お次はレヴォルフ!
お金をコインに変えてジャリンジャリン稼ぐぜ!
八幡side
奴等と会ってから10分くらいして、漸くレヴォルフの校門まで辿り着いた。シルヴィは俺に気を遣ったのか、途中まで何も話さなかったが、痺れを切らしたのか我慢が出来なくなったのか分からないが、俺を励ましてきた。
俺はついさっきまで学園祭だという事をすっかり忘れていた。一緒に楽しまないと意味無いよな。
シルヴィア「うぅ〜ん、やっぱり他の学園と違って暗いよねぇ。まぁ黒学院って黒が付くくらいだから何となく分かるけど。」
八幡「俺もそう思う。実際に見た学園はアルルカントを除けば全部だが、これは学園というよりも刑務所に近い感じがするな。」
シルヴィア「言わないでよ八幡君……本当にそう見えてきちゃったよ。」
嘘を言っても仕方ないからな……それなら言わなきゃ良かったのか。
俺達はレヴォルフの中に入ってカジノの場所を探していた。レヴォルフの中は確かに学校だったが、掲示板とか学校的な物は何も無いから本当に刑務所みたいだ。
シルヴィア「………本当に刑務所みたいだね。中には檻もあったりして?」
八幡「………それ、オーフェリアとかに聞いてみるか?あったらフラグ建てちまってるからな?」
シルヴィア「聞いてみよっか。さっ、早く行こっ!」
シルヴィは茶髪を揺らしながら歩き出した。今のシルヴィは魔法で変装をしている。俺も出来なくはないが、今の格好は思い切り界龍の制服だから意味は無い。シルヴィも制服だが、容姿はクインヴェールでも通用するから問題は無い。
ーーーカジノーーー
カジノに着くと、中にはカードゲームやルーレットなどのボードゲームもあれば、ダーツやビリヤードといった庶民でも出来るようなゲームもあった。
シルヴィア「此処がカジノなんだぁ……なんか予想よりも明るいね。」
八幡「明るくないと出来ないだろ。うしっ、チップと交換するか。幾らくらいにする?」
シルヴィア「どのくらいもらえるのかにもよるかな。1万円なら1000枚とかだったら普通だけど。」
八幡「なら聞いてみるか。」
俺は近くにいる受付の男に近寄って話してみた。
八幡「なぁ、1万円だったらチップは何枚貰えるんだ?」
男「1,100枚だ。」
シルヴィア「あれ、100枚多いんだね。」
男「学園祭ではカモが多いからな、多くやって稼ぐってのも手の内だ。」
八幡「そんな事を俺達に言ってもいいのか?俺達が稼いだら?」
男「その時はその時だ。」
八幡「成る程な。じゃあ1万円と1,100枚を交換してくれ。」
シルヴィア「あっ、私も〜。」
男「分かった……精々稼げよ。」
レヴォルフにしては普通だったな。口は少し悪いが、別にイラッと来ないな。
シルヴィア「じゃあ八幡君、どれからやろうか?」
八幡「よく見たら日本でも親しまれてるのもあるな。麻雀とか花札、壺と茶碗があるから……あれは丁半とチンチロリンだな。」
でもそれってチップで出来るのか?普通なら木札だが………
八幡「最初は簡単なルーレットからにしないか?」
シルヴィア「良いよ!じゃあ行こう!」
男「ルーレットへようこそ……ん?お前、比企谷八幡か?」
八幡「ん?あぁ、確かにそうだが?」
男「ほう、こりゃ驚いたな。まさか界龍の序列2位が来るなんてな。おっと、自己紹介がまだだったな。俺は
シルヴィア「へぇ〜まさかあの【無頼漢】がディーラーをするなんてね。」
荒屋敷「おっ、嬢ちゃんは俺の事知ってんのか?意外だな、俺は別に星武祭にも出てねぇから無名なんだがな。」
シルヴィア「元序列1位って肩書きだけでも恐ろしいものだよ?それに、君はある意味有名だからね。」
荒屋敷「俺がか?」
シルヴィア「うん。絶対無敵と言われていた男が何故かオーフェリアさんの決闘を断ったって聞いてるよ。どうして?」
