八幡side
今日の日付は10月3日。時間は午前の6時半。起きるタイミングとしては絶好と言ってもいいだろう。俺の寝起きも充分良いし、早く俺の腕の中で眠ってる
だがここで無闇に起こすのも勿体無い気がするから、妥協して寝顔を楽しむという選択を取った。
いや、だって想像してみ?彼女が自分の方に寄り添って気持ち良さそうに眠ってるところ。起こすの勿体無いと思うだろ?
まぁでも、俺もシルヴィも体内時計は7時までには起きるような感じになってるからな。そろそろ起きるだろう。
八幡「しかし、本当に気持ち良さそうに寝てるな。良い夢でも見てるのかねぇ?」
シルヴィア「案外、八幡君と一緒にデートしてる夢かもよ?」
………え?
シルヴィア「ふふふ♪おはよっ、八幡君。」
八幡「もしかして、俺よりも先に起きてたか?」
シルヴィア「ううん、起きたのは今。ちょっと驚かそうと思ったんだ。どぉ?ビックリした?」
八幡「こんな驚き方は久々だな。小さく驚かされたのは。」
シルヴィア「ドッキリ大成功〜♪」
シルヴィは楽しそうにしながら、俺の胸に顔を埋めた。髪からは久々に感じるこの家のシャンプーの香りがする。
八幡「寝起きはどうだ?」
シルヴィア「八幡君と寝た日はいつも絶好調だよ♪それは八幡君もでしょ?」
八幡「そりゃそうだ。」
普通や不調、絶不調なんて考えられん。好調は……3割あるかもしれんが、後の7割は全部絶好調だ。
八幡「もう少しこうしてるか。7時までこうしてても余裕はあるしな。」
シルヴィア「八幡君はそんなに私を抱き枕にしたいんだね?しょうがないなぁ〜。私も嫌じゃないからそうしてあげるよ。というよりして下さい♪」
八幡「全く、ありがとよ。」ワシャワシャ
シルヴィア「キャー!」(≧∀≦)
こんな風に頭を撫でる時もあるが、シルヴィは決まって楽しそうにする。本心は分からんが、少なくとも嫌ではないと思う。
ーーー7時ーーー
八幡「………」ナデナデ
シルヴィア「♪〜」
抱き締めながら頭を撫でる。これは男女性別問わず、やらされたら嬉しいだろうな。やってる方も同じだろう。
シルヴィア「♪〜……ねぇ八幡君、そろそろ7時だよ。」
八幡「ん?そうか。じゃあ顔でも洗ってから飯の支度でもするか。シルヴィは髪とかもあるから、ゆっくり準備してていいからな。」
シルヴィア「じゃあ朝ご飯は任せてもいいかな?」
八幡「リクエストはあるか?」
シルヴィア「シェフのお任せコースで頼むっ!」
……昨日のラノベの影響だな。某VRMMOゲームの主人公とそのヒロインの。
八幡「じゃあシチューか?」
シルヴィア「あははは!それも良いけど、簡単なのでいいよ。時間が惜しいからね。」
八幡「そう言ってもらえると助かる。」
ーーー洗面所ーーー
八幡「………」
シルヴィア「フンフンフーン♪」
八幡「………」
シルヴィア「………」
八幡「………」
シルヴィア「ねぇ八幡君、後ろやって〜。」
八幡「あいよ〜。」
ーーー居間ーーー
シルヴィア「結局同じになっちゃったね。」
八幡「そうだな。でも、その方が一緒に居られる時間も増えるってもんだ。」
シルヴィア「そうだね♪」
八幡「じゃあ俺は目玉焼きとかベーコンとか焼くから、シルヴィはパンとか用意してくれ。因みに俺のはトースターで焼いてくれ。」
シルヴィア「は~い!あっ、じゃあさお義母様とお義父様の分も作ろうよ。」
八幡「……そうだな。シルヴィ、卵2つとベーコン4切れ頼む。」
シルヴィア「はい!シェフ♪」
ーーー15分後ーーー
比企谷母「………」
八幡「シルヴィ〜、そこの「はい、塩胡椒。」おっ、サンキュー。」
シルヴィア「八幡く~ん、八幡君のパンはどうする?何か付ける?」
八幡「じゃあバターで頼む、こっちももう終わる。」
シルヴィア「は~い。」
やっぱシルヴィが居ると作業スピードが全然違うな、スゲー捗る。
比企谷母(アンタ達もう何なのよ?息ピッタリ過ぎるわよ。手を動かしながら会話して注文も受け付けるなんて……私から見ても、普通に夫婦にしか見えないわよ。)
シルヴィア「♪〜……あっ、お義母様、おはようございます。もうすぐ出来ますので座って待っててください。」
比企谷母「え、えぇ……」
八幡「母ちゃん、飲み物は?」
比企谷母「じゃあ牛乳を。」
八幡「牛乳ね、俺もそれにするか。」
シルヴィア「承りました〜。」
するとシルヴィがコップを4つお盆に乗せてそれぞれ牛乳を入れ始めた。
比企谷母「………」
比企谷母(この子達、本当にまだ高校生なの?もう何処からどう見ても夫婦にしか見えないんだけど。もしかして最近の若者って皆こうなの?)
………さっきからジッと俺達の方を見てるが、どうしたんだ?
八幡「うし、出来た。」
シルヴィア「サラダとパンも出来てるよ。あっ、お義母様はパン焼きますか?」
比企谷母「ううん、大丈夫よ。」
八幡「親父は今日休みか?」
比企谷母「えぇ。昨日頭を働かせ過ぎたから寝かせておきましょう。」
まぁあれだけの事をいっぺんに聞かせたからな、無理も無いか。
シルヴィア「じゃあ八幡君、音頭お願いします!」
八幡「おう、じゃ、いただきます。」
2人「いただきます。」
確かにこれ見たら高校生には見えませんね。お母さん、その気持ち分かります。