学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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タイトル完璧に原作のパクリです。
他に思いつかなかったもので。


2人の休日 その①

 

シルヴィアside

 

 

まだ時差ボケが残っているのか、早く起きちゃった。早く起きたといっても、まだ朝の6時でちょうどいい時間でもある。

 

そして目の前に私の彼氏、八幡くんが寝ていた。

 

 

シルヴィア「ふふふっ♪昨日もそうだったけど、目の前に八幡くんがいるだけでこんなにも幸せになれるんだなぁ〜。」

 

 

やっぱり3ヶ月会えなかった影響かな?

 

 

八幡「……ん?んん〜……」

 

 

あらら、もしかして起きちゃったかな?

 

 

八幡「……んぁ?おぉ、早いなシルヴィ。おはよう。」

 

シルヴィア「うん、おはよう。いつもなら起きてるけど、今日はもうちょっとこのままでいようよ、ね?」

 

八幡「同感だ、俺も今は動きたくない。というより、お前から離れたくない。」

 

シルヴィア「っ///……も、もう!そんな事を面と向かって言わないでよ……///」

 

八幡「……悪かったよ、まだ寝ぼけてんのかもな。でも今言った事は嘘じゃないからな?」

 

シルヴィア「ふふっ♪分かってるよ。私も八幡くんから離れたくないもん♪」

 

 

私は無意識に八幡くんの方に近寄り、胸に顔をうずめた。あぁ、コレ麻薬の一種かも。

 

 

ーーー30分後ーーー

 

 

私たちは一気に目が覚めてこの30分間の事を思い出していたけど、別に騒ぐことはなかった。これが半年前だったら、私きっと発狂してるかもね。

 

 

八幡くんは今朝食を作ってくれている。私?私は今………

 

 

シルヴィア「んん〜〜♪」ギュー!

 

八幡「…………」

 

 

八幡くんの背中に抱きついている。だって八幡くんから離れたくないんだもん!

 

 

八幡「……そろそろ出来るが、席はどうする?向かい合わせか?それとも隣か?」

 

シルヴィア「もちろん八幡くんの隣でっ!」

 

八幡「分かってたよ。食べさせるのは結構だが、スープ類は勘弁だぞ?」

 

シルヴィア「だ、大丈夫だよ……く、口移しすればなんとかなるから/////」

 

八幡「………いや、本当にやめような?朝からそれはキツイって。」

 

 

………そうだよね、私も思ったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルヴィア「はい、あ〜ん♪」

 

八幡「あむっ………うん、美味いな。」

 

シルヴィア「八幡くんの料理、本当に美味しいから自信なくしちゃうんだよ?」

 

八幡「俺からしてみれば、シルヴィの料理の方が美味いと思うんだがな。」

 

シルヴィア「私はオリジナルのスパイスを使ってるからね〜。」

 

八幡「ほう?差し支え無ければ教えてくれないか?そのスパイス。」

 

シルヴィア「勿論、愛に決まってるよ!」

 

 

むしろそれ以外に何があるのかって聞きたいくらいだよ。あったら教えてね?

 

 

八幡「なるほど……んじゃ聞きたいんだが、俺の料理に愛はこもってるか?」

 

シルヴィア「うん、凄く伝わってくるよ!今こうしてる時だって伝わってるよ。」

 

八幡「……なら良かった。」

 

シルヴィア「うん♪」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

シルヴィア「食べ終わったのはいいけど、まだ出歩くには早すぎる時間だよね。観光客なら歩いて回ってそうだけど。」

 

八幡「そうだな……シルヴィ、俺に何かして欲しい事はないのか?」

 

シルヴィア「それはもういっぱいあるよ?でも、八幡くんが今してくれるかどうか……」

 

八幡「余程の事でなければいいぞ?」

 

シルヴィア「……じゃあ言うよ?昨日みたいに抱き締めながら撫でて欲しいんだけど……ダメかな?///」

 

八幡「なんだそんな事か、今のこれじゃ物足りないのか?」

 

 

八幡くんは繋いである自身の左手と、私の右腕を確認するように尋ねた。

 

 

シルヴィア「これも良いんだけど、あれが気に入っちゃってさ///」

 

八幡「そうか……じゃあ来いよ。」グイッ

 

シルヴィア「わぁっ!?」

 

 

八幡くんは私の手を離してからそう言うと、私を持ち上げて自身の膝に乗せた。

 

 

シルヴィア「お、お邪魔します/////」

 

八幡「おう、ゆっくりしてけ。」

 

 

そう言い終えると、片方の手を私の腰に、もう片方の手で私の頭を撫で始めた。

 

 

シルヴィア「なんか……また寝ちゃいそうになるよ。それくらい安心する。」

 

八幡「寝てもいいぞ。ずっとやっててやるからよ。」

 

シルヴィア「えへへ♪」

 

 

他愛ない話だけど、それすらも幸せに感じる。もしかしたら私、八幡くんと何をしてても幸せに感じるんじゃないかな?

 

 

シルヴィア「寝るのは勿体無いから、横になる程度にしておくよ。八幡くんも横になっちゃうけど、それでもいいかな?」

 

八幡「あぁ、いいぞ。」

 

 

そして私たちは、1時間半前と同じ体勢になっていた。今度は八幡くんが私を抱き締める形になってる。

 

 

シルヴィア「やっぱり良いよこれ、八幡くんを全身で感じられる。」

 

八幡「それは俺も同じだ、きっとこれはこの先何度やっても飽きないだろうな。」

 

シルヴィア「……本当に眠くなってきちゃった。八幡くん、寝ていいかな?」

 

八幡「そうか、なら好きなだけ寝ればいい。まだツアーの疲れが取れてないんだろう。」

 

シルヴィア「うん……10時になったら起こしてね?八幡くんとデートしたいから……」ウトウト

 

八幡「あぁ。」

 

 

 

 

八幡くんにそう言い残してから、私は心地いい感触を楽しみながら眠りについた。

 

 

 

 




甘いですねぇ。

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