学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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時は遡って1月、年初めの六花園会議です。
では、どぞ。


原作前のちょい話
年始の六花園会議


 

 

ーーーーーー

 

 

アーネスト「本当に驚いたよ。まさか君が来てくれるなんてね。僕は君と話がしたかったんだよ。」

 

クローディア「私も同じです。」

 

ディルク「オメェなんぞには興味ねぇが、俺もお前には話がある。」

 

シルヴィア「ねぇ左近君、席替わってくれないかな?」

 

州馬「え?構いませんが……」

 

八幡「…………はぁ。」

 

 

何故こんな事になったのかというと、事の発端は2時間前に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星露「ふぅ〜、もう食えんのじゃ〜。」

 

セシリー「あたしもー。」

 

沈雲「やはり君の作る料理は逸品だね。」

 

沈華「どうやったらあんなに美味しく作れるのかしら?」

 

陽乃「八幡君、ご馳走様〜。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「………お前等なぁ、食うのは結構だが、片付けくらいはしてくれ。少しはこの3人を見習ったらどうだ?」

 

虎峰「そ、そんな八幡!僕を見習えだなんて………」

 

冬香「これくらい当然の事ですよ。」

 

暁彗「……………気にするな。私がしたいだけだ。」

 

 

そこの3人はよく椅子に座ってられるね?君達の師兄がお皿洗ってるよ?そして丁寧に並べてくれてるよ?

 

 

セシリー「だって八幡の料理食べたら、すぐにこうなっちゃうんだもーん。師父だってもう寝ちゃってるしー。」

 

星露「ZzZz………」

 

八幡「はぁ……何でこの学院の【冒頭の十二人】はこんなに自由な奴等が多いんだ?」

 

虎峰「あれ?そういえば師父はこの後、六花園会議があった筈………」

 

 

え、何それ?寝てる場合じゃねぇじゃん。

 

 

セシリー「でもさー、こうなった師父って3時間は起きないよー。」

 

沈華「代わりに誰かが行くしかないと思いますけど……」

 

 

すると、全員が八幡の方を向いた。

 

 

八幡「………おい、何で俺を見る?」

 

虎峰「いえ、この場合普通は誰かが行くのですが、師父はそういうのを欠席した事が無いので、そこで次に強い序列2位の八幡が1番適任だと思うのですが……」

 

陽乃「まぁそうだね。此処は生徒会長は居ても、生徒会は殆ど機能してないし。」

 

八幡「それで俺に行けと?」

 

沈雲「他学園の生徒会長を知っておくくらいには、丁度いい機会だと思うよ?」

 

沈華「そうね、貴方は今とても注目されてるのよ?」

 

冬香「本人を目の前にして言う事ではありませんが、師父の1番弟子である暁彗を倒したのですから。」

 

八幡「はぁ……分かったよ。行けばいいんだろ?行けば。ただし、俺が帰ってきた時に作る晩飯は虎峰と冬香さんと暁彗にしか食わせないからそこんとこよろしくな。」

 

セシリー「えっ!?待ってはちま」

 

 

界龍でこのような事があり、八幡が会議場に着いた時にも少しだけ騒ぎがあった。

 

 

アーネスト「……少し遅いね。」

 

シルヴィア「ん~、星露なら来ててもおかしくないのにね。」

 

クローディア「何かあったのでしょうか?心配ですね。」

 

ディルク「………」

 

州馬「………」

 

 

既に五学園の長は到着しており、残るは界龍のチビっ子万有天羅が来るのを待つだけなのだが、そこには意外な人物が来た。

 

 

八幡「すみません。ウチのバカ会長は昼寝で忙しいので、代理で俺が来ました。」

 

 

全員呆けた顔をしていた。

 

そして………

 

 

アーネスト「……まさか、今話題の【夢幻月影】が来てくれるなんて驚きだよ。」

 

ディルク「テメェは……」

 

クローディア「あらあら、噂の御本人が此処に来てくださるなんて。」

 

州馬「珍しい事もあるものですね。」

 

シルヴィア「八幡君っ!!」

 

 

そして八幡は席について、冒頭に戻る。

 

 

ーーーーーー

 

八幡side

 

 

八幡「……おいシルヴィ。」

 

シルヴィア「んふふ〜♪」

 

アーネスト「君達は随分と仲が良いんだね?」

 

クローディア「あらあら、仲睦まじいですね。いつから交友を?」

 

 

交友じゃなくて交際なんだけどな。まぁ言わねぇけど。

 

 

シルヴィア「実は4ヶ月前からなんだ!」

 

八幡「俺が転校してきたのは、去年の10月だからな。」

 

クローディア「……お聞きしたいのですが、そちらの【覇軍星君】を倒したのが11月だとするなら、貴方はたった一月(ひとつき)……いえ、もっと短い期間で倒したというのですか?」

 

八幡「師匠の教えが良かっただけだ。」

 

アーネスト「………これは驚いた。まさかそれだけの期間で彼を倒してしまうなんてね。君は未恐ろしいよ。ミスリューネハイムも君にご執心のようだしね。」

 

八幡「こればっかりは俺も予想外です。」

 