荒屋敷「ちょっと違うな。俺は確かに序列1位だったが、別にそんなもんは興味なんて微塵もねぇ。強い奴と戦いたかっただけでよ。あん頃の序列1位と戦ったんだけどよ、1発で倒しちまってな。そして俺が1位になったんだが、誰も挑戦者が来なくてよ。3日で1位を蹴っただけだ。その後にあの嬢ちゃんが来たってわけだ。」
マジか……レヴォルフの【冒頭の十二人】は実力者揃いの奴等ばかりだ。その学院の序列1位を1発って……どんなパワーだよ。
荒屋敷「まぁ俺の過去話なんざどうでもいい。それよかオメェさん達はルーレットやんのかい?」
八幡「あぁ、そうだったな。やらせてもらう。」
シルヴィア「私もっ!」
荒屋敷「んじゃあ賭ける場所を選んでくれ。始まってから途中で変えるのは無しだぜ?」
八幡「………俺は試しに黒全部からだな。」
シルヴィア「じゃあ私は赤の奇数!」
荒屋敷「んじゃベットを終了する。球を回すからな。」
ーーー15分後ーーー
八幡「な、何故だ………」
シルヴィア「やったぁ〜!また当たったぁ♪」
荒屋敷「嬢ちゃんすげぇな。比企谷よぉ、お前センスねぇな。」
俺達はルーレットを10回やったが、俺は10回中3回、シルヴィは10回中8回も当たっていた。持ちチップは俺が1,550枚で、シルヴィが5,470枚と大体3倍くらいの差をつけられていた。
八幡「な、何でこうも当たらないんだ?荒屋敷はイカサマをするような奴じゃないし………俺が単にツイてないだけ?」
シルヴィア「あっはは!八幡君ってば中間辺りは当たってたけど、最初と最後が酷かったよね〜。」
荒屋敷「あぁ、ありゃ傑作だったぜ。いやぁ〜初日から随分楽しんだぜ。おっ、そうだ。」
突然荒屋敷が通信を始めた。しかも一方通行式の通信でだ。
荒屋敷「あっ、プリンちゃん?ちょっと酒以外でいいから飲み物持って来てくれ。3人分よろしくな〜。」
………そのまま切りやがった。
シルヴィア「ねぇ【無頼漢】?プリンちゃんって?」
荒屋敷「ん?今に分かる。」
ーーー5分後ーーー
???「荒屋敷さん!ちゃんと名前で呼んでくださいってお願いしたじゃないですか!!」
荒屋敷「いや悪い悪い。もうプリンで定着しててよ。あっ、これ代金な。」
???「はぁ~……って、比企谷さんっ!?」
八幡「よぉプリシラ。」
そう。プリンと呼ばれていたのは、此処の元序列3位【吸血暴姫】の妹、プリシラ・ウルサイスだった。
プリシラ「お久しぶりです!1年ぶりでしょうか?」
八幡「そうだな、《鳳凰星武祭》では会う機会無かったからな。」
シルヴィア「知り合いなの?」
八幡「あぁ、ちょっとしたきっかけでな。」
荒屋敷「何だよ比企谷、お前女を侍らすのが趣味なのか?」
八幡「んなわけねぇだろ、そうだったら今頃コイツの姉に殺されてる。」
荒屋敷「はははっ!ちげぇねぇな。」
それにシルヴィがイジケたらどうすんだよ。
プリシラ「じゃあ比企谷さん、そちらの女性も楽しんでくださいね!」
そう言って、プリシラは戻って行った。
荒屋敷「コイツは楽しませてくれた礼だ、毒なんて入れてねぇよ。つぅかあの娘が入れるわきゃねぇからな。」
八幡「確かにな。」
念の為【八咫の眼】で視ておくか………うん、大丈夫だな。
八幡「シルヴィ、どれが良い?」
シルヴィア「じゃあこれかな。」
八幡「俺はコレに決めてた。」
荒屋敷「んじゃあ俺はこれだな、金は払わなくて良いぜ。こいつは俺の奢りだ……さっきも言ったな。」
八幡「んじゃ奢られてやるか。」
荒屋敷「お前からはもらっても良いんだぜ?あっ、嬢ちゃんは払わなくて良いからな。」
シルヴィア「ありがとうね〜。」
荒屋敷「んじゃ、嬢ちゃんの当たりの良さと比企谷のハズレの良さに乾杯っ!」
シルヴィア「かんぱーいっ!」
八幡「………乾杯。」
くそ……あの野郎、最後までバカにしやがって。次のゲームでは俺が稼いでやる!
レヴォルフの元序列1位がディーラー!?これには驚きましたね。
さて八幡は次回、稼ぐ事が出来るのか?
此処でお知らせです。申し訳ありませんが、明日は朝から夜まで仕事なので、執筆はお休みします。