学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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※霊たちの会話

 

 

ーーーーーー

 

 

玄武『良いな良いなぁ〜。僕もそんな風にされたいなぁ〜。マンちゃん羨ましいなぁ~。』

 

朱雀『おい玄ちゃん、今そんな事を言ったら起きちまうぜ?今は寝てんだから静かにしてやれよ。』

 

玄武『ごめんねぇ〜。でもマンちゃんが気持ち良さそうだったからついねぇ〜。』

 

 

八幡達が寝ている最中、八幡に憑いている守護霊達は動きが少しだけ活発になる。その理由としては、悪霊や荒魂の類などに取り憑かれないように主を守る為である。

 

 

索冥『ですが、玄武の言う通りでもありますね。シルヴィア様の家同様に、お互いとても気持ち良さそうに寝ておられますね。』

 

玄武『あぁ〜メイちゃんだぁ〜。おはよぉ〜。』

 

朱雀『おはようには早いが、取り敢えずはグッドモーニングだな、索冥の姉貴っ!』

 

 

夜中でもしっかりと挨拶を交わしていた。だがそれも当たり前の事。索冥は四神の中央を守護しているともいわれている麒麟でもあるのだ。その為、索冥は四神の長ともいわれている。

 

 

索冥『おはようございます、お2人共。それよりも、感慨深いものです。八幡様がこうして安心して眠りになられているのは。六花に来る前はご自身のお部屋でも、気を休められていませんでしたから。』

 

朱雀『……そうだよなぁ、あの時はひでぇもんだったぜ。』

 

玄武『うん……あの時は僕もちょっと嫌だったなぁ~。』

 

 

3人の言っているのは八幡が六花に来る前の事だった。それも仕方のない話、八幡の六花に来る前の学生時代は凄絶と言っても過言では無いからだ。

 

 

索冥『それよりも、どうですか?あの後も探りをいれたのですよね?』

 

朱雀『あぁ。船から降りた時はかなり近かったんだが、段々離れていった。多分東京のどこかに居るのかもな。』

 

索冥『東京……昔でいう江戸ですね。他に心当たりや手掛かりは何かありますか?』

 

朱雀『あったらこんなに苦労はしねぇよ。大体手掛かりは俺達クラスの霊気だけなんだからよ。まぁ索冥の姉貴程の霊気は無かったけどよ。それでも強力な霊気である事には間違い無いぜ。』

 

玄武『そうだねぇ〜。僕もそれなりに探ってはみたけどぉ〜、メイちゃん程の霊力ではなかったと思うよぉ〜。それでも見つける事は出来なかったんだよね~。』

 

索冥『現状で判明している事は、その強い霊気が私未満貴方達四神と同格レベルという事だけですか……考えて普通に浮かぶとすれば、青龍と白虎ですが、同格の存在はまだ他にも存在します。霊亀(れいき)獬豸(かいち)、九尾の狐、少なくともこの3体が貴方達四神と同格の存在です。この流れでいくならば四神であって欲しいものです。』

 

玄武『そうだよねぇ〜。僕もホウ(にぃに)が居るならトラ(にぃに)とリュウ(にぃに)が良いなぁ〜。他の人達とは仲良くないからちょっとヤダ~。』

 

 

四神の神獣2匹とその長が話を進めているが、船で感じた強い霊気の手掛かりは掴めないでいた。

 

 

八咫烏『……どうしたのだお主等?主人の前で騒がしいぞ。眠りを妨げる行動は慎む事だ。』

 

朱雀『あぁ八咫さん。起こして悪かったな、実はちょっと困ってる事があってよ……』

 

 

朱雀と索冥が事の事情を説明した。尚、玄武には説明をさせなかった。理由は既に理解していると思うが、あの口調のまま説明されてしまうと、説明が終わる前に夜が明けてしまう可能性の方が高いからだ。

 

 

八咫烏『……成る程、お主等と同格の神気、霊力か。ならばそれを辿ればよかろう?』

 

 

索冥『無理を言わないで下さい、八咫烏様。私達にはそのような能力はございません。精々その霊気を感じ取れるのがやっとなのでございます。』

 

 

八咫烏『ふむ……ならば拙僧が探せば問題は無いのだな?』

 

朱雀『いやいや、幾ら八咫さんでもそりゃ無理だろ。手掛かりなんて俺達と同等クラスの霊気くらいしか無いんだぜ?おsれでどうやって探すんだよ?』

 

八咫烏『お主等は忘れているかもしれんが、拙僧やの3つ目は、人・天・地の全てを見通す目だ。その霊気を辿るくらいならば拙僧には造作も無い事だ。故に気を探す事も出来る。』

 

 

自信に溢れた声でそう答える八咫烏。

 

 

索冥『っ!その事を忘れていました。八咫烏様、霊気の捜索をお願いしてもよろしいでしょうか?』

 

八咫烏『うむ、委細承知した。』

 

朱雀『ふぅ~なんか疲れたな。こうやって話すんのも初めてだからか?いつもはこうやって話す機会なんて滅多に無いからなぁ~。』

 

索冥『気にする事はありません、それにもうじき朝です。八幡様やシルヴィア様が起きる時間帯にもなります。私達はこの時間帯でしか上手く動けませんから。』

 

玄武『それもそうだねぇ〜。それじゃあ僕達もまた眠ろうかぁ~。』

 

朱雀『玄ちゃんはいつも寝てるようなもんだろうに……まぁいいか。んじゃあ八咫さん、霊気の捜索は頼んだぜっ!』

 

索冥『よろしくお願いします、八咫烏様。』

 

八咫烏『霊気の方は拙僧に任せろ、良い報告をするよう精進する。』

 

 

そして守護霊達は朝5時を迎えると会話しなくなった。

 

 

 




本当はあり得ない話その22

『待ちわびてる?』






オーフェリア「………」

オーフェリア「………」フリフリ

オーフェリア「………こんな感じでいいのかしら?」

オーフェリア「………ペンライトを振った事なんて無いから、分からないわ。」

オーフェリア「………八幡のライブだからテレビ越しに見ようと思ったのだけど、何故かペンライトを買ってしまったわ。」

オーフェリア「………でも何でかしら?不思議と待ち遠しくなってきたわね。」

オーフェリア「………八幡、ライブ頑張って。」


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