一言……まだ付き合ってません!!
ーーーーーー
ーーー店内ーーー
八幡「………///」
シルヴィア「………///」
目的地たどり着き店内に入ったまではいいが、その後もお互いに何も話せず………
ピトッ(互いの手が触れ合う。)
2人「あっ……/////」
メニュー表を取ろうとすると、手が触れ合いまた気まずくなる。
要するに、無言状態絶賛継続中だった。
そして5分後………
2人「な、なぁ。(ね、ねぇ!)」
2人「あっ………」
シルヴィア「は、八幡くんからいいよ!私のは大した事じゃないし!」
八幡「い、いや、俺のも大した事じゃない。お前から言えよ。」
シルヴィア「むぅ〜、シルヴィって呼んでよ!お前って呼ばない!」
八幡「お、おう。すまん。」
2人「………ぷっ。」
シルヴィア「あははは、ふふふ♪」
八幡「ははは……」
お互いに意識していたのが可笑しかったのか、2人同時に笑い出した。
シルヴィア「じゃあさ、同時に言ってみようよ。何となく分かった気がする。」
八幡「奇遇だな、俺もだ。恥ずいが、まぁ、言ってやるよ……」
シルヴィア「うん!せーので言ってね!」
八幡「おう。」
シルヴィア「せーのっ!」
2人「メニュー決めない?(決めないか?)」
シルヴィア「やっぱり!思った通り!」
八幡「以心伝心だな……」
そう言ってメニュー表を取り、メニューを決めて注文した後………
シルヴィア「あー、可笑しかった。」
シルヴィア「道とかこの席とか私達ホントに何も話さなかったよね?ホントおっかしーな。」
八幡「ホントにな。」
シルヴィア「食事の後どうしよっか?私少し歌いたくなって来たなーって思ってさ、カラオケに行かない?」
八幡「それも良いがシルヴィ、1ついいか?」
シルヴィア「ん?何かな?」
八幡「なんか悩みでもあんのか?」
シルヴィア「え……」
八幡「今日お前と会った時なんだが、笑顔に曇りがあるように感じてな。」
シルヴィア「………分かるの?」
八幡「何となくだがな。もしかしたらって思ってな。正解みたいだな。」
シルヴィア「……長くなるけど、話してもいいかな?」
八幡「俺で楽になるならな。」
シルヴィア「うん、話すね。」
ーーーーーー
シルヴィアside
シルヴィア「今年の冬に《
八幡「あぁ、優勝候補なんだってな。」
シルヴィア「うん、それはいいんだ。でも、もう1ヶ月半しかないのに調子が全く上がらないんだ。」
八幡「そんなの当たり前の事なんじゃないのか?」
シルヴィア「それがね、下がり続けてるんだよ。今までにないくらい。ライブの時でさえ、こんな事はなかったのに………」
八幡「そうなのか。」
シルヴィア「うん……だから今日ここに来れたのは、気分転換が大きいかな。」
八幡「そうか……」
シルヴィア「…あっ!でも、気分転換だけじゃないからね!勿論、八幡くんとも遊べて嬉しいし、今もすごく楽しい!」
八幡「おう……」
シルヴィア「………八幡くん?」
八幡「………」
シルヴィア「………ねぇ?八幡くん、聞こえてる?」
八幡「………………」
……もしかして気分転換で来た事で怒ってるのかな?目も合わせてくれないし、声にも反応してない……ちょっと嫌な気分にさせちゃったかな。それとも嫌われちゃったかな……
あれ?胸が苦しい……可笑しいな。何だかとても悲しくなってきた。私、八幡くんに嫌われたかな。
嫌われた?八幡くんに?
……嫌だ。嫌われたくない……嫌いになって欲しくない。そんなつもりじゃなかったの!本当は八幡くんに会いたかったから!お願い!信じてっ!!
八幡「なぁシルヴィ、少しかん……が……えて……」
シルヴィア「……グスッ……ヒグッ」
八幡「お、おい?どうした?そんなに泣く程辛いのか?」
シルヴィア「………なさい。」
八幡「……え?何?」
シルヴィア「ゴメン…なさい!君を不快に…ヒグッ…させるような事言って!グスッ、お願い……たから…グスッ………嫌いにならないで………」
八幡「……え?不快?……嫌い?」
お願い許して!私にできる事なら何でもする!お願い………嫌いにならないで……
ナデナデ
シルヴィア「………へ?」
急に頭を撫でられた………いつの間にか八幡くんが隣にいた。
八幡「お、おい。大丈夫か?」
シルヴィア「………」
八幡「落ち着け、俺は別に不快な思いはしてないし、嫌いにもなってない。だから気にすんな。分かったか?」
シルヴィア「……本当?本当に?本当に嫌ってない?もう会えなくなるなんて絶対に嫌だよ。私もっと八幡くんと一緒にいたい。本当……何だよね?」
八幡「……あぁ、大丈夫だ。そもそも嫌いになる要素がどこにもねぇよ。」
シルヴィア「………よかった。本当によかった。もしそうだったらーー」
八幡「それ以上言うな。分かればそれでいい。根に持つ奴はあまり好きじゃないからな。」
シルヴィア「……うん、もう言わないね。ありがとう。」
八幡「おう。」
………
………………
…………………………
また静かになっちゃった。
八幡「なぁ、今大丈夫か?」
何だろう?
