これで最終です。
シルヴィアside
昼食を食べ終わった私達は、今後の予定を話そうと思っているところだ。カラオケに行きたいとは言ったが、今は別に歌いたいとは思わない。
八幡「……なぁ、これから予定はあんのか?無いんだったら帰る事になっちまうが……」
シルヴィア「私、思ったんだけどね。」
八幡「ん?」
シルヴィア「私達ってさ、お互いの事よく知らないよね?だからさ、自分の事を教え合わない?相手の事をもっとよく知るために。」
八幡「……お互いの事か……」
シルヴィア「八幡君は嫌?嫌なら無理にとは言わないよ?」
それでも、私は八幡君が知りたいな。
八幡「……あぁ、分かった。」
シルヴィア「いいの?少し嫌そうな顔してたけど?ホントに?」
八幡「あぁ、構わない。」
シルヴィア「……うん、分かった。それじゃあ人気の無い場所で座りながら話そっか。」
ーーーーーー
シルヴィア「それじゃあ私から!いきなり八幡君にやらせても、混乱させちゃうだけだしね。」
八幡「お気遣いどうも。」
シルヴィア「ふふっ、私はシルヴィア・リューネハイム。クインヴェール女学園高等部で生徒会長をやっているんだ。魔女で序列は1位。それでね、後は………
それからも、私の事を八幡君に教えた。何でこんな事をしてるかって?
それは、八幡君にもっと私の事を知って欲しいからだよ。当然、私も八幡君の事をもっと知りたいからね。
シルヴィア「………っと、こんな感じかな。私の言える事は全部言ったよ。次は八幡君ね。あっ、言いたくない事は言わなくていいからね?」
八幡「あぁ。俺は比企谷八幡だ。界龍第七学院高等部。魔術師で序列外。」
シルヴィア「へぇ〜!八幡君、生徒だったんだ!しかも界龍なんだね!あんまりイメージ無いなぁ~。凄く意外っ!」
八幡「まぁな、それは自分でも思ってる。此処に来たのは丁度1週間前だ。それと一応言っておく。」
シルヴィア「ん?どうしたの?」
八幡「もし、今から話す話に不快な感じがしたらすぐに言え。そしたら止める。」
シルヴィア「無理に言わなくていいんだよ?別に無理強いは「俺が言いたいから言うんだ。勝手に言うだけだ。」……分かった。」
八幡「よし、じゃあ続けるぞ。その前は千葉の高校に在籍していて………」
八幡君の過去話は、悲痛でとても悲惨な内容だった。だからこんな目になってしまったんだ……
でも、後悔はしてない。そんな事はどうでもいい。私は八幡君を見捨てないよ。
八幡「………まぁこんなもんだな。よく最後まで聞いてたな、酷え内容だってのに。」
シルヴィア「そんな事しないよ。今の話が本当なんだろうけど、私、今の話信じるよ………
八幡「っ!!………今の話が嘘かもしれないって思わないのか?俺がお前の同情を狙った嘘かもしれないんだぞ?」
シルヴィア「そんな事全く思わない。八幡君の目を見れば分かるよ。君の事をよく知らない人から見れば、その目はあまりいい感じではないんだろうけど、私にはとても純粋で綺麗な目に見える。人の感情や顔色を上手に読み取る事が出来る素敵な目だと思う。それは君の人柄を見ても感じられる。君が今、私に話してくれたように、自分を犠牲にしながら人を救って来たんだよね?私には分かるよ、君の顔や瞳を見れば。」
八幡「……………」ツー
シルヴィア「でも、もうそんな事しないでね?そんな事しなくても、私が守ってあげるから。」
八幡「………次は俺が泣かされるのか。」ツー
シルヴィア「ごめんね、泣かせるつもりじゃ無かったんだけど。」
八幡「大丈夫だ。これは嬉し涙だからな………悪い、少しの間だけ肩借りるな。」ツー
シルヴィア「いいよ。私も君の肩、もう借りちゃってるから。お互い様だよ。」
私はそう言ってから彼の感触を肩に感じると同時に、すすり泣く声が聞こえた。
ーーー数十分後ーーー
八幡「……済まない、もう大丈夫だ。」
シルヴィア「うん、分かった。」
少し名残惜しいが、いつまでも身体を抱き締め合っていると言うのは、いくら人気の無い場所であっても恥ずかしい。
そう言って身体を離し、彼の方を見ると………
シルヴィア「………えっと、八幡君?」
八幡「ん?何だよ?」
シルヴィア「えっと、偽物なんかじゃないよね?」
八幡「何でそんな事聞くんだ?」
シルヴィア「だって………目が。」
八幡「え、何?……もっと腐ったの?」
シルヴィア「そうじゃなくて……その……
八幡「…………は?」
シルヴィア「ウ、ウソじゃないからね!///ほ、ほら、鏡っ!/////」
私がそう言った後に八幡君は、私の出した鏡を覗き込んだ。
八幡「……誰だコイツ?」
シルヴィア「さ、さっきまでとは信じられないよ。勿論前の目も良いけど、今の目は瞳は大きいし黒く澄んでるし、凄く……カ……カ……カッコ良い/////」
八幡「っ!!///ク、クインヴェールどっちだ!?」
シルヴィア「うぇ!?あ、あっちだけど?///」
八幡「よしっ!い、行くぞ!」ギュッ!
