学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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服選び

 

 

八幡side

 

 

………着いたは良いが、此処がけーちゃんの言ってた【エベックス】か。確かに店の前に服は並んでるけど、種類あり過ぎじゃね?執事服にメイド服、和服、制服と様々。ここまでは分かるが、何で鎧があるんだよ。誰が着るんだよ?もとい誰が装備するんだよ?漢服もあるから一安心だけど。

 

今更だけどよ、まともな服って売ってあるんだよな?このガラス越しにあるのだけだったらコスプレ専用の店にしか思えないんだが。

 

 

八幡「………取り敢えず入るか。中に入って案内板でも見れば場所は大体分かるだろうしな。」

 

 

ーーーエベックス店内ーーー

 

 

俺は店内に入って目の前にあった案内板を凝視していた。初めて来るところだからな、あとでパンフレットも持って帰るか。買い物するかどうかは分からんが、シルヴィと来る機会もあると思うしな。

 

 

八幡「1階から3階は私服になってるのか。漢服は………6階か。思ったんだが、絶対10階作る程服の種類無いだろ。」

 

 

しかも私服だけで3階も使ってるし。しかもレディースだぜ?メンズは1階だけ……女性だからって片付けるのは無理があるか?

 

 

ーーー6階ーーー

 

 

エレベーターが開き、6階に着いた。何となくは想像していだが、色とりどりで様々な漢服があった。それだけに思った。

 

 

『やっぱり俺の制服は異常だ。』

 

 

そう思いつつも俺は目当ての漢服がある場所を探し回る事にした。

 

 

八幡「しかし色んな種類の漢服があるんだな、こんなに種類があるとは知らなかったな。おっ、目当ての漢服はこの辺りだな。」

 

 

見た感じは俺達の学院の制服に似ている。ズボンの方は少し違うがこれでも大丈夫だろう。だが色んな種類に色がある、別にどれでも良いんだけどな?

 

 

八幡「どうせなら界龍の制服に合わせるか、その方が目立たずに済むだろうしな。ただでさえ色の違う制服を支給されたせいで目立ったんだし、このくらいはいいよな。」

 

 

色は紫かピンクだったな。紫は見つかったが、ピンクは無いな……もう少し回って見るか。

 

 

冬香「あら、八幡さん?」

 

八幡「ん?あぁ冬香さん、どうも。」

 

冬香「奇遇ですね。どうしてこちらに?」

 

八幡「星露から白い羽織みたいなのを渡されたので、それを着る為の漢服選びです。いつも着てる服では袖が通せないので。学院にもあまりの制服は無いみたいなので。こうして買いに来たってわけです。」

 

冬香「そうだったのですか。しかしこう言っては失礼に思われるかもしれませんが、八幡さんは好んでそういう事をする人だとは思えないのですが……」

 

八幡「まぁ星露の好意もありましたしね。それに、学園祭だけの期間にしましたので大丈夫かなと。」

 

冬香「そうなのですか。ですが、それを言った瞬間に学院の皆さんは猛反対すると思いますよ?八幡さんはあれを着るのに相応しい方だと皆さんそう言う筈です。」

 

 

俺としては着たくないわけではないが、好んで着ようとは思わないんだけどな。だって面倒だし。

 

 

八幡「やっぱそうですかね……諦めるしかないのか?」

 

冬香「ふふふっ、そうですね。そうした方が受ける傷は小さく済みますよ?八幡さんも無駄な労力は受けたくはないでしょう?」

 

八幡「はぁ……確かにそうですね。」

 

冬香「ところで、何を買われるのかはもう決まったのですか?」

 

八幡「一応界龍と似たデザインにしようと思ってたので、それっぽい服は見つけましたね。」

 

冬香「界龍と似たデザインというと2種類ありますが、こちらの服は木派寄りですね。水派の制服では袖が通りませんしね。」

 

 

正論だ。あんなダボダボじゃあ絶対通らん。

 

 

冬香「でしたらこの紫色の漢服を選ぶのですか?」

 

八幡「そうですね。まぁこれ以外に見つからなかったっていうのが、主な理由なんですけど。」

 

冬香「ふふふっ、そうでしたか。では行きましょうか。」

 

八幡「……冬香さんはまだ買い物の途中では?」

 

冬香「私は街歩きが趣味ですので。偶にこういう所も入ったりするんですよ。購入する事は殆ど無いのですけどね。」

 

 

まぁ冬香さんなら不思議でも無いな。寧ろ当たり前に思えてくる。

 

 

ーーー1階ーーー

 

 

冬香「思わぬ場所で八幡さんと会えたので楽しかったです。誰かとこうして歩く事はあまり経験が無いものですから。」

 

八幡「自分は色々と助かりました。けど、こんな偶然もあるものなんですね。こんな所で会うとは思ってませんでしたし。」

 

冬香「確かにそうですね。事情は伺いましたので理解していますが、やはり意外だと思ってしまうのは否めませんね。」

 

 

この人とは前にもこんな事あったしな。しかし本当に界龍のイメージが無いよな。

 

 

八幡「冬香さんはこの後どうするんですか?自分は学院に戻ろうと思っているんですけど。」

 

冬香「八幡さんも居ますし、今日は帰ります。学院までの道のりで構いませんので、護衛をお願い出来ますか?」

 

八幡「先約が一生分あるんですが、今はその対象が居ませんので特別に許可しましょう。内緒ですからね。」

 

冬香「ふふふっ、八幡さんと居るとやはり面白いですね。」

 

 

貴女なら1人でも大丈夫そうですけどね、だって序列5位なんですから。

 

 

 





ホント、前にもこんな事ありましたよね。

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