学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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ライブの中間ですね!

この話で歌を2つ出します!

と言っても歌詞転載は禁止ですから歌詞は出せないんですけどね。


ライブ!! ③

 

 

ーーーーーー

 

 

八幡とシルヴィアがステージに登場すると、会場からは待ってましたと言わんばかりの歓声が響いていた。

 

シルヴィア「皆〜!水分とか補給したかな〜?熱気とか人当たりって結構辛いから水分補給はこまめにね〜!」

 

八幡「後、これはライブの終わりにも言うが、食べ終わった、飲み終わった後のゴミは必ず持ち帰ってくれな。」

 

シルヴィア「さぁ!私たちの準備は整ってるけど、皆はどうかなぁ〜!」

 

 

ワァァァァァ!!!

 

 

シルヴィア「あははっ!聞くまでもなかったようだね。それじゃあ八幡くん、お願いします!」

 

八幡「おう、任された。俺が次に歌う曲は、自分自身に勇気を出させてくれるような曲だ。あまり表立って勇気を出せない人には分かるかもしれないな。『プライド革命』」

 

 

ギターの音色が会場を包み、すぐに歌い出しだった。

 

 

八幡「♪〜♪〜」

 

八幡「♪〜♪〜」

 

 

八幡(この曲の歌詞って昔の俺に似てんだよな……まぁこの歌詞に出てくる“君”なんて居なかったけどな。)

 

 

八幡「♪〜♪〜」

 

八幡「♪〜♪〜」

 

 

観客 女1「ねぇ、何で比企谷さんって人の気持ちが分かるのかな?この曲、すっごい私に当てはまるんだけど。」

 

観客 女2「剣道部だもんね〜。しかもその部に好きな先輩いるもんね〜。」

 

観客 女3「ね〜。」

 

観客 女1「う、うるさいなぁ!」

 

観客 女3「でも分かるよー。恋愛だけじゃなくて、なんかどんどん押してけって感じがする。」

 

観客 女2「あぁ〜私もそんな感じしたな〜。」

 

 

八幡「♪〜♪〜♪〜」

 

八幡「♪〜♪〜♪〜」

 

 

1パートのサビが終わったが、間奏があまりない曲なので、すぐに歌が始まる。

 

 

八幡「♪〜♪〜」

 

八幡「♪〜♪〜」

 

 

シルヴィア(八幡くん、きっと自分と似てるとか思ってるんだろうな。でも、君の1年前の事を聞くとそう思うよ。私は否定なんてしないけど。)

 

 

八幡「♪〜♪〜」

 

八幡「♪〜♪〜」

 

 

妹「………握手会の時、サインもお願いしようかな。」

 

姉「あれ?握手会でサインってダメなの?」

 

妹「後列の事とかで禁止になってるんだ。特にシルヴィアさんのライブでは。でも、ちょっと頼んでみようかな。」

 

姉「この曲に勇気付けられたね〜?良いんじゃないの?やってみな!当たって砕けろも良い経験になるよ!」

 

妹「出来れば砕けたくはないな……」

 

 

八幡「♪〜♪〜♪〜」

 

八幡「♪〜♪〜♪〜」

 

八幡「♪〜♪〜」

 

八幡「♪〜♪〜」

 

 

男なのに高音の歌を難なくこなす八幡に、観客は歌に酔いしれていた。男で高音を歌える人はいるが、ここまで完成度の高いのは初めて聴いたのだろう。

 

 

八幡「♪〜♪〜♪〜」

 

八幡「♪〜♪〜♪〜」

 

 

歌を歌い終わると、少ししてからギターのBGMが消えていった。

 

そして会場からは大歓声。それこそ地響きがするくらいの規模だった。

 

 

シルヴィア「ん〜凄かったよ八幡くん!聴いてるこっちも鳥肌立っちゃったよ!」

 

八幡「歌ってる俺は分からんがな。」

 

シルヴィア「いやいや、凄かったよ!ねぇ皆!八幡くんの曲で鳥肌立った人ってどのくらいいる?」

 

 

すると、会場にいる7〜8割の観客が手を挙げていた。

 

 

八幡「マジか……こんなにいるのか。」

 

シルヴィア「それだけ八幡くんの曲が凄かったっていうのもあるけど、共感した人も多いんじゃないかな?」

 

八幡「そうだと良いな。勇気を出してやってみる事も大切だからな。皆、頑張ってくれよ。じゃあ次はシルヴィだな。」

 

シルヴィア「はいはーい!じゃあ私の2曲目だよ!この気持ちを早く伝えたいけど、うまく伝えられない!純粋な気持ちが邪魔して想いを告げられない!恋する乙女たち、素直になれ!

