シルヴィアside
シルヴィア「あぁ〜楽しかった♪」
八幡「流石……って言った方がいいのか?カマクラが痙攣してるんだが……」
カマクラ「ニャア………」ピクピク…
カマクラ君が甘えてくるからついつい撫でちゃうんだよね〜。カマクラ君は人懐っこいって覚えておこうかな。
八幡「……そろそろ腹減らないか?」
シルヴィア「そういえばお昼がパンだったからね。確かに減ってるかも。」
八幡「母ちゃんがまだ作ってなけりゃ俺がなんか作る。」
シルヴィア「じゃあその時は私も手伝うからね!」
八幡「ゆっくりしててもいいんだぞ?お前は一応客なんだから。」
シルヴィア「ううん、私がしたいからするの!八幡君と一緒に何かするの好きだしね!」
それに、義母さんに良いところも見せられるかもだしね!
八幡「フッ……分かったよ、んじゃあ下に降りるか。カマクラ、平気になったら下に降りて来いよ。」
カマクラ「ニャ〜………」ピクピク…
私達はカマクラ君を部屋に残して下の居間へと向かった。
でも、カマクラ君どうしたのかな?
ーーー居間ーーー
八幡「……母ちゃん、飯って作ってるか?ないなら俺が作るけど。」
比企谷母「ん?もう作ってるからゆっくりしてていいよ。シルヴィアさんも。」
シルヴィア「はい……」
うぅ……折角の八幡君と共同作業出来ると思ってたのにぃ………残念。
八幡「………なんか母ちゃんの料理姿見んの久しぶりだな。ざっと3〜4年ぶりか?」
シルヴィア「え!?3〜4年っ!?」
八幡「あぁ。俺部屋で本読んでるかゲームしてる事が多かったから、家族が料理してる姿ってあんま見てねぇんだ。」
比企谷母「此処に居てもアンタは見なかったでしょ?寝転んでゴロゴロしてたんだから。少しは手伝えって思ったよ。」
八幡「なら手伝おうか?」
比企谷母「……じゃあ食器とご飯盛り付けてくれる?他に出来る事があったらやっといていいから。」
八幡「分かった……そんで今何を作ってるんだ?」
比企谷母「?カツだけど。」
八幡「よし分かった。すぐ終わらせてそっちを手伝いに行く。だからカツはまだ入れないでくれ。」
……八幡君、私だけでなくお母さんの自信も削いだらダメだよ。
比企谷母「……こう言ったらアレだけど、アンタって本当に八幡?目と耳を本当に疑うよ。」
八幡「失礼だな。俺が自発的に手伝いをする事がそんなに変か?………いや、以前の俺しか知らない母ちゃんにとっては充分過ぎるくらい変か。でも手伝うくらいいいだろ?それとも邪魔か?」
比企谷母「………あんた、不味くしたら最初から作ってもらうからね?」
八幡「逆に上等だ。」
………八幡君、挑発もダメだよ。
シルヴィアsideout
比企谷母side
我が息子ながら手伝ってくれるのは良いけど、こんなにも成長してたなんてね。背丈はそんなに変わってないけど、八幡自身から伝わる頼もしさや安心感は以前と比べても全くの別人。
ていうか、カツを揚げるのやめろって言われたら私のやる事が無いんだけど。
八幡「カツってもうパン粉付けたか?」
比企谷母「つけたけど?」
八幡「なら粉チーズあるか?あるなら少し足してもっかい混ぜ直してくれ。」
………カツにチーズ?
比企谷母「それなら後にスライスでも乗せたらいいんじゃないの?」
八幡「味をつけるのと乗せるのとでは意味が全く違うんだぜ?」
意味深い言い方ね。まぁ粉チーズならあるけど、本当にこれで美味しくなるのかしら?
八幡「終わったらそのまま揚げていいぞ。時間はいつもと同じでいい。」
………いつの間にか料理教室みたいになってるわね。
………でも。
八幡「さて、俺は千切りでもするか。」
比企谷母「……アンタ包丁なんて使えるの?」
八幡「あぁ、あっちではよく使ってるからな。料理する時に。」
比企谷母「……自炊してるんだ。」
八幡「逆に今では控えたいところだが、それをさせてくれない厄介な存在が3人くらい居る。」
比企谷母「ふふっ、何よそれ。」
………何だか良いわね、息子とこんな事をするのも。
ーーー10分後ーーー
八幡「シルヴィ、出来たぞ。」
シルヴィア「出来たんだね?匂いでも分かってたけど、トンカツだね。美味しそう♪」
八幡「カマクラは居るのか?」
シルヴィア「ううん、まだ上で寝てるんじゃないかな?」
八幡「そうか、じゃあ好きな場所に座ってくれ。」
シルヴィア「八幡君の隣が良いです♪」
……付き合ってるのはさっき聞いたけど、こんなに仲良しなのね。
シルヴィア「あっ、八幡君ご飯持って来るね。」
八幡「おぉ頼む。後みz「お水も持ってくから〜。」おっ、サンキュー。」
………息ピッタリ過ぎじゃない。
シルヴィア「よしっ!全員分のご飯とお水も持ってきたし、八幡君もカツとソース持ってきてくれたから、OKだよ。」
八幡「よし。それじゃ、いただきます。」
シルヴィア「いただきます♪」
比企谷母「(アンタが音頭をとるんだ。)…いただきます。」
早速私は、八幡のレシピ通りに作ったカツを食べてみた。外はサクサク、中は肉厚の良さが出ていたけど、もう1つ。チーズの風味が程良くついていた。
比企谷母「……美味しい。」
シルヴィア「美味しい〜♪八幡君、チーズを入れたの?」
八幡「いや、パン粉と一緒に粉チーズを混ぜたんだ。隠し味はソースに集中しがちだが、ちゃんとカツの方にも使えるからな。結構広く知れてはいるが、今回は粉チーズを使ったカツを作ってみた。」
八幡、アンタは将来何になりたいのよ?
八幡「………うん、美味いな。これは界龍では作れないな。シルヴィと一緒の時だけにしておこう。」
シルヴィア「ねぇ八幡君、私にも作り方教えてね!私も覚えたいから!」
八幡「おう、その時は一緒に作るか。」
シルヴィア「うん♪」
………八幡、アンタは良い友達、良い彼女に巡り会えたようね。