学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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今日のは短いです。
思いつかなかったというのが一番です。




ご飯と水派

 

 

八幡side

 

 

八幡「それで小苑さん、今度は星露に何を言ったんです?さっき星露も言ってましたけど、またチビって言ったんですか?」

 

小苑「ん?儂は単にこう言うただけじゃぞ?『まだお主の目は肥えておらんから背伸びするでないぞ、チビよ。』っとな。」

 

八幡「それ絶対最後の言葉ですよ。わざわざそんな事口にしないでくださいよ。」

 

小苑「先も言うたが、この学院に来てからはこれが楽しみになってしもうてのう。あやつの反応も良いからついのう。もう止められんのじゃよ。」

 

 

ついでやらないで欲しい。そのせいで今日俺の方にもとばっちりが来たんだから。そのせいで俺が料理を作る羽目になってるんですから……

 

 

小苑「まぁ許してくれんかのう?また抱き締めてやっても良いから。」

 

八幡「いえ、大丈夫です。」

 

小苑「何じゃ、恥ずかしがらずともようのじゃぞ?お主のあの時の反応は実に良かったからのう~。また見てみたいものじゃ。」

 

八幡「聞かなかった俺も悪かったですけど、あんな方法だとは思わなかったんですよ。」

 

 

誰も思わないだろ、自身の星辰力を相手に密着する事によって流し込んで超回復的な効果を起こすなんて……

 

初日の鍛錬が終わって寝る時間になった時の事は忘れたくても忘れられない、だって強制的に抱き締められたんだから。

 

 

ーーー八幡の部屋ーーー

 

 

八幡「………絶対もう居るんだよな。」

 

小苑「まぁ、そうじゃろうな。」

 

八幡「きっと突っ伏してますよ。」

 

 

開けたくねぇ……でもああ言っちまったからには作らないとなぁ。

 

俺は嫌々ながらも自分の部屋の扉を開き、中へと入った。

 

 

星露「………」チーン…

 

 

………予想通り部屋の中に居たが、もう早速ガレていた。いや、飯の話したのついさっきだよな?なるの早過ぎねぇか?コイツの体感時間ってどうなってんの?

 

 

小苑「はぁ……こういうところはまだまだ子供のままじゃな。八幡よ、お主は料理を頼む。このチビは儂に任せるのじゃ。この距離でチビと言っても無反応なのじゃ、危険は無いじゃろう。」

 

八幡「分かりました。何かリクエストあります?」

 

小苑「そうじゃのう……なら青椒肉絲をいただこうかのう。」

 

 

よりによって星露の1番好きなメニューじゃねぇか。小苑さん絶対分かってて言ってるんだろうな……まぁ本人が復活してくれんなら何でもいいけどよ。

 

 

ーーー20分後ーーー

 

 

八幡「小苑さん、出来ましたので星露起こしてください。それでも起きなかったら俺が全部食ってやるとも言っていいですよ。」

 

小苑「分かったのじゃ。」

 

 

それを実行した時の星露の行動の速さは最早次元を超えていた。こんな事で本気のスピードを出さないで欲しい。しかも人の部屋で。

 

 

星露「して八幡よ、武術講習会じゃったな。上手くいったのかえ?」

 

八幡「あぁ、全員に許可は貰えた。」

 

星露「なら良い。じゃが八幡よ、水派はどうするのじゃ?」

 

八幡「俺も考えたんだが、そもそも一般人に何を見せりゃいいのか分からん。陰陽術ならなんとかなるかもしれないが……」

 

小苑「呪符の方は念を込めて筆を動かさんと意味が無いからのう。後に念を送るやり方もあるがのう。」

 

 

木派だけやらせて水派は何もしないってのはなぁ……流石に水派から批判来るよなぁ。でも何すればいいのか思い浮かばないんだよなぁ。

 

 

八幡「星露は何かないのか?水派が出来そうなイベント。」

 

星露「それを言うたら木派と同じ演武しか無かろう。何も思い付かんのじゃったらそれでも良いのではないか?」

 

八幡「まぁそうなるよなぁ、それでいくか。」

 

星露「うむ、妾からもそう伝えておこう。それよりも八幡よ、早う食べようぞ!」

 

小苑「そうじゃな。八幡、音頭を頼むぞ。」

 

八幡「はい……いただきます。」

 

星露「今日も美味そうじゃのう~♪こやつに色々と言われていたのを我慢した甲斐があったというもんじゃわい!」

 

八幡「よく言う、さっきまで追いかけっこしてた奴が。もうちょっと大人になったらどうなんだよ?京華の前では姉気取りしてるくせによ。」

 

星露「あれは京華が可愛いからじゃ!それにこの学院には京華以外に年下が居らんのじゃからこうなるのは仕方ないではないか!」

 

小苑「ほう、お主以上に歳の低い者が居るのか?」

 

星露「会わせんぞ!!京華のような穢れを知らん者に、お主のような毒物を会わせるわけにはいかんっ!!」

 

八幡「小苑さんのイメージが悪過ぎるだろ。毒物って………」

 

小苑「人を毒扱いするとは失礼な童じゃのう。こうして八幡の料理を食えてるのは誰のおかげだと思うてるのじゃ?加えて青椒肉絲を頼んだのは儂なのじゃが?」

 

星露「……騙されんぞ妾は。」

 

小苑「そうか。ならば八幡。食費は出す、儂の注文する料理を作ってはくれんかのう?久々に弟子と食べる夕飯は楽しいじゃろうしのう~。」

 

星露「八幡っ!!妾も食費を出すから料理を作ってほしいのじゃっ!!」

 

 

………こうなった時に出す答えは1つだ、俺は間違いなく小苑さんを選ぶ。だって星露は毎日頼んで来るだろうしな。俺の気が休まらない。そして星露+陽乃さんとセシリーが来るだろうしな。

 

 

 

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