学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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現在旅行中ですが、何とか出来ました!

では、どうぞ!


前夜は彼女と ②

 

 

八幡side

 

 

リビングでシルヴィと一緒に過ごす事20分、風呂が沸いた音がして半分落ちかけた意識が覚醒した。

 

 

シルヴィア「お風呂沸いたみたいだね。」

 

八幡「そうだな。……やっぱ今日もか?」

 

シルヴィア「う、うん///八幡くんのお背中も流したいし、少しでも長く八幡くんと一緒にいたいから///」

 

 

全くこいつは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嬉しい事言ってくれるな///

 

 

八幡「わ、分かった///んじゃいつも通り俺から入るな。後から来いよ?」

 

シルヴィア「うん///」

 

 

ーーー洗面所ーーー

 

 

一緒に風呂に入るのは何度かやってるが、こればっかりは慣れそうにない。シルヴィの裸なんて慣れろという方が無理だ。

 

 

八幡「………まぁ、最初に裸を見た時よりはマシだよな。」

 

 

あの時は偶然とはいえ、凄いのを見ちまったからな///………いや、やめておこう。

 

 

八幡「………早く入るか///」

 

 

八幡sideout

 

ーーーーーー

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

八幡「………」

 

 

八幡(俺がいつも風呂で欠かさずやっている事、それは精神統一だ。夜にやっても意味はないと思う人もいると思うが、頭を落ち着かせたい時には効果がある。風呂でやる必要は別にないが、これはシルヴィを待つ時に俺がやった事だから習慣になっている。)

 

 

ガチャッ

 

 

扉の開く音がした。八幡は姿勢を変えずに目線だけ戸に移した。

 

そこにはヘッドホンを外して、髪を下ろした状態でピンクのバスタオルを巻いているシルヴィがいた。

 

 

シルヴィア「お、お待たせ///」

 

八幡「あ、あぁ……///」

 

 

2人(やっぱり何度やってもこれは慣れなそうにないな///【よぉ〜///】)

 

 

何度か一緒に入っている2人だが、未だに慣れていないようだ。

 

 

八幡「風呂入るか?それとも先に身体洗うか?」

 

シルヴィア「じ、じゃあ先に身体を洗おうかな///背中、流してくれる?///」

 

八幡「あ、あぁ///洗って欲しい時は呼んでくれ。」

 

シルヴィア「うん///」

 

 

話し終えると、シルヴィアはそのまま洗面台の方まで行き、シャンプーで髪を梳かすように洗っていた。

 

 

ーーーーーー

 

 

シルヴィア「は、八幡くん……お願い///」

 

八幡「お、おう。」

 

 

生返事のような感じで答えた八幡だが、心臓はいつもの倍くらい働いていた。

 

 

それもそうである。かの有名な歌姫の抜群なプロポーションを見ればそうならない男はいないだろう。

 

 

八幡「じゃあ、やるぞ?」

 

シルヴィア「お、お願いします///」

 

 

ワシャワシャ

 

 

八幡(……やっぱ綺麗な肌してんな。)

 

 

八幡はそう思いつつ、手を動かす。強過ぎず弱過ぎずの感覚でシルヴィアの背中をハンドタオルで丁寧に擦っていた。

 

 

八幡「どうだ?痒い所はあるか?」

 

シルヴィア「う、ううん、ないよ///それに力加減もちょうど良いよ。」

 

八幡「そうか……じゃあ後はシルヴィが前をやったら流すからな。」

 

シルヴィア「……前もやる?/////」

 

八幡「………無理だ///そんな事したら、俺また鼻血出しちまう。」

 

シルヴィア「そ、そうだよね/////」

 

 

その後は何事も滞りもなく終わった。

 

 

徐々に慣れてきたのか、話も少しずつだが交わせるようになっていた。

 

 

シルヴィア「それじゃあ次は八幡くんの身体を洗う番だね。」

 

八幡「じゃあ頼む。」

 

シルヴィア「うん、任せて。旦那様。」

 

八幡「……ったくこの嫁さんは。」

 

シルヴィア「えへへ///」

 

 

シルヴィアも同じように八幡の背中を擦っていたが、八幡は男のため少し力を入れている。だがシルヴィアは、それですら幸せに感じているのだろう。

 

 

シルヴィア「……うん、終わったよ。」

 

八幡「ありがとな。それじゃ「次は前……だよね?/////」……は?」

 

 

八幡は混乱していたが、それはすぐになくなった。シルヴィアが抱きつくように腕を前に絡ませ、背中に抱きつく形になっていたのだが、この時、明らかに違う感触が八幡の背中を襲っていた。

 

 

八幡「お、おいシルヴィ!?/////」

 

シルヴィア「/////」

 

 

バスタオルを取り、裸の状態で八幡にくっついていたのだ。そして柔らかい2つの感触が八幡の背中と脳を攻撃していた。

 

 

八幡「シ、シルヴィ/////」

 

シルヴィア「八幡くん疲れてるでしょ?だから前も私がやってあげる/////上だけにするから安心して?/////」

 

 

八幡(安心出来るか!?)

