学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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この話から本編開始です!

学園祭頑張ります!小説読んでないので完全オリジナルですけど。

では、どうぞ!




第7章 学園祭
驚きの会議


 

シルヴィアside

 

 

ツアーが終わって2日間だけ八幡くんと一緒に過ごした後、すぐに月一度の六花園会議が行われていた。そこまではまだいいの。でも1つだけ変わったところがあるの。

 

それは生徒会長の変更だった。余程の事がない限りは変わる事なんてあり得ない。自ら生徒会長を進んでやろうなんて人はいないだろうし。そんな新生徒会長になった人物は……

 

 

アーネスト「……まさか君が新しい生徒会長とはね。」

 

シルヴィア「どういうつもりなんだろうね?」

 

左近「私にも意図が読めませんね。」

 

星露「まぁ妾にはどうでもよい事じゃが、驚きには違いないのう。」

 

クローディア「えぇ。彼が会長を降りるなんて考えられませんから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーフェリア「………」

 

 

そう。新しい生徒会長という人物は、レヴォルフ黒学院の序列1位【孤毒の魔女】として知られているオーフェリア・ランドルーフェンさんだった。

 

 

アーネスト「それで、何故彼が会長から降板したのか説明してはくれないかな?ミスランドルーフェン。」

 

オーフェリア「………レヴォルフの会長選任は序列1位の指名によるものなの。だから私が彼を選ばなかっただけ。」

 

シルヴィア「だからオーフェリアさんなんだね。指名しなかったら自分になるの?」

 

オーフェリア「………えぇ。」

 

 

まぁ此処にいる全員彼に好印象なんて持ってないからね。いや、持てるはずが無いんだけど。

 

 

オーフェリア「………それよりも【万有天羅】。」

 

星露「ん?なんじゃ?」

 

オーフェリア「………何故貴方が生徒会長なの?」

 

星露「なんじゃその言い方は!?まるで妾が会長である事が変みたいに聞こえるじゃろうが!」

 

オーフェリア「………」

 

星露「何故黙るのじゃ?」

 

オーフェリア「………何故八幡じゃないの?」

 

星露「スルーしおった……こやつ人の話も聞かずスルーしおったぞい。」

 

オーフェリア「………そんな事より、どうして八幡がいないの?」

 

星露「八幡が生徒会長じゃないからに決まっておろうに。他に何があるのじゃ?」

 

 

確かにそれ以外理由なんて無いしね。此処は例年通り、生徒会長しか集まらない事になってるし。

 

 

 

去年の今は違ったけど。

 

 

オーフェリア「………今すぐ八幡をここに呼んで。」

 

星露「何故じゃ?」

 

オーフェリア「………彼といた方が落ち着くもの。」

 

 

え!?それだけ!?ま、まぁ私も呼べるのなら呼びたいけど……

 

 

星露「無理じゃ。そんな理由であやつを呼ぶなどバカげておるわ。」

 

オーフェリア「………そう。じゃあ仕方ないわね。」

 

 

オーフェリアさんは急に端末を開き、通信を取り始めた。

 

 

アーネスト「ミスランドルーフェン?」

 

オーフェリア「………」

 

 

八幡『おう、オーフェリア。』

 

オーフェリア「こんにちは、八幡。」

 

 

え!?八幡くんに通信!?

 

 

八幡『どうした?休日の昼に?」

 

オーフェリア「………それは………」

 

 

するとオーフェリアさんは、急に星露の方を見てから八幡の方へと向き直った。

 

 

オーフェリア「………貴方のところの生徒会長が居眠りをしたせいで会議が進められないから代わりに来てくれないかしら?」

 

星露「うぉい!?何を言ってもががっ!!」

 

 

これは八幡くんをここに呼べるチャンス♪

 

 

八幡『叩き起こせばいいじゃねぇか。』

 

オーフェリア「………何度もやったわ。でも起きないの。」

 

八幡『………分かった。今行くから待って……っていうか何でお前がそこにいるんだ?』

 