シルヴィア「な、何かな?」
八幡「さっき言いかけた事なんだが。」
シルヴィア「う、うん。」
そういえば、さっき何か言いかけてたな。そのことかな?
シルヴィアsideout
八幡side
八幡「お前、
シルヴィア「う、うん。そうだけど……」
やはりか……
八幡「そいつは間違いだ。」
シルヴィア「……え?」
八幡「確かにライブで成功させようと思っているのは間違いじゃない。」
八幡「だが、
八幡「お前はそこでも観客に見せる為の、ライブと同じような客に見せるだけの戦い方をするのか?俺がお前だったら、そんなフザけた真似はしない。」
シルヴィア「………」
八幡「厳しい言い方をするが、そこまでして星武祭を成功させたいなら、フィールドで歌うだけ歌って勝手にやられてろ。その方が、今のお前には似合ってる。」
シルヴィア「………」
……厳しいどころかかなり言いたい放題言っちまったな。少し言い過ぎたか………女の子だしな。謝っとくか。
八幡「すまん、少し言い過ぎた。」
シルヴィア「ううん、大丈夫……なんかスッキリしたよ。そうだよね。星武祭は戦う場所だもんね。1回出てるのに何で忘れちゃってたんだろ………はぁ、確かに前回の星武祭も見てくればっかり気にしてたな。本当にありがとう八幡くん。大事なこと教えてくれて。」
そう言ってシルヴィは俺に笑顔を見せたが、今までで一番輝いた笑顔だった。さっきあった曇りも全くない………まるで明鏡止水のようだ。
シルヴィア「それでさ八幡くん、1つお願いがあるんだけど、いいかな?」
八幡「ん?何だ?」
シルヴィア「さっきの頭撫でたの……もう一回やってくれないかな?凄く気持ちよかったから。」
八幡「……おう、分かった。」
シルヴィア「じゃあ、お願い。」
八幡「肩に頭置く必要あんのか?」
シルヴィア「いいでしょ?別に♪」
八幡「はいはい別に構いませんよ、歌姫様。」
シルヴィア「んっ…………」
そのままシルヴィは大人しく頭を撫でられていた。ここに来る前の俺なら、まずあり得ない光景だな。
店員「あの……お客様、ご注文の品を持って参ったのですが、今宜しいでしょうか?」
2人「っ!///」
居たのか……なんてステルス能力。俺以上だな。あ、嘘です。
八幡「は、はいどうぞ///」
店員「宜しいですか?ではこちらご注文の品になります。ごゆっくりどうぞ。」
八幡「じゃあ、話も丁度区切りいいことだし、食おうぜ///」
シルヴィア「う、うん。そうだね///」
スゲー所を見られてしまった。俺の黒歴史が………はぁ、唸ってもしょうがねぇ。今は飯を食おう。そして忘れよう。さて、席に戻「グイッ」…何だ?
シルヴィア「このままでお願い。今はこの状態でいたいの。」
シルヴィア「ね?お願い。」
八幡「……………分かった。」
まぁ、さっき泣かしちまったしな。
ーーーーーー
シルヴィア「八幡くんのそれ美味しそうだね!食べてみてもいい?」
八幡「おぉいいぞって何で口を開ける?」
シルヴィア「食べさせて♡」
八幡「…………」
シルヴィア「ねぇ?いいでしょ〜?」
さっきと違ってえらい上機嫌だな。ホントさっきの雰囲気どこ行った?
八幡「……はぁ、分かったよ。」
八幡「ほれ、口開けろ。」
シルヴィア「むぅ〜、あーんって言って。」
八幡「………あ、あーん。」
シルヴィア「あーん♡」
八幡「……どうだ?」
シルヴィア「うん♪美味しいね!」
その後もあーんが続き、のちに間接キスだと分かると俺たちはまたも同時に真っ赤になった。
八幡の性格が傾いてきたのと、アンチの声が多かったので、改変と奉仕部アンチ入れました。
後に設定も編集します。
グダグダで申し訳ありません。