八幡side
フェアクロフさんとの通信を終えて腰掛け椅子に座った。当然横にはシルヴィが居る。
シルヴィア「アーネストは何だって?」
八幡「葉山の事についての謝罪と学園祭の事でだ。何でも学園祭の期間は監視を学内だけにしたいらしくてな。まぁ無理も無いけどな、ガラードワースは人数多いし。」
シルヴィア「仕方ないよ、どの学園もそういうのは徹底しないといけないからね。」
八幡「クインヴェールは特に、だろ?唯一の女学園でアイドルやら美人やらでいっぱいだからな。」
シルヴィア「まさかとは思うけど、目移りとかしないよね?」
八幡「するわけねぇだろ。何で俺がシルヴィ以外の奴を好きになるんだよ?1番はシルヴィだけに決まってんだろ。」
シルヴィア「………/////」ダキッ!
シルヴィア「学園祭の期間だけは一般公開されるからね。熱烈なファンとか追っかけとか来られると困るのは確かだね。」
1番大変な学園だな、多分。
八幡「それに比べたら界龍はまだ良い方なんだろうな。注目度はそんなに高くねぇし、来るといっても中国人が多いからな。日本人も少なくはないが、そんなに居ないしな。」
シルヴィア「でも今年の学園祭では1番忙しいかもよ?だって君が居るんだから。ね?尊師♪」
八幡「それを言うなら俺達だろ?こんだけ世間を賑わせておいて他国から誰も来ないなんてあるわけが無い。もしかしたら、シルヴィアとデュエットしたいって歌手も来るかもしれないしな。」
シルヴィア「やめてよ~私もう八幡君以外の人とは歌いたくないよ。10月のライブから大分経つけど、まだあるんだからね?デュエットの依頼。」
八幡「それって同じ奴等なのか?だとしたら物分かり悪過ぎるだろ。」
シルヴィア「まぁ、結構同じ人達が多いかな。多分だけど、歌手でもない八幡君と一緒に歌ってるのが気に入らないんだと思うよ。」
八幡「せめてそこは一緒に歌いたいからって言ってやろうな?そんなにダークな奴は居ないだろう。そう信じたい。」
だってそうだろ?もしかしたら違うかもしれないじゃないか。
シルヴィア「でもそうだね。私の学園も今年の学園祭は賑わいそうだなぁ。公私を考えるなら嬉しいけど、私的としては嫌かな。」
八幡「やっぱ俺達の関係を聞いてくる奴等の事か?」
シルヴィア「うん。六花ではやっと落ち着いてきたのに、次は他国のって思うと嫌になるよ。」
八幡「それは俺のとこにも来る可能性もあるんだよな。あぁ、そう考えると嫌になるな……」
この業界ってホント美味しいエサにうるさいよね。何でなの?
シルヴィア「だからこの学園祭の期間だけは八幡君の寮に失踪しようかなぁって考えてるんだ。それなら見つかる可能性も低くなるよ。」
八幡「俺はいいが、虎峰の奴が黙ってないぞ?絶対毎晩来るからな?お前に会いに。」
シルヴィア「あはは……本当にありそうな事言わないでよ。」
本当になりそうだからこそ怖いんだよなぁ。アイツならやりかねないしな。
シルヴィア「そうだ八幡君、学園祭はどこ回るの?」
八幡「そうだなぁ……最終日は界龍に居るしかないとしても、クインヴェールは行けたらで良いとして、星導館とレヴォルフとガラードワースは行きたいな。アルルカントは……どうなんだろうな?会議で一応何をするかは聞いたが、どうにも俺には向いてない感じがする。」
シルヴィア「あははっ!確かに八幡君はメカニックって感じはしないね。もうイメージが武人って感じだからかなぁ?」
八幡「俺のイメージが武人って本当か?」
シルヴィア「本当だよ!だって八幡君礼儀正しいし挨拶もするし、刀や道具の手入れもこまめだし、1人1人の指導やアドバイスも的確だから武人だよっ!」
………褒めてくれるのは嬉しいが、一体何処で見てたんだ?そんなに見られてたのか俺?
八幡「なぁシルヴィ、それっていつ見てたんだ?」
シルヴィア「ん?何が?」
八幡「いや、俺の鍛錬とか。そんなに見せてないよな?何でそんな事知ってるんだ?」
シルヴィア「………えへっ♪」
八幡「誤魔化すのか?」
シルヴィア「私の口は堅いんだも~ん♪」
八幡「なら言いたくなるまでいじくりまわしてやるよ。」ナデナデ
シルヴィア「キャー!」(≧∀≦)
ーーー2分後ーーー
シルヴィア「えへへぇ〜そんなに知りたいのかぁ〜。しょうがないなぁ〜。教えてあげるよぉ〜。」ニコニコ
……すげぇ良い笑顔してる。それと口調が玄武みたいになってやがる。シルヴィがやってるから余計に可愛いな。
シルヴィア「実はね、陽乃さんが写真や動画を送ってくれるんだ。それで知ったんだ!『八幡尊師の手入れの行き届きが凄い!』だとか『今日も忘れずに包拳礼!』とかちゃんと文章も使ってね。」
あの人、ストーキングだけじゃなくて盗撮もしてたのか?しかもその対象が俺かよ。
八幡「はぁ……もう料理作るのをやめた方が良いのかもしれないな。」
シルヴィア「あはは……」
だが、シルヴィも大分落ち着いてきたな。これなら大丈夫そうだな。
八幡sideout
ーーーーーー
その頃………
陽乃「くしゅんっ!な、なんか今恐ろしい宣告をされたような……」
無駄に良い勘が働く陽乃さんだった。