オーフェリア「………私がレヴォルフの新しい生徒会長だから。」

 

八幡『そうなのか。あの豚と入れ替わったのか。これでレヴォルフも少しはマシになるな。』

 

八幡『じゃあ俺もすぐに行く。それまで待っててくれって他の会長たちにつたえてくれ。』

 

 

そして通信は切れた。やったぁ♪これでまた八幡くんといられる時間が増える♪

 

 

星露「ぷはぁ!お主なんて事を言うのじゃ!?あの説明では妾が怒られるではないか!?」

 

オーフェリア「………」(プイッ)

 

星露「なんじゃそれは!?そんなに妾が嫌なのかえ!?」

 

オーフェリア「えぇ。」

 

星露「即答するでないわ!!傷つくではないか!妾も人間じゃぞ!?」

 

 

なんか………星露がオーフェリアさんのおもちゃになってるような……

 

 

アーネスト「あはは……少し賑やかになりそうだね。」

 

クローディア「前任よりは良いと思いますが、今回だけにしてほしいですね。」

 

左近「ま、まぁ……これが続く事はそんなにないと信じたいですね。」

 

シルヴィア「あっ、左近くん!八幡くんが来たらまた席変わってもらってもいいかな!?」

 

左近「え、えぇ。」

 

シルヴィア「ありがとう♪」

 

アーネスト「……ミスリューネハイムも大喜びだね。」

 

 

ーーー5分後ーーー

 

 

八幡「……すみません、遅れました。」

 

シルヴィア「やっほ〜八幡く〜ん!待ってたよ♪」

 

オーフェリア「………こんにちは、八幡。」

 

星露「八幡!これは誤解じゃからな!妾は一睡もしておらん!」

 

クローディア「こんにちは、比企谷さん。」

 

アーネスト「突然の呼び出し、済まなかったね。」

 

左近「どうも。」

 

 

八幡(………あー、なんとなく分かったわ。)

 

 

八幡「つまり、オーフェリアが俺じゃなかったのが不満だったから俺を呼んだと。」

 

アーネスト「………君は凄いね。今のやり取りだけで殆ど正解を出すなんて。」

 

八幡「まぁ星露は大事な会議とか話では寝ない奴だって事は知ってますからね。」

 

シルヴィア「じゃあなんで来たの?あっ、別に来て欲しくないってわけじゃないよ?むしろ来て欲しい♪」

 

八幡「ここではやめい。此処に来たのは、俺が来なきゃ会議進まないだろ?だからだよ。」

 

 

おぉ〜さすが八幡くん!

 

 

八幡「来たのはいいが、椅子6脚しか無いじゃん。」

 

シルヴィア「八幡くん!私のところに座って!そして私を抱えてくれればいいから!」

 

オーフェリア「………出来れば私にして欲しいわ///」

 

八幡「………しないからな。」

 

 

八幡くんはそう言うと、能力でリクライニングシートを作った。1人だけ贅沢だなぁ。

 

 

八幡「1人増えましたけど、会議始めましょうよ。新会長もこういうのはこれっきりな?」

 

オーフェリア「………分かったわ。」(ギュ!)

 

 

あっ!?あぁ〜!!?

 

 

八幡「おい、なんで俺の腕に抱き着く?」

 

オーフェリア「………私がしたいから。」

 

 

八幡(この子素直になり過ぎてない?)

 

 

シルヴィア「むぅ〜!!」(プク〜)

 

シルヴィア「えいっ!!」(ギュッ)

 

八幡「シルヴィ……」

 

シルヴィア「八幡くんは私の彼氏だもん!こうするのは当然でしょ!」

 

 

八幡(だからって張り合う必要は無いと思うんだが……)

 

 

アーネスト「……これはもう少しかかりそうだね。」

 

クローディア「彼は人気者ですね。」

 

左近「えぇ、私の学園でも彼の話は度々耳にしますので。」

 

星露「妾が言うのもあれじゃが、いい加減話を進めたいのう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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