シルヴィア「ええぇ!?ちょ、ちょっと!?八幡くぅぅんっ!!?/////」
手…………握られちゃった/////彼からしてもらったのは初めてだなぁ/////
ーーークインヴェール行き通路ーーー
八幡「こ、ここまで来ればいいだろう!じ、じゃあなシルヴィ!」ダッ!
シルヴィア「ま、待って!」
八幡「っ!?」
シルヴィア「ねぇ……だ、抱き締めてもらっていいかな?」
八幡「ふぁっ!?」
シルヴィア「い、1回だけ!ね?1回だけだから!」
八幡「いいいや、幾ら何でもそれは…………っ!」
シルヴィア「………//////////」
八幡「……………………わ、分かった。」
そうしてお互いに近付き………
……ダキッ
2人「//////////」
シルヴィア「も、もういいよ!あ、ありがとうっ!/////」
八幡「お、おう!じ、じゃあな!」
そう言って八幡君は猛ダッシュして行ってしまった………
でも、これで確信した。
私は、八幡君が大好き………きっと一目惚れだろう………
さっき抱き締めてもらった瞬間、全部分かった。今なら、何でも出来る気がする。
よし、決めたっ!
冬の《
八幡君に告白しよう!
ーーーおまけーーー
虎峰「ふぅ〜、今日の鍛錬も有意義に出来ました。これも八幡が教えてくれたお陰ですね。」
ザワザワ
虎峰「ん?何やら騒がしいですね……一体何でしょうか?」
虎峰「騒がしいですが、何かあったんですか?」
女子「師兄!それが大変なんです!実は………」
八幡「おぉ虎峰!お前なら分かってくれるよな!?俺の事っ!?」クワッ!
女子「比企谷君を名乗る偽物がいきなり現れたんです!」
虎峰「えぇっと……八幡の……ですか?」
虎峰は考える仕草を少ししてから八幡を見た。
虎峰「あの……貴方は八幡なのですか?とても信じられないのですが……」
八幡「………そうかぁ~、誰も信じてくれないのかー。うん、もうお部屋戻るー。」
虎峰「え?本当に八幡なのですか!?す、すみません疑ったりして!信じますから戻って来てください!」
八幡「はははーいいんだよー?別にー。もう気にしてないからー。」
虎峰「喋り方がおかしいです!本当にすみません!僕が悪かったですからー!」
この騒ぎは夕飯時くらいまで続いたが、八幡は部屋に閉じこもったままで、セシリーと祢々切丸のお陰で何とか正気に戻る事が出来たとさ。
ーーーさらにおまけーーー
翌日、クインヴェールの模擬戦場ーー
ドゴオォォォン!!
生徒「イイィィィヤヤアアァァァ!!!」
シルヴィア「ほら、もっと本気で来てよ。そうじゃなきゃ相手にならないでしょ?」
生徒「か、会長っ!?昨日何があったんですか!?昨日とまるで逆じゃないですか!?調子上がりまくりじゃないですかぁっ!?」
シルヴィア「それは……まぁ……ね?」
生徒「意味が分からない分怖いですよ〜!?もう許してくださーい!?」
決心がついてから、調子は最高潮だった。
次は序列戦編に突入します。