学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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タイトルは思いつかなかったのでこれにしました。




寝顔と本当の睡眠

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」

 

 

皆さんこんばんは、比企谷八幡です。いきなりだが誰に向かって言ってるのかって?そんなの、画面の向こうの人に決まってるだろ?まぁ、メタい話はこのくらいにして。

 

俺はついさっきまで、自身の中に居る守護霊達と話をしていて、八咫烏の言っていた東京都の港区について調べようとしていたところだった。

 

 

そう、だった。今はそれが出来ない状態なのだ。理由は分かるだろう?

 

 

シルヴィア「♪〜………」

 

 

そう、このお姫様が気持ち良さそうに眠っているからだ。俺の腕にしがみつきながら。

 

幾ら俺でもこんなに気持ち良さそうに寝ている彼女を起こす真似は出来ない。だって見ていたいって気持ちもあるから。

 

 

シルヴィア「♪〜八幡君………」

 

 

俺も居るのか……どんな夢見てんのやら……この声からして良い夢なのは確実だろうな。

 

まぁ、シルヴィが起きるまで、この寝顔を満喫するか。

 

 

ーーー30分後ーーー

 

 

シルヴィア「すぅ……すぅ……」

 

八幡「………」ナデナデ

 

 

これ、逆効果か?撫でてたらもっと夢の中に行っちまうか?携帯取りに行こうにも、机の上にあるから取れねぇんだよな。調べ物とシルヴィの寝顔を撮る事が出来ねぇ。

 

 

シルヴィア「んんぅ〜……」

 

 

………ねぇ嘘でしょ?もっと絡みついてきたぞ。腕だけが今度は足もかよ。嫌ではないけど、今俺したい事があるんだけど……

 

 

シルヴィア「♪〜」

 

 

人の気も知らずにこんな顔しやがって……可愛いから許すけど。

 

 

八幡「お~いシルヴィ、今どんな感じだ?嬉しいか?」

 

シルヴィア「………ん〜♪〜」

 

 

はい、幸せ頂きましたー。

 

 

ーーーさらに30分後ーーー

 

 

シルヴィア「♪〜」

 

八幡「そんなに疲れたのか?疲れたから夢の中では嬉しそうなのか?」

 

 

もう全く起きないから、起きないシルヴィの寝言で会話してる俺。めちゃくちゃ変な奴だな。

 

 

八幡「シルヴィ、頼むからもうそろそろ起きてくれないか~?もう19時だぞ~?」

 

シルヴィア「………」

 

八幡「………もう少し寝てても良いぞ。」

 

シルヴィア「♪〜」

 

 

マジですか……この子凄くね?寝てる上に夢も見てるのに、現実世界の俺の言葉を理解してる。

 

 

シルヴィア「えへへぇ……八幡君。」

 

 

………調べんの明日にしようかな。

 

 

八幡sideout

 

 

ーーー2時間後ーーー

 

 

シルヴィアside

 

 

シルヴィア「………ん〜、ん?んんぅ〜……あれ?」

 

 

あれ?今何時かな?外も暗いし、寝過ごしたのかな?

 

 

八幡「………」

 

シルヴィア「あれ?寝てる?今時間……あっ。」

 

 

私は今気付いた。八幡君の腕と足に私の両手足を絡ませているという事を。

 

 

シルヴィア「………明日まで寝よっかな。でも……八幡君の寝顔見るの久しぶりだなぁ。」

 

 

いつも私より早く起きるんだもん。だから新鮮だなぁ。

 

 

それに………

 

 

シルヴィア「えへへ♪ギュッて抱き締めてくれてるし、これなら明日までさっきよりも良い夢が見られそうだなぁ。」

 

 

でも今起きたばかりだから、あまり眠くはないかなぁ。というよりも冴えてる方。

 

 

シルヴィア「う~ん、どうしよう……」

 

八幡「………んっ。」

 

シルヴィア「?」

 

八幡「んん〜……おっ、シルヴィ。起きてたのか。」

 

シルヴィア「起きてたのかって、私の方が先に起きたんだよ。」

 

八幡「俺はその前から起きてた。気持ち良さそうな寝顔だったぞ。」

 

 

ふ、ふん!そんな事言っても信じないんだから!

 

 

シルヴィア「じゃあ、私がどんな事したのかな?」

 

八幡「俺が起きた時には、腕に抱き着いてたな。それから30分くらい寝顔見てて、ちょっとしたら足を絡ませてきたな。」

 

シルヴィア「ほ、本当にそんな事したの?」

 

八幡「したぞ?時間も19時頃だったな。そういや、今って何時だ?」

 

シルヴィア「えーと……21時みたい。」

 

八幡「あれから2時間も寝てたのか……それで、どうする?腹が減ってるならコンビニで何か買ってくるが……俺は特に減ってないから平気だが。」

 

シルヴィア「私も平気。何でかな?」

 

 

お昼もそんなに食べてないから減ってるのが普通なのに、どうして何だろうね?不思議。

 

 

八幡「んじゃあ風呂……余計に目が冴えるな。この状態では入りたくないな。」

 

シルヴィア「私もかな。」

 

八幡「んじゃ、眠れるまでこのまま……っていう事になるが、いいか?」

 

シルヴィア「私は大歓迎だよ♪」

 

 

八幡君と一緒に居られるのは、本当に幸せだからね。

 

 

それから私達は眠るまで他愛の無い話や目を瞑ったりしてみたんだけど、正直に言うと、眠れる気配が無い。

 

 

シルヴィア「なんか、全然眠れる気配が無いね。」

 

八幡「起きたばかりというのもあるかもしれんが、1番は寝たらもったいないってのが理由かもな。」

 

シルヴィア「八幡君もそう思った?私も。普通では中々無いからね。私達いつも決まった時間に寝てるし。」

 

八幡「そうだな。」

 

 

規則正しい生活をするのは、私達2人の意見からなった事だからそれに関しては全く異論は無い。こんな時間に起きているから、少しテンションが上がってるのかな?

 

 

八幡「………なぁ、もしかしたら何だが、もっと近くで抱き合ったら眠れるとかないか?」

 

シルヴィア「そ、それってお互いの体温とか心音を直に感じながらって事?」

 

八幡「まぁ、そんな感じだ。」

 

 

よ、予想外の提案だなぁ///でも、可能性はある……かも?

 

 

シルヴィア「じ、じゃあやってみる?本当に抱き合うんだもんね?」

 

八幡「あ、あぁ……」

 

シルヴィア「そ、そうだよね。じゃあ、お邪魔します///」

 

 

そして私は八幡君の方に近寄って、八幡君の腕に包まれた。

 

 

すると、不思議な事に突然睡魔が襲って来た。それは八幡君もなのだろうか、少しだけ眠そうだった。

 

 

シルヴィア「八幡君……何でだろうね?………突然……」

 

八幡「あぁ……でもすげぇ安心するな、朝までこうしてたいな。」

 

シルヴィア「じゃあこうしてよっか……お休みだね、八幡君。」

 

八幡「あぁ……お休み。」

 

 

そして私は、また夢の世界へと旅立った。

 

 

 

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