学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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タイトルはあんまり関係ないです。

ただ思いつかなかっただけです。




徳の高い人

 

 

八幡side

 

 

………なんていうか、俺はこの朝から凄く意味不明な時間を過ごした。いや、マジで冗談抜きでだ。

 

たった………何分だ?ホントそれくらいの時間で起きた事なのに、内容が濃過ぎる。

 

俺の方が理解出来てねぇもん。こっち側から頼んだのに、最終的にはこっち側が『しょうがないから入れてやるよ。』みたいな感じになっちゃったんだよ?

 

これ理解出来る奴居るか?多分居ないだろ。

 

 

……まぁいい、シルヴィと索冥をこれ以上待たせるわけにもいかないからな。早く現世に戻るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「ん…んん……」

 

シルヴィア「あっ、起きた?おはよっ♪」

 

八幡「……おぉ、おはよ。」

 

索冥『それで、どうでしたか八幡様?白虎の方は。』

 

八幡「………なんか、俺が行った意味あったのかなって感じだ。」

 

2人「え?」

 

八幡「いや実はな……」

 

 

俺はあっちの世界で玄武がはっちゃけたのと白虎が精神脆弱だった事を話した。索冥は納得したような感じだったが、シルヴィはポカンとしていた。

 

 

シルヴィア「えっと……つまり、玄武が白虎に口喧嘩で勝ったんだよね?でも、それのどこに意外な要素があるの?」

 

 

………………あぁ、そうか。シルヴィは索冥以外の面子を知らなかったんだった。なら名前だけ知っていても動物が分からないんじゃあ、今の反応も当たり前か。

 

 

八幡「まぁ説明不足だったからな。シルヴィ、玄武が亀で白虎が虎なんだよ。これで少しは意味分かってくれるか?」

 

シルヴィア「………うん、理解出来たよ。なんか………あり得ない光景だね、普通に考えると。」

 

索冥『白虎はまだ玄武が苦手なのですね……少しは八幡様を見習ってほしいものです。それに主君である八幡様に威圧的な態度を取ったのは、四神の長として見逃すわけにはいきません。少し教育が必要なようですね。』

 

八幡「あぁ~程々にな?玄武に言い負かされたばっかだから。」

 

索冥『承知しております。現世の時間で4時間程教えるだけで御座います。』

 

 

お、鬼だ……もしこれが人間だったら、凄く優しい美人教師だけど、怒らせたら1日の授業を使って道徳の授業とかしそう。

 

 

索冥『では八幡様、シルヴィア様、失礼致します。』

 

八幡「あぁ、ありがとな。」

 

シルヴィア「またね〜!」

 

 

そして索冥は段々と薄くなり、やがては光となって消えた。

 

 

八幡「ていうか此処は?」

 

シルヴィア「神社の中。神主さんが『こんなに徳の高い人を人が通る床に寝かせてはなりません!神社の中へどうぞ!』って言ってから何処かに行っちゃった。」

 

八幡「俺は別に徳があるわけじゃないけどな。」

 

シルヴィア「気持ちの問題とか?」

 

八幡「多分索冥効果だろうな。でなけりゃこんな事してもらえるわけ無いからな。」

 

シルヴィア「ふふっ、そうだね。」

 

 

しかし、シルヴィの膝あったけぇな。このままも良いが、俺達には予定があるからな。

 

 

八幡「じゃ、そろそろ行くか。いつまでもこうしてたら時間が勿体無いからな。」

 

シルヴィア「もう大丈夫?」

 

八幡「別に疲れてたわけじゃないから平気だぞ。シルヴィも足は痺れてないか?」

 

シルヴィア「うん、大丈夫。」

 

 

よし、じゃあ行くか。

 

 

俺は靴を履いて神社の襖を開けた。すると外には神主が何かを持って待っていた。

 

 

神主「おぉ、お目覚めになられましたか!ご気分は如何ですか?」

 

八幡「特に何もありませんけど。」

 

神主「ふむ……見た目は何もお変わりはない様子ですが、貴方の目や心臓から陽の力を感じます。これも麒麟のお力なのでしょう。」

 

八幡「麒麟だけじゃないですよ。隣に居るシルヴィもそうですが……」

 

 

俺は心の中で全員を現世へと呼んだ。

 

 

八幡「俺は常にコイツ等と一緒に居ますから。陽の力というより、コイツ等が陽で俺が陰なんですよ。良い具合にバランス取れてるでしょう?」

 

シルヴィア「八幡君……君の後ろに居るのって……」

 

八幡「あぁ、俺の中に居る守護霊達だ。全部で5体だ。」

 

神主「な、なんと強大で神聖なオーラ。!?3つの目に足!?その烏はもしやっ!?」

 

八幡「はい、八咫烏です。」

 

神主「それに北の守護を司る玄武、南の守護を司る朱雀、西の守護を司る白虎。貴方は一体………」

 

八幡「俺はただの星脈世代ですよ。そしてコイツ等は俺に憑いてきた奴等で、頼もしい仲間です。」

 

 

実際に憑霊をしたのは八咫烏と朱雀だけだが、後の奴等とだって憑霊はするからな。

 

 

八幡「じゃあ俺達はそろそろ……」

 

神主「お、おぉ!これは長い間お邪魔をさせて申しわけない。」

 

 

索冥『八幡様、此方の神主様は八幡様を神社の中へと入れてくださったのです。通常寺や神社は一般の方は入れません。そのお礼をするというのは如何ですか?』

 

八幡『ん~そんな事急に言われてもな。俺渡せるような物なんて何も持ってないぞ?』

 

索冥『では、私の角という事で如何でしょう?』

 

八幡『いや、ダメとは言わないけど、いいのか?』

 

索冥『鹿は1年近くで生え治りますが、私の角はすぐに生え治りますので。』

 

八幡『………じゃあお願いします。索冥お姉様の一角の御角を頂いてもよろしいでしょうか?』

 

索冥『お、お止め下さい!八幡様が私にそのようなお言葉など!』

 

 

いや、だって親しき仲にも礼儀ありって言うし。

 

 

八幡「すみません、少し待ってもらえますか?」

 

神主「はい?」

 

八幡「よろしければこれ、神社の中に入れてもらったお礼です。」

 

神主「これは……鹿……いやトナカイ?鹿もトナカイもこんなにも艶や透き通る程の色、突起の数は多くない。この角は?」

 

八幡「それは索冥の角です、今回のお礼にと索冥と俺からです。」

 

神主「き、麒麟のっ!?」

 

八幡「はい。足りませんか?」

 

神主「い、いえ!充分過ぎる程で御座います!」

 

八幡「良かったです。では、これで。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルヴィア「あの神主さん、嬉し過ぎて死んじゃわないかな?」

 

八幡「そうなったとしても、後悔は無いだろうな。」

 

シルヴィア「だと良いね……よし!じゃあここからデートだよねっ!?」

 

八幡「あぁ、そうだな。」

 

 

さて、デートを楽しみますか!

 

 

 

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