憑依してしまった以上、救いたいと思った   作:まどろみ

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今日は最原君の誕生日という事で朝からTwitterに流れるお祝い絵とかを見て、ニヤニヤしていました。
さすが主人公…愛されてるね。
親友が最原君推しなので、一緒にお祝いしてました。

…今から、入間ちゃんの誕生日が待ちどおしいなぁ。
みんな、入間ちゃんの誕生日はちゃんと祝ってね。
忘れてたなんて言わないで、ちゃんと祝ってよ!?

まぁ、その前に天海君の誕生日が来るんだけどね。



3日目③

いつもなら、この時間帯に疲れきって部屋に引きこもってのんびり過ごす事が多いけれど…今日はまだ動ける余裕がありそうだ。

朝に飲んだモノナミンの効力?

 

…あれって、朝に飲む事で効力出るやつだったか?

 

「どーすっかなぁ…」

 

ベッドの上でゴロゴロしながら、ポケットに手を入れる。

デートチケットはまだ何枚かあるから、誰かを誘う事はできる。

だけど、何か発明品を作りたいという気持ちもある。

うーん……悩む。

そうやって、アタシが考えていると珍しく『ピンポーン』と部屋にインターホンの音が鳴った。

 

「あん?誰か来たのか??」

 

一体誰が、何の用事で?と首を傾げながらも扉を開けて来訪者の姿を確認してみる。

 

 

なぜか、土下座している茶柱の姿があったから思わず扉をすぐに閉めたけど。

 

 

「いやいや…今のは見間違いだろ。うん、見間違いに決まってる」

 

ドンドンと扉を叩く音がするけれど、「開けてくださーい!」って声がするけれど、あれは茶柱じゃない。

別人だ。

茶柱が土下座するとか、想像できない。

うん、アタシってば疲れてるのかな。

 

扉が壊れたら困るので、ゆっくり扉を開けて部屋の前にいる人か扉と衝突しないようにする。

 

「どうして部屋に戻ってしまうんですか!転子は入間さんをお守りする為に来たんですよ!」

 

目の前にいた茶柱に両肩を掴まれたと思ったら、揺さぶられた。

ちょ、止め……ガクガクして気分悪くなるから。

 

「えっ…その、だな。誰かが土下座してる幻覚を見てだなぁ…」

 

「幻覚じゃありません!転子は入間さんに土下座をして謝っていました!」

 

「なんでぇ!?」

 

思わず後ずさろうとしたけど、両肩を捕まれていた為できなかった。

なんでアタシに土下座したの?

謝るって何!?

 

「転子は、女子の皆さんを男死から守る為に動いていたんですけれど……入間さんが、男死から絡まれてばかりなのを知ってしまい、守れなかった事に対して謝っていたんです」

 

……凄い悔しそうに拳を握りしめる茶柱を見ていたら、今このタイミングで男子が寄宿舎にいたら投げ飛ばしそうと思ったのは、アタシだけか?

 

「オレ様、そんなに絡まれてたっけ…?」

 

「気づいていないんですか!?ですが、安心してください!今から少しの間ですが、転子がお守りします!」

 

茶柱のリアクションは少しオーバーな気がするけれど、アタシは今までチケットを使ったり誘われたりしたメンバーを思い出す。

えーっと…1日目は最原と東条。

2日目は、ゴン太と王馬。

今日が…百田と星だったな。

 

あれ……確かに男子といる事多くね?

デートチケットで過ごした女子って、ママである東条だけ?

てか、アタシ女子からデートに誘われた事ない!?

えっ…もしかして、嫌われてる???

 

「茶柱…オレ様と一緒に過ごしてくれる?」

 

「勿論ですよ!転子はそのために来たんですから!」

 

お任せくださいと笑う茶柱が、一瞬だけ犬に見えた。

 

 

 

×××××

 

 

どこで過ごそうかと話しあった結果、体育館になった。

うーん……せっかくだし、ボール遊びでもするか?

でも、体育会系の茶柱を相手にするとなると…アタシの身体がもつか不安だ。

 

「入間さん、せっかくなので転子と運動しませんか?男死相手は本気でやりますけれど、女子にはちゃんと手加減をしますよ!」

 

…なんでアタシの考えを読んだかのようなタイミングで、そう言うのかなぁ。

いや、まぁ…ありがたいんだけどさ。

 

「運動って、何するんだよ?バスケか?ドッヂボールか?」

 

アタシとしては、バスケのシュート練習(?)とかの方がビクビクしないで済みそうなんだけどな。

 

「そうですね!でしたら…」

 

茶柱がそう言ってる途中で、体育館の扉が開いた。

誰が来たんだろうと思ってたら、夢野とアンジーだったから「夢野さあぁぁぁん!!」って叫びながら茶柱は夢野に抱きついていた。

 

「およよー?転子達も来てたのー?だったら、みんなで遊ぼー。神様もそうしろって言ってるよー」

 

「そうですね!ぜひ、転子達と遊びましょう!!」

 

「んあー!少し離れんか!!」

 

……アタシ抜きで話しが進んでいく。

お前ら本当に仲良しだな。

見ていて微笑ましいわ。

 

「夢野さん、転子とペアを組んでドッヂボールしましょう!」

 

「じゃあ、アンジーは美兎と組むねー!」

 

しかもドッヂボールやるのかよ。

夢野が凄い『めんどいのじゃ』って顔してるぞ?

ねぇ、このメンツでちゃんとドッヂボールできるかアタシ不安なんだけど。

 

「マジでやんのかよ…」

 

「んあー…めんどいが、やるしかなさそうじゃのぅ」

 

思わず夢野と顔を見合わせる。

茶柱とアンジーはやる気満々だけど、こっち(主に夢野)はやる気0だぞ?

ちゃんとドッヂボールできるの?

 

「夢野さんならば、魔法できっと格好良く転子を勝利に導いてくれるはずです!」

 

「美兎だって、きっと凄い技を隠し持ってるって神様が言ってるから、勝のはアンジー達だよー?」

 

……アタシと夢野のプレッシャーやばくない?

ドッヂボールやるの止めよう?

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