でも少しは良い出来だと思います。
八幡side
八幡「そういう訳ですので、今日は個人の技術見直し兼お休みにしようと思ってるんですが、どうでしょう?」
陽乃『いいよ〜、次は
八幡「そんな事分かってますよ。まぁ忠告として受け取っておきます。ありがとうございました。ではまた2日後に。」
陽乃『うん!事前練習頑張ろうね!』
そして通信が切れて、静寂が訪れる。
にしても、すげぇ気持ち良さそうに寝てるな。流石に抱きつかれたまま通信なんて出来ねぇから解いたが、それでも片方の手は繋いだままだ。
このままこうしてても良いんだが、そろそろ時間だしな。仕方ない。
八幡「おーい、シルヴィ。そろそろ時間だぞ。起きてくれ〜。」
シルヴィア「……すぅ……すぅ……」
八幡「……グッスリだな。さて、どうやって起こしてやろうか。」
別の女が出来たとかは絶対に駄目だ。俺はシルヴィを裏切らない。頬を叩くもなんかインパクトに欠ける。ん〜〜……
あっ!そうだっ!
ホワイトデーの時に飴の舐め合いをしてたな……試しにそれを振ってみるか。
八幡「シルヴィ、今起きてくれたらホワイトデーにやった飴の舐め合いをしてやろうと思ってるんだが……」
シルヴィア「……………」
まぁ、反応するわけねぇか。
シルヴィア「………本当?」
八幡「………え?」
シルヴィア「うん、起きたよ?またやってくれるんだよね?」ムクリ
八幡「あ、あれ?寝てたんじゃ?」
シルヴィア「うん、寝てたよ。でも八幡くんが私に話しかけたような気がしたからすぐに起きたよ?それで、してくれるんでしょ?私起きたよ?」
こいつ……絶対寝ぼけてんだろ。あまりにも大胆になり過ぎだろ。
シルヴィア「やってくれないとやだよ?私凄くしたいよ/////」ダキッ
八幡「お、おい///」
シルヴィは俺に抱きついてきた。くそ、こんな事迂闊に言うんじゃなかった。
シルヴィア「……八幡、男に二言はない………だよね?」
八幡「うっ…………わ、分かったよ。だけど、1回だけだぞ?」
シルヴィア「じゃあ早速………ね?」
俺はこの時思った。軽はずみな言動は慎むべきだと。最愛の恋人の前でも。
ーーー商業エリアーーー
八幡「やっぱり歩きで来ると、結構あるんだな。家から商業エリアって………なぁ、もういいだろ?あの時はしょうがないだろ?寝ぼけてたんだからよ。」
シルヴィア「うぅ〜〜/////」
シルヴィアさんは現実に戻って絶賛羞恥中だった。あれだけ濃いのをやればな。
八幡「もう考えるのはやめろって。どうしようもないんだから。」
シルヴィア「だって、寝ぼけていたとはいえ、あんな……あんな……うぅ/////」
こりゃダメだ、全く立ち直れてない。しかもタチの悪いことに此処は商業エリア、人の目もある事だ。
八幡「……あー、分かった。じゃあこうしよう。将来のための予行練習だと思えばいい。それならまだいいんじゃないか?」
シルヴィア「………将来の?」
八幡「お、おう。」
シルヴィア「………」
どうだ?これで無理なら俺もう手の打ちようがないんだけど?このまま歩くしかなくなっちゃうんだけど?俺やだからね?
シルヴィア「……う、うん///それならまだ恥ずかしくないかも……むしろ嬉しい///」
あの……聞こえてるんですけど?