『純情エモーショナル』!」

 

 

BGMが始まった。明るい感じの曲調だった。

 

 

シルヴィア「♪〜♪〜」

 

シルヴィア「♪〜♪〜」

 

シルヴィア「♪〜♪〜」

 

シルヴィア「Kiss me♪〜」

 

 

この曲には、会場に来ている女性客の心を鷲掴みにしていた。おそらく好きな人、気になる人がいる人中心だろう。

 

 

シルヴィア「♪〜♪〜♪〜」

 

シルヴィア「♪〜♪〜♪〜」

 

シルヴィア「♪〜♪〜」

 

 

シルヴィア(この曲を聴くと、1年前の私を思い出すなぁ。もう八幡くんのことになると顔真っ赤にしてたんだよねぇ。それだけ好きだって事なんだけどね♪)

 

 

シルヴィア「♪〜♪〜」

 

シルヴィア「♪〜♪〜」

 

シルヴィア「♪〜♪〜」

 

シルヴィア「Miss you♪〜」

 

 

観客 女1「あぁもう!比企谷さんといいシルヴィアさんといい、何で私の心を乱すのがこんなにも上手なの!?」

 

観客 女3「いや、それは貴女がそれに当てはまっているからでしょうが。」

 

観客 女1「いや分かってるよ?分かってるんだよ!?でもさ、もうシルヴィアさんが歌うこの曲に比企谷さんに向けての好き好きオーラがとてつもないんだけど!?」

 

観客 女2「でも確かにシルヴィアさん、比企谷さんの方をチラチラ見てるよね。」

 

観客 女1「あの2人ラブラブ過ぎるよぉ〜!」

 

 

シルヴィア「♪〜♪〜♪〜」

 

シルヴィア「♪〜♪〜♪〜」

 

シルヴィア「♪〜♪〜」

 

 

シルヴィア(八幡くん気づいてるかなぁ?私、少しチラ見とかしてるんだけどなぁ。)

 

 

シルヴィアのチラ見は10秒に1回ペースでした。

 

 

シルヴィア「♪〜♪〜」

 

 

八幡(なんかシルヴィからの視線がさっきから続いてんだよなー。)

 

 

シルヴィア「♪〜♪〜♪〜」

 

シルヴィア「♪〜♪〜♪〜」

 

シルヴィア「♪〜♪〜」

 

シルヴィア「大好きだよ♪〜」

 

 

間奏が長く続いたが、BGMが鳴り止むと終了の合図がすぐに伝わった。これまた歓声が上がった。特に女性から。

 

 

シルヴィア「いや〜歌い切ったよ〜!女性客の皆はどうだったかな?共感できる部分があったかな?これ、昔の私でもあるんだ!好きな人の前だと中々素直になれないってあるよね。」(チラッ)

 

八幡「演奏中もそうだが、チラ見をするのやめてくれ。すげぇ背中から感じてたから。」

 

シルヴィア「見てくれても良かったのに〜!」

 

八幡「勘弁してくれ。」

 

シルヴィア「それじゃあ許してあげよう!さっ、じゃあ次の曲だよ!今日最後のデュエットだよ!」

 

八幡「この曲は前回のライブ、1年前でもやったデュエットだ。思った以上に好評だったからこのライブでもやる事が決定した曲だ!」

 

シルヴィア「君と共にあの大きくて青い空へ!羽ばたいていこう!」

 

2人「『azurite』!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回使った曲は

『プライド革命』…銀魂のOP

『純情エモーショナル』…異世界はスマートフォンとともに。のED

この2つです。

余談ですが、皆様は『イセスマ』を見ていましたら、誰推しですか?僕はリンゼ、リーンです。


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