学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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ついにあの2人との邂逅です!
一体どうなるのやら……



2人の筆頭とのご対面

 

八幡side

 

 

勝利者インタビューも終わって今は控え室の方に向かっていた。中々しつこい連中だったが、これといって話す事はなかったから普通に切り上げてきた。

 

八幡「はぁ……漸く終わった。インタビューなんて勝った気持ちと今後の試合の事と状況とかの確認だけでいいだろうに。聞かなくてもいい事まで聞きに来やがって………」

 

陽乃「それにしても八幡くん、最後のあの技は一体何?私には相手に突っ込んで一気に高速回転したようにしか見えなかったんだけどさ。」

 

八幡「天狼抜刀牙の事ですか?まぁやり方は大体陽乃さんが今言った通りですよ。相手に突っ込むように前に飛んでから、飛んだ時の反動を使って回転するって感じです。でも連発は難しいですね、疲労も大きいし三半規管も強くなければまともに使えませんからね。俺でも4、5回が連続で出せる限界ですね。」

 

陽乃「その技って八幡くんの他に使える人っているの?」

 

八幡「いえ?俺が編み出しましたから。」

 

 

陽乃(まぁ、そうだろうね。君以外にその技が使える子が居たら、その子も人間辞めてる領域に片足踏み入れてるだろうし。)

 

 

陽乃は1人、心の中でそう思っていた。

 

 

八幡「あの擬形体では、俺の攻撃には耐えられなかったんでしょうね。確かに良い防御力だとは思いますが、シオンの攻撃で押されているようじゃあ俺の攻撃なんてまず防げないですよ。」

 

陽乃「それってさ〜、自分が凄いって言ってるんだよね?そうなんだよね?」ニマニマ

 

 

いやいや陽乃さん、貴女も大概ですよ?星辰力込めているとはいえ、普通蹴りで機械の身体に風穴なんて空かないですからね?

 

 

八幡「そんな事言う陽乃さんも蹴りで穴空けたじゃないですか、人の事言えませんよ。」

 

陽乃「仕方ないじゃん!お母さんのおかげで絶好調がうなぎ登りしちゃったんだから!文句ならお母さんに言ってよ!」

 

 

んな無茶な………

 

 

???「君たち、少しいいかな?」

 

八幡「ん?」

 

陽乃「およ?君たちはアルルカントの。どうかしたの?」

 

 

そこには、アルルカントの《獅子派(フェロヴィアス)》と

思想派(メセトラ)》の筆頭ペア、エルネスタ・キューネとカミラ・パレートがいた。

 

 

陽乃「なぁに?私たちに何か用?先に言っておくけど弁償しろなんて言っても受け付けないからね?」

 

カミラ「いや、弁償を請求するつもりはない。ただ、エルネスタが君たちに言いたい事があるらしくてね。少し時間をもらえるかな?」

 

 

褐色肌に金髪の方がそう言うと、横ではさっきから頬を膨らませている茶髪がいる。まぁ大体予想はついてるけどな。

 

 

八幡「……大体予想はついてるが、言いたい事ってなんだ?俺たち、同じ界龍の仲間の応援もしたいんだが?」

 

エルネスタ「………じゃあ一言だけ!負けは認めるけど、何もあそこまでやる必要ないと思うんだけど!?」

 

八幡「あー………いや、それは俺たちも少しやり過ぎたって思ってんだ。機械相手とはいえ、ちょっと手加減忘れてた。すまん。」

 

陽乃「私も大人気なかったかなぁ………あの後に女の子の方を見たんだけど、少し惨めな感じになったし。」

 

エルネスタ「ちょっとー!カミラもなんとか言ってあげてよー!私たちの可愛い可愛いアルディとリムシィがメチャクチャな姿にされたんだよ!?」

 

カミラ「確かにメチャクチャな姿にされたのは否定しないが、私の担当はあくまでも煌式武装の方だから、別に何もないんだが………」

 

 

うん、本当にごめんなさい。けどゴメンな、弁償はできません。

 

 

エルネスタ「あーあ、予選で負けちゃうし、私の作った擬形体は修復不可能なまでに壊されちゃうし、散々だよ………」

 

 

いや、マジでごめんなさい。

 

 

カミラ「1つ聞きたいんだが、君の持っている煌式武装には何らかの特殊な効果でもあるのか?」

 

八幡「祢々切丸の事か?そんな能力も効果も無いぞ、まぁ教える気なんてないがな。」

 

カミラ「用心深いんだな、君は。」

 

八幡「俺の性分でもあるからな。」

 

陽乃「それで、えっと……エルネスタちゃんだっけ?結局言いたい事っていうのはそれだけなの?」

 

エルネスタ「……だって、あまりにもあっさりやられちゃった上に、あんなにも簡単に壊されちゃったしさ。」

 

 

マジでへこんでるんだな……まぁ製作者で自信あったならこうなるか。

 

 

カミラ「これ以上引き止めてもエルネスタが止まらないだろうし、私たちはこれで失礼する。君たちの健闘を祈る。」

 

八幡「あ、あぁ。」

 

陽乃「うん……」

 

カミラ「ほら行くぞエルネスタ、いつまでもウジウジしていても仕方ないだろう。」

 

エルネスタ「うぅ〜………」

 

 

パレートは未だにへこんでいるキューネを連れて行ってしまった。

 

 

八幡「ていうか本当に何しに来たんだ?」

 

陽乃「まぁ擬形体を壊しちゃったのは事実なんだからさ、彼女の言い分も受け入れてあげようよ。」

 

八幡「まぁいいですけど、なんか普通に無駄な時間を過ごしただけのような………」

 

陽乃「まぁそう言わずに。ほら、他の子たちの応援もするんだから、控え室に行こうよ。」

 

 

 

 




ごめんなさい、本当に何も思いつかなかったです。

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