくのって大事だと思うし。

それでは…コホン、アタシは人造エネミーである。名前はまだない。

こことは異なる世界の記憶を持ったある人物を元にしたというか……あっ、待ってやっぱり今のなし。

アタシもよく分かっていないし。

その辺の説明はアタシの生みの親とも呼ぶべき彼女に任せよう。

………他力本願ではありませんので、あしからず。

 

 

--,--,--

 

ダンガンロンパ。それがこの世界の作品名だ。

希望と絶望による世界を巻き込んだ大バトルとも言うべき作品で……えっ?大バトルなんてしてない??

何を言ってるんだ。絶女とかシューティングゲームだったじゃん。

……まぁ、あれは番外編という形だったけれど。

 

それはそうと聞いてほしい。

なんとアタシ、マスター(生みの親)にアタシの知るこの世界の事をゲロりました。

希望ヶ峰学園から始まった過去の絶望的な事件の数々とか、あとその他。

マスターのクラスメイトも聞いているし、調子に乗っていらない事を話したことを今は一応反省してる。

 

 

ーー,ーー,ーー

 

どうやら、マスター達はアタシが話したゲームのアレコレを体験できる発明品を作成したらしい。

さすがマスター、天才ー。

でもキミにペコペコする素振りを見せる気はないから。

性格がアレなので。

アレって何かって?

聞くな、察してくれ。

 

そういえば、アタシAIの友達ができた。

勝手に『ちーたん』と『ナナミン』って呼んでるけど、めっちゃ可愛い。

ちーたんは、学園のリンクをウロウロしてたら最初はウイルスと間違えられて焦ったし、ナナミンはたまにしか会わないけど、よくゲームして一緒に遊ぶよ。

 

 

ーー,ーー,ーー

 

マスター達がゲームを体験する日を決めたらしい。

プログラム内でバグが起こってもすぐに対応できるように、アタシは眺めるだけの監視者に任命された。

ゲームのストーリーは、最初から辛い・しんどい・まさかのトリックただけれど、脱落した人からゲームから目覚めてその後を見守るというやつだし、最初から最後までアタシが1人だけ置いてけぼりとかにならない。

脱落者にはアタシと同じ見ることしかできない、でも助けてあげたいというジレンマを盛大に味わってもらう予定。

 

 

ーー,ーー,ーー,

 

V3結果報告。

 

なんかよく分からないけど、いろいろあった。

脱落者なんて1人も出なかったし、アタシが勝手に盛り上がってた結果で元凶はアタシでしたという現実。

なぁにコレェ。

マスター達は学園長を中心とした大人にお叱りを受けるし、アタシはちーたんに怒られるという……うん、なんかいい感じに終わりそうだったのにそうならなかった。

怒っているちーたんも可愛かったとだけ記しておく。

可愛いっていいよね。

 

 

ーー,ーー,ーー

 

学園長と初めて会話した。

 

今までは、アタシが一方的に知っていただけ&遠く離れた所からあなたをコッソリ見ていますの軽いストーキングみたいな感じだったけれど、この度ついに目と目を合わせて向かい合う形でお話しした。

終始ずっと正座だったからか、少し足が痺れたけれど。

おかしいな、今のアタシ電脳体だからそんなの感じないはずなのになー。

 

ところで学園長。

あったかもしれないコロシアイがちょっとしたハプニングの結果起こらなかったIFの話しでも聞く??

 

 

ーー,ーー,ーー

 

1人1人のルートの結末を話していたら、ふと気づいた事がある。

学園長の左手にキラリと光りながら、実はずっといましたと存在を主張するものの存在を…。

あっ、おい、隠すな。

バッチリ見たぞ。

……………。

…………………。

……苦笑いした所で、この電脳プリティガールの尋問からは逃れられませんからねー。

それあれだよね、指輪でしょ?

相手は……知ってますよ。だってエスパーですかrーーーあぁぁぁ!

ちょっと、待って!?

パソコン閉じないで!何も見ーえーなーいー!!!

ファンとしては、どれだけ仲が進展したのか気になって仕方ないんだってば!

一言!一言でいいのでお願いしま……ちーたん、邪魔しないで!

面会時間終了とかそんなの初めて聞いたから!

 

 

 

ーー,ーー,ーー

 

 

おはこんにちばんわ、学園長!

昨日に引き続きまた来たよー。

えっ?何度聞かれても教えないよって?

あぁ…うん、もういっそのことタイミングを見てお相手に「告白またはプロポーズは何て言われたのか教えてくれ」って頼むから。

………それだけは絶対に止めてって必死すぎない?

うーん…まぁ、困らせたいわけじゃないし別にいいけどさー……その方がいろいろ考えられて面白そうだし。

 

そういえば、もうすぐ文化祭だよね!

アタシね、マスター達には是非とも演劇をしてほしいと思ってるんだ。

ちょうど良いネタもあってさー……ほら、過去に絶望の残党による未来機関コロシアイ事件ってあったじゃん。

ニュースとかで取り上げられてたやつ。

あれを『本当は未来機関のお偉いさんが絶望を世界に広げた応用として、希望を世界に広げようとして起きた事件だった!』という感じで台本とかを考えているんだけど…………絶対にダメ??

そっかー…なら、別のやつで考えるしかないか。

諦めが早いねって?

だって、なんとなく反対しそうな気がしてたし。

よぉし!それなら、物忘れが多い女の子が主役のハートフルラブストーリーでも……………嫌な予感がするから、できればそれも止めてほしい?

 

 

 

ーー,ーー,ーー

 

 

模擬刀の先制攻撃だべ!って言いながら御曹司の人に話しかけたら、鼻で笑われた。

咬ませ眼鏡め……余裕ぶっていられるのも今の内だ。

 

 

 

…ジェノサイダー呼ぶぞ?

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。