八幡「どうだ?落ち着いたか?」
シルヴィア「うん、もう大丈夫。」
八幡「なら良かった。それでどうする?俺は何も考えてなかったんだが、前行った時に出来なかった事をするとかか?」
シルヴィア「プリクラとカラオケかな?まずはその2つにしてみようか!」
八幡「決まったな、じゃあ行くか。」
ーーーamusement arcadeーーー
シルヴィア「此処に来るのも半年振りだね。懐かしいなぁ。」
八幡「この時の俺たちって、ぎこちなかったよな。ウブ過ぎたっていうか敏感だったっていうか……」
シルヴィア「ふふふっ♪そうだったね。手を繋ぐ時もドキドキしてたなぁ。」
今となっては良い思い出だな。
八幡「今度は真っ直ぐプリクラに行くのか?それともまた回ってくのか?」
シルヴィア「折角だし回っていこうよ。何かあるかもしれないしね。」
ーーー数分後ーーー
シルヴィア「八幡くんがこんなのに興味あるなんて知らなかったよ。」
八幡「俺も触るまでは興味なかったからな、結構良いもんだぜ?ス○イーズ。」
シルヴィア「あはは、変な感触っ!」
低反発と高反発があるからな、俺は高反発の方が好きだな。
シルヴィア「さて、じゃあ本命のプリクラだね!行ってみよ〜うっ!」
八幡「おぉ〜。」
ーーープリクラ前ーーー
シルヴィア「前は此処で変な雰囲気になってやめたんだっけ?」
八幡「あぁ、確か俺がシルヴィに可愛いって言ったんだっけな。」
シルヴィア「それで私たち顔赤くしながら此処出たんだよね。今考えたら本当に面白いなぁ、あの時の私たちって。」
面白いどころじゃないぞ?俺なら普通に腹抱えてるけどな。
シルヴィア「でも、こうやって写真撮るのって初めてじゃないかな?」
八幡「……そうだな、確かに2人で写真を撮った事なんて今まで無かったな。」
シルヴィア「八幡くんは写真あまり好きじゃないから仕方ないよ。でも今日は撮ってもいいよね?」
八幡「ん?勿論だ、シルヴィと一緒にだからな。」
シルヴィア「えへへ///じゃあ中に入って早速撮ろっかっ!」
ーーー10分後ーーー
八幡「目すげぇデカイな。」
シルヴィア「それがプリクラの特徴でもあるからね。」
八幡「俺がこんな事書くなんてシルヴィは予想してたか?」
シルヴィア「誰も予想出来ないよ!八幡くんが『相思相愛』なんて書くのなんて!」
そんなに意外か?まぁ元々の性格やこの顔もあるからな。
シルヴィア「でも嬉しいよ。こんな風に書いてくれるなんて。」
八幡「そんな表現しか出来ないけどな。『大好き』とかは、正直いって無理だ。」
シルヴィア「八幡くんはこういうのが似合ってるよ。それにこっちの方が本気っていうのが伝わってくるしね。」
八幡「……写真は嫌いだが、これなら持っていられそうだ。」
シルヴィア「私も常に持ってることにするよ、記念品だからね。じゃあそろそろカラオケに行こうか!」
八幡「あぁ、歌うのも半年振りだな。」
シルヴィア「また聴かせてね?八幡くんの歌声!」
※プリクラに写っているシルヴィアは変装してない方のシルヴィアです。
ーーーカラオケーーー
八幡「♪〜♪〜」
シルヴィア「♪〜♪〜」
………………
八幡「はぁ〜、まぁこんなもんか。」
エイトさん『Wishing』
得点 96点
シルヴィア「流石だね〜。私も負けていられないな〜。」
………………
H.Sさん『私のクリスタル』
得点 94点
シルヴィア「むぅ〜、あとちょっとだったのにぃ〜。」
八幡「だが、やっぱりお前の歌は良いな。聴いていて気持ちが良い。」
シルヴィア「ありがとう!八幡くんさ、私の聴いた事なさそうな曲歌ってみてよ!」
八幡「ん〜そうだな……これか?」
『Outgrow』
シルヴィア「へぇ〜聴いた事ないなぁ!なんか楽しみ!」
八幡「ヒカリ♪〜♪〜」
………………
エイトさん『Outgrow』
得点 92点
シルヴィア「なんか鳥肌が立ったよ。八幡くんってこういうのも歌えるんだね。」
八幡「少しだけだけどな、嫌いではないな。」
シルヴィア「よぉ〜し!次は八幡くんの記録抜いてやるぞ〜!」
………………
H.Sさん『Authentic symphony』
得点 94点
シルヴィア「あぁ〜!いけたと思ったのにぃ〜!悔し〜い〜!」
八幡「ははは……後もうちょいだったな。次頑張れ。」
シルヴィア「でも残り時間もそんなにないから、最後はデュエットで締めない?」
八幡「曲はやっぱ『azurite』か?」
シルヴィア「うん!じゃあいってみよ〜!ミュージック〜、スタート!!」
………ノリがすげぇ良くなったな。
………………
エイトさん&H.Sさん『azurite』
得点 98点
八幡「凄えな………こんな取れるもんか?」
シルヴィア「私たちの相性が抜群な証拠だね!うん!やっぱり良いよ!」
まぁ確かに抜群ではあるよな。
シルヴィア「此処出たらどうしよっか?私のオススメのお店があるんだけど、そこでランチにする?」
八幡「あぁ、いいぞ。シルヴィと外食も半年ぶりだよな。」
シルヴィア「今日は半年前にやった事が多いね!偶然にしては出来すぎてるって思えるくらいだよ!」
確かにな。けど、そうだったとしても楽しむだけだよな。
前半甘過ぎますねぇ!
後半は微笑ましい?ですねぇ。
私のクリスタル…インフィニット・ストラトス2の更識簪のキャラソン。
Outgrow…東京レイヴンズのOP2
Authentic symphony…ましろ色シンフォニーのOP
よろしければ聴いてみてください。