シルヴィア「えへへ〜♪」

 

ディルク「さっさと終わらせようぜ。俺はコイツに聞きてぇ事があんだよ。」

 

アーネスト「ふむ、それもそうだね。なら手短に終わらせるとしようか。話があるのは僕も同じだしね。」

 

 

会議自体の内容はそんなに多くは無かったので、10分程度で終わってしまった。

 

 

アーネスト「会議はこれで終了だよ。」

 

八幡「はぁ………」

 

ディルク「おい、【夢幻月影】。」

 

八幡「ん?」

 

 

そこにはオーフェリアと同じ色の制服を着ていて、非星脈世代でありながら【悪辣の王(タイラント)】の2つ名(異名?)を持つレヴォルフ黒学院の生徒会長、ディルク・エーベルヴァインが居た。

 

 

ディルク「テメェに1つ聞くぞ。オーフェリアに何を吹き込みやがった?」

 

八幡「オーフェリアに?何だ、アイツがどうかしたのか?」

 

 

なんかあったのか?だとしたら少し心配だな。後でメールでもするか。

 

 

ディルク「惚けてんじゃねぇよ。テメェがオーフェリアに何か言ったせいでアイツの行動がおかしくなってんだよ。」

 

八幡「………お前こそ、惚けずに正直に言ったらどうだ?俺のせいでまともに言う事も聞いてくれないってよ。」

 

ディルク「………テメェ、何処まで知ってやがる。」

 

八幡「さぁな?オーフェリアにでも聞いたらどうだ?まぁ、聞けるならな。」

 

ディルク「……チッ、気にくわねぇ野郎だ。」

 

 

悪辣の王はそう言うと、不機嫌な顔をさらに不機嫌そうにして出て行った。

 

 

アーネスト「終わったみたいだから、今度は此方からいいかな?」

 

クローディア「突然申し訳ありません。」

 

 

今度はガラードワースと星導館か。

それとシルヴィ、もうそろそろ離れてくれ。これでも結構恥ずかしいんだ。

 

 

アーネスト「それとこれは、僕と比企谷君、そしてミスエンフィールドの3人で話したい事だから、ミスリューネハイムは席を外してくれないかな?」

 

シルヴィア「えぇ〜!?」

 

 

シルヴィの奴、本気で嫌そうだな。

 

………ん?待てよ?ガラードワースと星導館が俺に話があるなんて普通は無いだろう。となると残りの可能性は………

 

 

八幡「もしかして、その話っていうのは俺の居た高校の奴等についてですか?」

 

 

2人は驚いたようにこっちを見ていた。どうやら正解のようだな。

 

 

アーネスト「どうして分かったんだい?」

 

八幡「やっぱりそうなんですね。予想はついてましたけど。大方、ソイツ等が俺の名前を出してきたから気になった………てとこですか?」

 

クローディア「お見事な推理です。」

 

八幡「それならシルヴィも大丈夫です。コイツも協力者ですから。ついでに言うなら、界龍の星露と雪ノ下陽乃、レヴォルフのオーフェリアとウルサイス姉妹が協力関係にあります。」

 

アーネスト「ほう、既に2校の序列1位を掌握しているとはね、1人は見ていれば分かるけど、もう1人はあの【孤毒の魔女】という事実に驚いているよ。」

 

八幡「まぁ、色々あったんで。」

 

 

最初会った時は引っ叩いたなんて言えねぇよな。大抵の奴は顔色を茄子みたいな色にするだろうな。

 

 

シルヴィア「だとしたら、此処で話すのは少し落ち着かないね。何処がいいかな?」

 

アーネスト「だったら僕達ガラードワースの生徒会室はどうだろう?安全や警備は勿論保証しよう。」

 

クローディア「確かにそこなら誰かに聞かれる可能性は少ないですね。」

 

八幡「………分かりました。ならそこにしましょう。そのお礼といってはなんですが、紅茶くらいは出しますよ。少しかじった程度ですけど、自信はあるので。」

 

シルヴィア「味は私が保証するよ!」

 

クローディア「あら、それは楽しみですね。では早速参りましょうか。」

 

シルヴィア「ねねっ!此処に居る皆って、アーネスト以外はガラードワース初めてじゃないかな?」

 

八幡「俺は行った事ねぇぞ。まず俺が行けるような所じゃないしな。」

 

 

まず俺がガラードワースっていう感じじゃないしな。スゲーお堅そう。

 

 

シルヴィア「そうかな?」

 

八幡「そうだ。それよりもそろそろ離れてくれ。」

 

シルヴィア「や~だっ♪」

 

クローディア「本当に仲がよろしいのですね。交際しているのですか?」

 

シルヴィア「……だったら?」

 

アーネスト「特に何もしないよ。僕達だけの秘密にするさ。」

 

シルヴィア「……まぁ普通にノーコメントだけどね。」

 

八幡「六学園の生徒会長って、なんか親しみやすいのか?」

 

 

こうして八幡と生徒会長一行は、聖ガラードワース学園の生徒会室を目指して北東へと向かった。

 

 

 




なんかすみません。
それだけ言っておきます。
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