学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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千葉到着とリハーサル

 

 

シルヴィアside

 

 

車の中で過ごす事1時間と少し、もう少しで千葉に着くみたい。まだ船橋っていうところみたい。

 

 

そういえば千葉って何があるのかな?

 

 

シルヴィア「ねぇ八幡くん、千葉にはどんな名物とか有名な観光地ってあるの?」

 

八幡「食い物なら、落花生が有名だ。地味だけどな。後はラーメンとかも結構色んな種類があって名所にもなってる。」

 

八幡「名地は、そうだな……ディスティニーランドは有名だな。有名ではないが、ララポとかも買い物には良いかもな。成田山公園も今時期なら紅葉が良い感じになってて観光には良いかもしれん。千葉神社も千葉の中では結構豪華な神社だからお参りしたいなら、そこがオススメだな。」

 

シルヴィア「へぇ〜、流石千葉県民だね。時間が出来たら、八幡くんと一緒に行ってみたいなぁ。」

 

八幡「時間があったらな。後でペトラさんに聞くんだろ?」

 

シルヴィア「勿論!」

 

 

だって八幡くんとデートしたいもん!♪

 

 

八幡「それじゃ、ライブは頑張んないとな。もしあんまり上手くいかなかったんじゃあ、デート出来ないかもしんないからな。」

 

シルヴィア「そ、そうだね。が頑張らないと……」(プルプル)

 

 

此処に来て八幡くんとデート出来ずに帰還なんて絶対やだ!何としても成功させなきゃ!

 

 

ーーー千葉・幕張メッセーーー

 

 

ようやく千葉に到着!そして車の目の前には八幡くんに教えてもらった幕張メッセが見えていた。す、凄く大きい。私たち、此処でライブするんだね。

 

 

八幡「俺思ったんだが、グッズとか販売するスタッフとかいるだろ?間に合うのか?メッセってかなり広いぞ。」

 

シルヴィア「うん、私も迷子にならないか不安になりそう。私、ここに居る時は八幡くんから離れないようにするね。」

 

八幡「流石にお手洗いの時は離れろよ?」

 

シルヴィア「そこまで一緒にいる気はないよ!」

 

八幡「だが、俺も入った事ないからな。迷子になりそうなのはお互い様だな。」

 

シルヴィア「えぇ!?じゃあどうするの!?」

 

八幡「まぁ俺には霊鳥がいる。そいつから来た道を教えてもらうから多分大丈夫だ。」

 

シルヴィア「分かった!私八幡くんから離れない!」

 

 

これはもう決定だね!

 

そしてそんな雑談をしている中、到着したのだろう。車が停車してエンジンの音が止まった。

 

 

スタッフ『比企谷くん、シルヴィアちゃん!着いたよ。』

 

 

シルヴィア「はーい!」

 

 

私はそう言うと、車から降りて自分の足で千葉の地に立った。

 

と言っても、此処は幕張メッセの中だから街の風景なんて分からないけどね。

 

 

八幡「あぁーやっと着いたか。運転ありがとうございました。」

 

スタッフ「いいよ、気にしなくて。」

 

八幡「さて、機材やら何やら運ばないとな。」

 

シルヴィア「八幡くん、私たちは歌のリハだってさ。今ペトラさんから連絡入ってステージに来てだって。」

 

八幡「そうか……なら行くか。機材、少しだけ運んで行きましょうか?」

 

スタッフ「い、いや、大丈夫だよ。」

 

 

八幡くん、何か拘りがあるの?そんなに機材を運びたいのかな?

 

 

ーーーステージーーー

 

 

シルヴィア「へぇ〜……凄いね。今までやって来たライブ会場でも、トップクラスの広さだよ。それに観客席も多い。」

 

ペトラ「私も同感よ。さっ、じゃあ早速、明日に向けて一回だけ歌うわよ。何を歌うのかしら?」

 

八幡「あんま喉に負担かけたくないので、『no more time machine』で。」

 

シルヴィア「私は『LOOP THE LOOP』にします。」

 

ペトラ「分かったわ。じゃあ八幡くんからやるわよ。」

 

 

そして私たちは観客席に移動して、八幡くんだけがステージに残った。

 

こうして見ると、八幡くんがすごく目立って見えてしまう。本番もこんな感じになるのかな?

 

 

八幡くんの歌は相変わらず綺麗だった。私もあんな安定感のある歌声が欲しくなっちゃう。そして私の番になって歌を歌い終わると、今のところ何処も大丈夫だと言われたから安心した。

 

 

ペトラ「うん、2人共調子は良いみたいね。今は大丈夫だけど、明日風邪なんて引かないように気をつけてね。」

 

八幡「寒くなってきましたからね。お互いに気をつけましょう。」

 

シルヴィア「そうだね。こんな日に風邪なんて引いたら、ライブ出来なくなっちゃうもんね。気をつけなきゃ。」

 

ペトラ「時間も良い感じだし、そろそろホテルに行きましょう。それからシルヴィア。夜の街を見たいのなら八幡くんを連れて行きなさい。分かったわね?」

 

 

もうっ!私そんなに方向音痴じゃないよ!

あっ!そうだ!

 

 

シルヴィア「ペトラさん!ライブが終わった後って時間ありますか!?」

 

ペトラ「貴女ならそう聞いてくると思ってたわ。2日間取ってあるわ。まだ休みは残ってるけど、学校の方の仕事もあるから、それが限界よ。」

 

シルヴィア「っ!充分です!やった♪八幡くんとデート出来るっ!」

 

ペトラ「あらあら、やっぱりそうだったのね。」

 

八幡「車の中でもボヤいてたので。」

 

 

ライブもそうだけど、終わった後の八幡くんとデートも楽しみになってきたなぁ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




一部だけ歌を紹介しました。

『no more time machine』…SAOのED2

『LOOP THE LOOP』…もっとToLoveるのOP


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