学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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今回は短いです。

では、どうぞ。


※表彰と行く先

 

 

ーーーーーー

 

 

梁瀬『2週間に渡る鳳凰星武祭もいよいよ終わりを迎えます。今回も様々な激闘が繰り広げられましたね。』

 

チャム『中でも、やっぱり今回の優勝ペアの比企谷&雪ノ下ペアには驚かされたっスね。』

 

梁瀬『さぁ、その名誉を讃えて、大会委員長のマディアス・メサよりトロフィーが贈られます!』

 

 

マディアス『比企谷八幡、雪ノ下陽乃、両名の輝かしい功績を讃え、これを賞する。君たちの戦いぶりには実に驚かされたよ。また次の星武祭も頑張ってくれたまえ、優勝おめでとう。」

 

2人「ありがとうございます。」

 

 

そして八幡、陽乃の順番で透明色の結晶に金文字が描かれたトロフィーを受け取った。

 

 

梁瀬『皆様、今一度両選手に拍手をっ!』

 

 

大歓声と拍手が一気に鳴り、2人を祝福していた。そして陽乃はそれに応えるように、トロフィーを掲げた。

 

 

陽乃「ほら!八幡くんも!」

 

八幡「……はぁ、分かりました。」

 

 

八幡も両手でトロフィーを掲げた。そして八幡は視線を横にズラした。そこには最愛の恋人、シルヴィア・リューネハイムがいたからだ。

 

 

シルヴィア(おめでとう、八幡くん。)

 

八幡(やったぞ、シルヴィ。)

 

 

通じ合っていないにも関わらず、会話が成立していた。

 

 

梁瀬『それでは、次は獅鷲星武祭でお会いしましょう!実況は私、梁瀬ミーコと〜』

 

チャム『解説はファム・ティ・チャムでお送りしたっス!』

 

 

こうして鳳凰星武祭は八幡と陽乃の勝利で幕を閉じた。

 

 

ーーーーーー

 

八幡side

 

 

ーーー選手控え室ーーー

 

 

陽乃「あぁぁ〜!終わったぁ〜!これでやっとゆっくり出来るよ〜。」

 

八幡「そうですね。なんか少し長かったですよね。」

 

陽乃「うん、張り詰めていたからかな?でも、こうして優勝出来たからね、凄く良い気分だよ。」

 

 

それは俺も同じだな。

 

 

陽乃「それにしても、直で見るとやっぱり違うね〜。」

 

八幡「?何がです?」

 

陽乃「君とシルヴィアちゃんだよ。あんなに熱い視線をお互いに向けあってるんだもん。本当にラブラブだねぇ〜。」(ニヤニヤ)

 

八幡「否定する気はありませんよ。事実ですからね。」

 

陽乃「そうくるかぁ〜。これは参りましたね〜。」

 

 

………将棋みたいな答えだな。

 

 

陽乃「今日はシルヴィアちゃんのところに行くの?」

 

八幡「はい、界龍に戻ってから。その前に行くところが少しありますけどね。」

 

陽乃「え?何処?」

 

八幡「秘密ですよ。陽乃さんは先に帰ってても大丈夫ですから。」

 

陽乃「……なんかし気になるけど、君の言う通りにしておくよ。じゃ、界龍で待ってるからね。」

 

 

ふぅ……陽乃さんも行ったか。

 

 

八幡「さて、俺も早く済ませて界龍に行かねぇとな。あんまり時間使いたくもねぇし。」

 

 

そして八幡も目的地へと足を運んでいった。

 

 

 

 





2回連続!

本当はありえない話その13

『撮影後……』






八幡「オーフェリア、ここはシルヴィのオススメスイーツ店だ。好きなの食べていいぞ。俺が持つから。」

シルヴィア「八幡くん、私も半分持つよ。オーフェリアちゃん、遠慮しないでね。」

オーフェリア「じゃあシルヴィアさんのオススメって何です?」

シルヴィア「私?私はイチゴパフェかな。量もそんなに多くないし、ちょうどいいと思うよ。」

オーフェリア「じゃあそれの特大サイズをお願いします。」

2人「え?」

シルヴィア「オ、オーフェリアちゃん?特大って凄く大きいよ?1人で食べきれるとは思えないんだけど…………」

オーフェリア「3人で食べるんです。」

シルヴィア「3人で?」

オーフェリア「はい。」

八幡「オーフェリア、俺たちの事は別に気にしなくていいんだぞ?」

オーフェリア「やだ、3人で食べるんだもん!」

八幡「………そうだな、分かった。」


ーーー5分後ーーー


八幡「おぉ……デカイ。」

シルヴィア「言葉が出ないね。」

オーフェリア「いただきます!」


パクパク


八幡「すげぇ……吸い込んでるみたいだな。」

シルヴィア「オーフェリアちゃんって、甘い物好き?」

八幡「いや、普通だと思うが……」

オーフェリア「お兄さん!シルヴィアさん!食べるっ!」

八幡「あ、あぁそうだな。」

シルヴィア「う、うん!」


最終的に八幡3、シルヴィア2、オーフェリア5という半分がオーフェリアのお腹の中に収まった。


八幡「おい大丈夫か?頭とかにきてないか?」

オーフェリア「平気だよ?」

シルヴィア「ふふふっ♪でも口周りは平気じゃないね。」

オーフェリア「んんん〜!」

シルヴィア「あははっ!」

オーフェリア「もぉ〜シルヴィアさん!子供扱いしないで下さいよー!」

シルヴィア「ごめんね?つい……ね?」

八幡「いいじゃねぇかオーフェリア。それだけお前が可愛いんだよ。」

オーフェリア「むぅ〜……」

八幡「でも、大分普通に戻っただろ?嫌な撮影も頑張ってたからな、そのご褒美だと思ってくれ。」

シルヴィア「最初からそのつもりでここに連れてきたからね。良い気分転換になったでしょ?」

オーフェリア「………うん!!」

八幡「よし、じゃあ明日の撮影も頑張れよ。安心しろ、今日みたいな撮影滅多なことじゃ絶対ねぇからよ。」

オーフェリア「うん!明日も頑張る!!」


なんか親子っぽくなってますよねこれ。


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