学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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今回はシルヴィアとめぐりさんのお話です。




彼のいない所で

 

 

シルヴィアside

 

 

八幡が教室に入った5分後………

 

 

シルヴィア「な、何でめぐりさんがこの教室に?」

 

八幡(分身)「いや、俺が知るわけ無いだろ。とりあえず案内はしたから俺はもう消えるな。」スー…

 

シルヴィア「え?あ、ちょっ……消えちゃった。」

 

 

う~んどうしよう……邪魔するのも悪いし出直そうかなぁ。かといって学校を1人で見学してたら迷子になるかもしれないし……

 

 

ホントにどうしよう……

 

 

めぐり「ん?誰か居るの?」

 

 

き、気付かれたっ!?

 

 

めぐり「入ってきていいよぉ〜。取って食べたりしないから〜。」

 

 

何言ってるんですか!?そんな冗談通じる人なんて居ませんよ!でもこのままいてもジリ貧だし、中に入ろっと。

 

 

シルヴィア「すみません、覗き見するつもりは無かったんですけど……」

 

めぐり「あえっ!?シルヴィアさん!?どうして此処に!?」

 

シルヴィア「実は八幡君と一緒に校内見学をしに来たんです。此処が八幡君が部活をしていた教室だと聞いたんですけど……」

 

めぐり「うん、そうだよ〜!【奉仕部】っていってね、生徒のお願い……かな?それを手助けする部だったんだよ〜。ほら、ここに座っていいよ〜!」

 

シルヴィア「じゃあ失礼します。八幡君がそんな部活をしてたんですね。」

 

めぐり「比企谷君は凄い子だったよ。私じゃ解決出来ない事をやってくれたからね。本当に頼りになる後輩だったよ〜。」

 

 

めぐりさんは懐かしそうに1年前の八幡君の事を話してくれた。今と違って目は少し変だとか、考え方が捻くれてるとか、頭のてっぺんにあるアホ毛が面白そうだったとか、色々な事を話してくれた。

 

 

めぐり「あはは♪……あれ?シルヴィアさん、その比企谷君は何処なの?」

 

シルヴィア「今2-F組の方に行ってます。」

 

めぐり「……大丈夫なの?比企谷君はあのクラスや学年に……」

 

シルヴィア「それこそ私の無用な心配でした。」

 

 

私はめぐりさんに今八幡君がこの学校に向けてる感情を話した。誰もが呆れかえると思う。でもめぐりさんはどこか納得したような顔をしていた。

 

 

めぐり「………そっかぁ、感謝かぁ。同じ事を思ってるんだね。あのクラスにも。」

 

シルヴィア「私達が思ってるよりも、八幡君はずっと強いです。力も精神も。」

 

めぐり「……そうみたいだね〜。うん、なんか安心したよ〜。」

 

 

………そういえば、どうして授業中なのにめぐりさんは此処に居るんだろう?

 

 

シルヴィア「めぐりさんはどうして此処に?今授業中の筈じゃあ……」

 

めぐり「私受験生なんだけど、私はもう内定もらってるから自由登校なんだ。だから思い出ついでに此処に来たの♪」

 

 

へぇ〜めぐりさんって受験生なんだ〜……あんまり雰囲気無いなぁ。

 

 

シルヴィア「それで過去のノートを見てたんですか?」

 

めぐり「え?……あぁ、これ?これは授業で書いたノートじゃないよ。」

 

シルヴィア「え?違うんですか?」

 

めぐり「うん、はずれ!これはね、比企谷君が文化祭と修学旅行で起きた出来事の本当の事を記したノートなんだよ。思えば彼が中心に居たからね、良くも悪くも。」

 

 

八幡君が………そういえば依頼があったんだったね。文化祭では『サポートをしてほしい』修学旅行では『告白を成功させたい』と『告白を阻止してほしい』だったかな?

 

 

シルヴィア「………めぐりさん、そのノート見せてもらってもいいですか?」

 

めぐり「うん、君には知る権利があるからね。どうぞ。」

 

 

私はめぐりさんからノートをもらって、食い入るようにノートの文字を見た。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

めぐり「……どうかな?1年前の比企谷君は?」

 

シルヴィア「………凄く辛い目に遭ってきたんでしょうね。こんな事今言っても仕方ないですけど。」

 

めぐり「そうだね。私も彼が何も悪くないって気付いたのは、このノートを見せてもらったその時なんだ。比企谷君には本当に悪い事をしたと思ってる。今だから言えるけど、比企谷君が進んであんな事する人だとは思えなかったから。」

 

シルヴィア「………私が最初に彼に会ったのは、私をナンパから助けてくれたのがきっかけです。あったその日から、一目惚れだったんだと思います。別れてからずっと八幡君の事が頭から離れなかったんです。そして、彼と出かける約束をした日の最後に彼自身の事と、このノートの内容を全て聞きました。嘘が無いって事は、彼の目と声を聞いて分かりました。嘘ならあんな事を言える筈が無いですから。」

 

めぐり「……うん。」

 

シルヴィア「それで私は、初めて誰か個人を守りたいって思えたんです。それに私が所属するクインヴェールは女学園なので、男の子の出会いは学園外にしかありませんから、異性の対象なら尚更でした。今では私は八幡君を守って、八幡君が私を守ってくれてます。八幡君がいつも言ってくれる言葉があるんです。『支え合っての俺達』だと。」

 

 

その日からだよね、私が八幡君に本気の恋を抱いたのは。色んな事があったなぁ。

 

 

めぐり「………それじゃあ、比企谷君が今あんな風に強くなったのは、シルヴィアさんのおかげなんだね。」

 

シルヴィア「私だけではありません。八幡君が今通ってる界龍では多くの友人も居て、彼が師と呼ばれる程慕われています。」

 

めぐり「うん。比企谷君が凄く強いのは知ってるよ。今年の星武祭は見たからね。あんなに強いんだね比企谷君って。」

 

シルヴィア「はい、六学園には序列制度があってその学園内の強さに応じて序列があるんです。因みに私はクインヴェール女学園序列1位です。」

 

めぐり「おぉ〜流石去年の星武祭の優勝者だね!比企谷君は確か、序列2位だったよね?」

 

シルヴィア「はい、界龍の中では2番目に強い人になります。」

 

 

なんか嬉しいなぁ……八幡君の凄さを分かってもらえるって。

 

 

めぐり「ふふふ、シルヴィアさん嬉しそう。」

 

シルヴィア「え?」

 

めぐり「比企谷君が凄いって思えてもらえるのが嬉しいのかな?」

 

シルヴィア「は、はい。私の彼氏でもあるので///」

 

めぐり「そうだよねぇ〜。うんうん、私は2人の事応援するからね!」

 

シルヴィア「あ、ありがとうございます///」

 

 

さっきまでの重い雰囲気から何でこんな話になったんだろう?

 

 

まぁいいよね。

 

 

そしてその後も、八幡君が六花ではどんな風なのかとか、休みはどんな事をしているのかとか笑顔で聞かれた。

 

この人……意外と押しが強い?

 

 

 




最近は仕事終わりで新作書くものですから、少しねむねむです。うとうとしながら書いたので、グダグダかもです。

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