学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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お話は戻って八幡とシルヴィアの歌練!

ちなみに曲は決まってますが、この話では後悔しません。何故かって?何となくです!

そしてネタが思いつかなかったせいか、短いです。




※ライブに向けて

 

八幡side

 

 

八幡『♪〜♪〜』

 

 

音楽担当「いや〜、やっぱり比企谷くんは良い声出しますよね〜!私から見ても文句のつけようがありませんよ。」

 

ペトラ「そうね。彼ならすぐに有名になれるでしょうね。もう既に違う意味で有名だけど。」

 

音楽担当「ははは、まぁいいではないですか。おかげでシルヴィアちゃんも嬉しそうですし、この曲を聴いてからというもの、彼女にも火がついてますからね。」

 

ペトラ「えぇ、そうみたいね………新曲の方はどうかしら?」

 

音楽担当「今のところは6〜7割程度ですね。まだ練習が必要な段階です。でもよくやってる方です。ライブから今までの期間は短過ぎますからね。」

 

 

八幡『♪〜』

 

 

ペトラ「終わったみたいね。私は何の問題もないけど、貴方は?」

 

音楽担当「逆にあると思います?」

 

ペトラ「……そうね、愚問だったわね。」

 

 

いや〜歌った。さて、どのくらい出来てるか聞いてみるか。

 

 

八幡「どうでした?」

 

音楽担当「素晴らしいとしか言えないよ。シルヴィアちゃんには、こんな逸材を連れて来てくれて感謝だよ。」

 

八幡「あの、普通にバッサリ言っていいんですよ?俺は素人なんですから。」

 

音楽担当「いや、これが本音なんだよ。私が手をつけずとも素晴らしい出来なんだよ。」

 

 

そう言われてもなぁ……

 

 

ペトラ「八幡くん、これは事実よ。貴方元々の歌唱力が高過ぎるのよ。だから私たちが教えてあげられるものが何1つないの。」

 

八幡「ですが、俺は歌うといっても1人カラオケとか、風呂場で静かに歌うくらいしかしてませんよ?」

 

ペトラ「何でかしらね?」

 

 

疑問を疑問で返すとは……

 

 

音楽担当「まぁどちらにしても、君はそのままの方が良いよ。」

 

八幡「はぁ……分かりました。」

 

 

なんか釈然としないが、まぁいいか。

 

 

八幡sideout

 

シルヴィアside

 

 

うーん、これでもないなぁ………やっぱり自分で曲を作るってすっごく難しいなぁ。

 

 

シルヴィア「はぁ〜……難しいなぁ。」

 

 

………少し八幡くんの曲でも聞こうかな。

 

 

ーーー5分後ーーー

 

 

♪〜♪〜……うん、何となく良い感じになったかな。この高さをここに入れてみたら良い感じになるかも!

 

 

シルヴィア「よーし!もう一回!」

 

シルヴィア「♪〜♪〜」

 

 

ーーー5分後ーーー

 

 

シルヴィア「……うん!これなら良い感じ!ここの音程はこれくらいかな。」

 

 

スタッフ『今日の練習はここまででーす!』

 

 

シルヴィア「はーいっ!」

 

 

ちょうど良い感じで終われて良かった♪

 

 

シルヴィアsideout

 

ーーーーーー

 

 

今日のレッスンを終えた八幡とシルヴィアは2人仲良く家へと向かっていた。

 

 

八幡「シルヴィ、俺とは別々にレッスンをしてたようだが、一緒じゃなくてもよかったのか?」

 

シルヴィア「うん。この曲は本番までは八幡くんに聞かれたくないんだ。」

 

八幡「そうか……なら、野暮な事はしない事にする。頑張れよ。」

 

シルヴィア「うん、八幡くんもね。」

 

八幡「あぁ。」

 

 

こうして今日のレッスンも過ぎ、2人は帰路につく。そして他者から見た2人の姿は、夫婦に限りなく近いものだったと言われていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




本当はあり得ない話その21

『お料理教授?』






オーフェリア「シルヴィアさ〜ん!今時間空いてますか〜?」

シルヴィア「ん?どうかしたのオーフェリアちゃん?」

オーフェリア「実は少しお願いがあるんですけど、ここじゃ言いづらくて……。」

シルヴィア「いいよ、じゃあ応接室で話そっか!」


ーーーーーー


シルヴィア「それで、どうしたの?」

オーフェリア「えっと……シルヴィアさんは料理得意でしたよね?」

シルヴィア「料理?まぁ人並みには出来るよ?」

オーフェリア「その腕を見込んでお願いがあります!私に……









美味しいスイートポテトの作り方を教えて下さい!」

シルヴィア「……スイートポテト?」

オーフェリア「お兄さん言ってたんです!『最近甘い物食べてないなぁ。』って!だから私、今旬のスイートポテトを作ってお兄さんを喜ばせたいんです!お願いします!」

シルヴィア「確かにスイートポテトなら作れるけど、ナビゲーション機能あるでしょ?それ使わないの?」

オーフェリア「シルヴィアさんのオタンコナスッ!!」

シルヴィア「うぇ!?何で!?」

オーフェリア「シルヴィアさん甘過ぎます!アホ過ぎます!それでもお兄さんの彼女ですか!もし私が他の人にそれを頼んだとします!そのスイートポテトをその人と一緒にお兄さんに渡しているところを見たら、シルヴィアさんどう思いますか!」

シルヴィア「………ちょっとムッとしちゃうかなぁ。」

オーフェリア「それです!私はそうならないようにシルヴィアさんに頼んでるんです!私とシルヴィアさんで作った甘くて愛情(私のは妹愛です!)のこもった美味しいスイートポテトを食べてもらいたいと思ったからシルヴィアさんに頼んでるんです!」

シルヴィア「そ、そんなに深い意味があったんだね。でもありがとう。そのお願い引き受けるよ!」

オーフェリア「はい!一緒にお兄さんをあっ!と言わせちゃいましょう!」

2人「「おーっ!!♪」」



もう秋ですからね。さつまいもやカボチャ、柿や栗などが美味しい季節になりましたね。

僕も2人のスイートポテト食べたい。


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