シルヴィアside
シルヴィア「♪〜♪〜」
八幡「お、おいシルヴィ。嬉しいのは分かるが、そんなに急ぐなよ。まだ余裕あるだろ?」
シルヴィア「あるけどさ、やっぱり早くやりたいよ!恋人と一緒にパフェ食べるのっ!思ったんだけどさ、私たち食事は何度もしてるのに、パフェを頼んで食べさせ合いっことかした事なかったよね。何で気づかなかったんだろう?」
八幡「………何でだろうな。」
シルヴィア「まぁ、いっか♪早く行こっ、八幡くんっ♪」
八幡「そんなに慌てるなよ。パフェは逃げねぇって。」
楽しみだなぁ……八幡くんと食べさせ合いっことか出来たりして♪
ーーー○○○パフェーーー
シルヴィア「着いた〜!」
八幡「シルヴィが急ぐだけあって早く着いたな。」
シルヴィ「早く中に入ろうよ!」
店員「いらっしゃいま……え、えぇ!?」
私に反応してるのかな?それとも八幡くんかな?八幡くんも有名だからなぁ。
八幡「……2名です。」
店員「あっ!は、はい!2名様ですね!ご案内いたします!」
さすが八幡くんっ!気がきくなぁ。それにしても、周りからの視線も結構あるなぁ。
『ねぇねぇ、あの人たち!』
『あっ!本物だ〜。』
『凄〜い!こんな所で会えるなんて!』
まぁ当然だよね。私たち外食とかあまりしないからなぁ。
店員「こ、こちらにお座りください!只今メニューをお持ちいたします!」
シルヴィア「あっ、すみません。私たち、これをしに来たんですけど、出来ますか?」
店員「お、お預かりします……カップル限定の特大パフェに挑戦ですね?」
シルヴィア「はい。」
店員「で、では準備致しますので、少々お待ちください!」
店員さんはそう言うと、厨房の方へと向かって走って行った。
シルヴィア「ねぇ八幡くん。どんなパフェかな?」
八幡「そうだな……まぁオーソドックスなパフェが特大になったもんじゃないか?普通に考えて。チョコとかは考えにくいからな。」
シルヴィア「まぁそうだよね。挑戦とかって割と普通なのが多いって聞くから。」
八幡「シルヴィはパフェとかよく食べるのか?」
シルヴィア「うーん……頻繁には食べないかなぁ。人気のスイーツ店だったら食べるけど、私はケーキとかしか頼まないかなぁ。」
八幡「俺もシルヴィがパフェ頼むところを見たのは今日が初めてだからな。」
確かに私、八幡君の前ではパフェとかアイスクリームとかって頼んだ事なかったなぁ。今更だけど何でだろう?
八幡「甘い物は好きだが、あんまり甘過ぎるのはキツイな。マッ缶並の甘さだったら、俺多分すぐにギブアップするぞ。」
シルヴィア「そんなこと言わないでよぉ〜!本当にそうなったらどうするのさぁ〜。」
私信じてるからね!そうならないよね!?
ーーー10分後ーーー
店長「お待たせしました。私、タイムを測らせて頂きますこの店の店長です。本日は特大パフェの挑戦、ありがとうございます。」
店長「ルールの説明を致します。制限時間30分以内に特大パフェを完食出来ればクリアとなります。その際には記念品と写真撮影をいたします。クリア出来なかった場合でも写真撮影があります。クリアを目指して頑張って下さい。」
店員「で、ではこちらがカップル限定の特大パフェとなります!」
目の前に置かれたのは、本当に大きなパフェだった。人の顔が余裕で隠れるくらいの大きさだった。
アイスクリームがたくさん入れられていて、ストロベリートッポが3本、プチシュークリームが3つ、カットされたオレンジと白玉も3つずつで細切りにされたキウイが2切れ。見た感じこのソースはストロベリーとオレンジだろうね。その上からはトッピング用のチョコ。そして容器の1番下にはストロベリーソースがたくさん溜まっていた。
八幡「かなりデカイな……」
シルヴィア「おぉ〜食べ応えがありそうだねぇ。」
店長「では……準備はよろしいでしょうか?」
私と八幡くんは同時にスプーンを持って、ジッとパフェを見つめた。
店長「では、カップル限定特大パフェチャレンジ。よーい、スタート!」
特大パフェは
びっくりドンキーのメリーメリーゴーランドの特大版にお菓子を増やししたものです。