 

 

シルヴィアの手つきは正確で、八幡の上半身を隅々まで洗い続けていた。

 

余談だが、シルヴィアがこんな事をしたのは初めてである。

 

 

八幡「/////」

 

シルヴィア「/////」

 

 

この状態ではお互い碌に話も出来ず、ただただ気まずい雰囲気と甘い雰囲気が終始漂っていた。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

八幡「…………」

 

シルヴィア「…………」

 

 

漸く全ての部位を洗い終わり、2人は仲良く湯に浸かっていた。仲良くとはいっても会話などはせず、シルヴィアが八幡の肩に寄り添っている形になっていた。

 

マナー違反ではあるが、シルヴィアも流石にバスタオルを取ることは出来なかったのだろう。

 

 

だが、洗い終わった後のこの時間は、2人にとっても癒しの時間であり、お互いに肌をくっつけながらお互いを認識する2人だけの方法と言っても過言ではない行動だった。

 

 

八幡(やっぱ安心感が違うな。こうしていると、心も身体も凄ぇ落ち着く。)

 

シルヴィア(……八幡くんの手ってやっぱり大きいから安心するなぁ。私の肩に置いてるだけだけど、それだけでも安心する。)

 

 

八幡もシルヴィアも互いの安心感に包まれながらお風呂に浸かり、数分後には風呂から上がって仲良く牛乳を飲んでいた。

 

 

ーーー寝室ーーー

 

 

2人はいつも寝る時間を決めており、必ず決まった時間には寝室以外の電気を消し、寝室からは出ないようにしていた。

 

 

普段通りの寝間着に着替えているが、八幡は青と白の半袖半ズボンの寝間着で、シルヴィアは紫のネグリジェだった。

 

 

シルヴィア「いよいよ明日だね、八幡くんの晴れ舞台。」

 

八幡「そうだな……明日は【本気】でいこうと思ってる。俺の実力をこの六花に知らしめるためにもな。」

 

シルヴィア「……うん。」

 

八幡「シルヴィ、俺の試合、会場で見ててくれるか?」

 

シルヴィア「当たり前だよ。私が八幡くんの晴れ舞台を無視すると思う?」

 

八幡「……そうだな、シルヴィにとってはこんなの愚問だったな。」

 

 

見つめ合いながら明日の事を話している。それだけだが、それだけの事でも2人の心は満ち足りていた。

 

 

八幡「じゃあ電気消すぞ?」

 

シルヴィア「うん、いいよ。」

 

 

電気が完全に消え、見えるのはカーテンの隙間から覗く月光だけとなった。

 

 

シルヴィア「…………」

 

八幡「………眠れないのか?」

 

シルヴィア「分かっちゃうよね、やっぱり。流石私の彼氏だよ。」

 

八幡「最大の褒め言葉だな。どうしたんだ?何かあったのか?」

 

シルヴィア「……八幡くんさ、まだ今日の疲れ取れてないでしょ?」

 

八幡「……まぁ取れてはいないが、寝て明日になれば万全になるだろう。」

 

 

八幡(完全に取れてなくても、シルヴィとの時間で補えるしな。)

 

 

明日も少しはシルヴィアといられる時間があるのを利用しようと八幡は考えていた。

 

 

するとシルヴィアが突然提案を出した。

 

 

シルヴィア「八幡くん、今から一気に疲れが飛ぶ方法をやろうと思ってるんだけど……やる?」

 

八幡「そんなのがあるのか?それなら是非頼みたい。」

 

シルヴィア「じ、じゃあ目を閉じて口を少し開いて。今から甘いものが入るから。」

 

八幡「あぁ、分かった。」

 

 

八幡(甘いもの?お菓子か?)

 

 

八幡は歯磨きも終わったのに何故?と思いながらもシルヴィアの言う事に従い、目を閉じ口を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると、生温かいニュルッとした感触の物が口の中に入り込んで来た。

 

しかもそれは八幡の口の中の特に舌の部分をを味わうかのように這い回っていた。

 

 

口も塞がれていたので八幡はすぐに分かった。シルヴィアはキスをしているのだと。それも大人のキスでだ。

 

 

シルヴィア「んんっ……ちゅっ……ちゅるっ……むんんっ……くちゅ……ぷはぁっ!……はぁ……はぁ……/////」

 

 

一層濃い口づけを終えた後、シルヴィアは息を切らしていた。頬は赤く染まっていて目も涙目でうっとりしながら八幡の方を見つめていた。

 

 

シルヴィア「はぁ……はぁ……八幡くんどう?疲れは取れた?/////」

 

八幡「……いや、取れてない。むしろ目が凄え冴えてきた。シルヴィ、その効果ってどのくらいやったら現れるんだ?」

 

シルヴィア「……人それぞれだと思う。多分八幡くんは凄く疲れてるから、も、もっとしないと……ダメなんだと思う/////」

 

 

シルヴィアは真っ赤になりながらそう言った。勿論そんな療法はないのだが、既に八幡は箍が外れた状態のようだ。

 

 

八幡「なら、もっとしていいよな?疲れもあるが、俺はもっとシルヴィを感じたい。ダメか?」

 

シルヴィア「イイよ///私もそう思ってたの。もっと八幡くんを感じたいから、いっぱいキスシよ?/////」

 

八幡「あぁ、シルヴィ!」

 

シルヴィア「八幡くん!」

 

 

そしてその後に聞こえたのは、水の絡め合う音と、少しばかり荒い2人の声だった。

 

 

 

 

 

 

 

 





ギリR-18は超えてませんよね!?結構過激な感じになっちゃったけど。
そうだと信じたい!!!!

旅行でテンション上がってるのかな?

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