出そうかどうか悩んでたんですけど、出すことにしました。会見編です。
主に八幡とシルヴィアとペトラさん、最後に記者さん方が出てきます。他にも出てきますけどね。
少し時間を使うかもですけど、なるべく早く終わらせるつもりです。次の閑話もあるので。
では、どうぞ!
一時帰宅
八幡side
俺は久し振りに界龍にある寮へと帰っていた。自身の部屋に帰って来たのは、3週間ぶりの事だからか、俺自身も少し懐かしみを感じていた。
八幡「この道も《鳳凰星武祭》から通ってなかったから、懐かしいな。……部屋に誰もいないよな?いたら流石に嫌なんだが……まぁ大丈夫だよな。」
流石に居座るバカはいないよな。
俺は扉に手をかけてノブを回しながら後ろに引いた。
八幡「ただいま〜。」
星露「おぉ!漸く帰ってきおったか!さぁ八幡!妾に青椒肉絲を作るのじゃ!」
セシリー「師父ずる〜い!八幡、あたしにも何か作ってー。」
………やっちまったよ、フラグ建ててたわ。よもやこの2人がいるとは。
しかも勝手に菓子食ってやがる。
八幡「お前らなぁ……人の部屋に勝手に入り込んで無断で菓子食ってる挙句に、飯を作れだぁ?」
星露「良いではないか!妾と八幡の仲ではないか!」
セシリー「そうだよー。八幡、細かい事は気にしない方がいいよー。」
こいつら……もうダメだな。
スパァーン!っとでも鳴ってもおかしくないような勢いで八幡は2人にハリセンをお見舞いした。
星露「い、痛いではないか八幡!!何をするのじゃ!?」
セシリー「暴力反対だぞー!こんな乙女を傷つけてー!!」
八幡「やかましい!お前らこれで何度目だ!?もう30は軽く超えてるからな!毎回言ってんだろうが!勝手に入るなって!」
星露「仕方ないではないか!お主の部屋は居心地が良いんじゃ!」
八幡「そんな理由で勝手に入ってんじゃねぇよ!!」
なんか俺、キャラおかしくね?
セシリー「何でさー!別に良いでしょー!エロ本でも隠してるわけじゃないんでしょー?」
八幡「お前さ、もし俺でも俺じゃない男でもいいから、勝手に部屋入られたらどうよ?君にこの気持ち分かるかい?」
セシリー「あたしは八幡だったら別に良いけどー?他はダメだけどねー。」
こいつの神経図太過ぎんだろ。俺だけに関してはオープン過ぎんだろ。
八幡「とにかく勝手に入るな。まさかとは思うが、他にいないだろうな?」
星露「妾たち以外はおらぬ。気配も感じぬしのう。」
八幡「冷蔵庫の中身は漁ってねーだろうな?だとしたら、お前らに3ヶ月は飯作ってやらねぇからな。」
星露「幾ら妾でもそんな事はせん!!お主の飯が食えなくなるのは死活問題じゃ!」
セシリー「師父に誓っても漁ってないから大丈夫だよー!!」
食堂の飯があるから死活問題ではねぇだろ。後、菓子食っておいて何が漁ってねぇだ。
八幡「はぁ……もういい。」
こいつら、ホント疲れる。
もう道場に行こ。
ーーー八天門場ーーー
八幡「……おぉ、やってんなー。」
扉を開けた奥には、鍛錬に励んでいる生徒たちがいた。っていうか多過ぎね?
男生徒1「あっ!尊師っ!!お久し振りでございます!!そして、お疲れ様です!!」
「「「「お疲れ様です!!」」」」
男子生徒がそう言うと、全員我に返ったかのように、俺の方を向いて包拳礼をしていた。
八幡「お、おう……続けてていいぞ。」
はぁ……別に挨拶なんて要らないんだけどな。俺は別に師匠ってわけじゃないんだし。
虎峰「八幡っ!」
八幡「よぉ虎峰、それに沈雲と沈華もな。」
沈雲「やぁ比企谷くん。【戦律の魔女】とのひと時は良く過ごせたかい?」
沈華「普段の貴方と違って、【戦律の魔女】に襲いかかっているんでしょうね。普段落ち着いている貴方だもの、盛っているんじゃないかしら?」
やめろよ、そんな事言ったら……
虎峰「八幡っ!!それはどういう事ですか!!?」
ほら見ろ。一番聞いちゃいけない奴が反応して目力もすげぇんだよ。後ろの髪も逆立ってるし。
八幡「盛ってはいないが、楽しく過ごせたのは否定しない。まぁここ最近はそうもいかなかったけどな。」
沈華「あら、夫婦ケンカかしら?」
八幡「ちげぇよ、まだ結婚しとらんわ。お前らも知ってるだろ?明日は俺とシルヴィの関係について会見があるんだよ。その準備で忙しいんだよ。」
沈雲「……成る程ね。今話題のアイドル歌手と今年の星武祭優勝者だから、あっても不思議ではないね。」
虎峰「シルヴィアさんは大丈夫なのですか八幡?」
八幡「大丈夫だとは思うが、そうでない時は俺がフォローする。」
沈華「頼もしいわね。流石といったところかしらね。」
これでも彼氏だからな。頼りなかったら格好がつかない。
京華「あー!はーちゃんだー!」
沙希「こらけーちゃん!走ったら危ないよ!」
柚珠奈「相変わらずだねぇ〜。」
今度はけーちゃんと川崎、そして川崎の友達の椎橋が来た。
京華「えへへ〜、はーちゃん!」
八幡「おう、けーちゃん。」
沙希「帰ってたんだね。」
八幡「本来俺の居場所はここだぞ?」
柚珠奈「まぁ尊師は彼女さんの家に泊まる期間が長かったですから。」
3週間ってそんなに長いか?結構あっという間に感じたんだが。
虎峰「そういえば八幡は今日こちらに?」
八幡「あぁ。シルヴィも今日はクインヴェールの寮に戻ってる。ペト……あっちの理事長と打ち合わせでもしてんだろ。」
危ねぇ危ねぇ。うっかりペトラさんって言いそうになっちまった。八代界人の事はまだ言ってないからな。
虎峰「では、今日は一緒に食事をしてもいいですか?」
沈雲「そういう事なら」
沈華「私たちも」
2人「ご一緒させて頂きます。」
八幡「あぁ、別にいいぞ。お前らは?」
柚珠奈「尊師と師兄方と一緒に食事なんて、恐れ多くて出来ません!」
沙希「……あたしはけーちゃんと椎橋と食べるからパス。」
京華「今日はさーちゃんとゆーちゃんとルーお姉ちゃんの3人で食べるー!」
よし!けーちゃんその勢いであのチビを誘うんだ!
八幡「で、場所は食堂でいいのか?」
虎峰「出来ればでいいんですが、八幡の料理が食べたいです。」
うん、君たち好きだもんね。
八幡「わーったよ。んじゃ6時あたりな。いいか、星露とセシリーは呼ぶなよ?多分あいつらはそれ無しでも来るだろうが。」
虎峰「……そうですね。あの師父とセシリーと雪ノ下師姉は、もはや八幡の食通ですからね。」
料理を作るのは好きだが、あの3人は日常からして遠慮が無さすぎるからな。
まぁ美味そうに食ってくれるから、そこんところはありがたいが。
まずは八幡の帰還という事でこんな感じにしました。
次もこんな感じで書いていきます。