学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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さて、サンドイッチの秘密が明らかにっ!


学園祭 ガラードワース編②

 

 

八幡side

 

 

このサンドイッチ………変だ。見た目は普通だが、何処かおかしい。正確には俺のではなく、シルヴィとオーフェリアのサンドイッチにだ。俺のには何も感じない。

 

 

シルヴィア「じゃあいただきま~す!美味しs「待てっ。」うわっ!?ちょっと八幡君、驚かさないでよ〜……八幡君?」

 

オーフェリア「………どうしたの、八幡?」

 

八幡「お前等、このサンドイッチ絶対に食べるな。いいな?」

 

シルヴィア「え?う、うん。」

 

オーフェリア「………分かったわ。」

 

 

………肉眼では分からんが俺の第六感が危険だと言ってる。【八咫の眼】で視るか。

 

 

八幡『やっぱりな……2人のサンドイッチ、何か変なのが混じってやがる。』

 

八咫烏『気付いたか主人よ。拙僧も先程気付いたのだが、これには精神を狂わせ、欲を昂らせる効果があるようだ。香の類であろう。』

 

八幡『………成る程、要するに媚薬って事か。』

 

八咫烏『現代ではそう呼ばれておるのだな。しかもこの香、かなり限定的な人物に特定されている。』

 

八幡『誰か分かるか?』

 

八咫烏『そこまでは分からぬ。』

 

 

いや、これだけ分かれば充分だ。やろうとする奴なんて1人に絞れてるからな。

 

 

シルヴィア「……まんくん?八幡君っ!」

 

八幡「………あぁ、済まん。」

 

シルヴィア「済まんじゃないよ!突然どうしたの?」

 

八幡「2人に言っておく、俺以外のサンドイッチに薬が入ってる。」

 

シルヴィア「えっ!?」

 

オーフェリア「………それは本当なの?」

 

八幡「あぁ、今調べたところだ。今からこれを作った料理人を呼ぶから知らないふりをしていてくれ。」

 

オーフェリア「………分かったわ。」

 

シルヴィア「う、うん。」

 

 

もしアイツが出てこなかったら、恐らくはあの手だろうな。

 

 

八幡「済まない。」

 

生徒1「は、はい!」

 

八幡「これを作った料理人は誰か分かるか?出来れば此処へ連れて来て欲しいんだが……」

 

生徒1「わ、分かりました!」

 

 

そう言ってから、ウェイトレスの生徒は裏の方へと急いで行った。

 

 

ーーー30秒後ーーー

 

 

葉山「………やぁヒキタニ君、来てあげたよ。」

 

生徒1「で、では私はこれで……」

 

八幡「あぁ……ありがとう。」

 

 

久しぶりの再会だが、前よりも醜くなってないか?コイツの顔。

 

 

葉山「それで、俺に何か用かい?すぐに厨房に戻りたいんだけど。」

 

八幡「まずは場所変えないか?此処じゃ話し辛い。」

 

葉山「聞こえなかったのかい?俺はこの後も厨房の仕事があるんだけど?」

 

八幡「なら此処で話すか?一応お前の為に言ってるんだが?」

 

葉山「……分かった。」

 

 

八幡sideout

 

ーーーーーー

 

 

ーーー人気の無い場所ーーー

 

 

葉山が3人を先導して人気の無い場所まで連れてってもらった。

 

 

葉山「それで何か用かな?」

 

八幡「……おい、演技するんならもっと上手くやれ。お前の顔やら身体やらから黒いのが丸見えなんだよ。」

 

葉山「………君が何を言っているのか、俺には全く理解出来ないんだけど?」

 

八幡「あくまでそれをやめないつもりなんだな?ならそれでいい。単刀直入に言う、この2人のサンドイッチに媚薬混ぜたな?」

 

葉山「っ………何で俺がそんな事する必要があるんだい?俺にはそんな事する動機が無いじゃないか。」

 

八幡「ほう……なら何でシルヴィに告ったりしたんだ?」

 

葉山「………」

 

八幡「俺が知らないと思ってたのか?シルヴィは俺の女だ。知らない方がおかしいだろ……で?どうなんだよ。」

 

葉山「………元に戻してあげようと思ったんだよ。」

 

八幡「あ?」

 

葉山「お前みたいな虫にも劣るような奴に彼女だなんて……しかもよりにもよってシルヴィアさんじゃないか。彼女程文武共に優れている人がお前なんかを好き好んで付き合う筈が無いだろ……それにだ。陽乃さんだけでなく、そこに居る【孤毒の魔女】まで騙していたなんてね。一体どんな手品を使ったんだい?」

 

八幡「……お前頭大丈夫か?俺は誰も騙してなんかいないぞ?」

 

葉山「嘘をつくなっ!!だったら何故お前のような奴がシルヴィアさんと付き合ってる!!?俺の方が相応しいに決まっている!!」

 

 

コイツ、本当に頭大丈夫か?

 

 

八幡「ならお前は、俺がシルヴィと付き合うのが間違っていると言いたいのか?」

 

葉山「物分かりがいいじゃないか、その通りだよ。君なんかとシルヴィアさんは釣り合わない!俺と居るべきなんだ!」

 

八幡「だそうだシルヴィ。どうする?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルヴィア「決まってるよ、勿論答えは『NO』だよ。私が八幡君以外と付き合うわけ無いよ。」

 

葉山「な、何故だっ!?君はソイツに騙されているんだ!この前も言ったじゃないか!」

 

シルヴィア「……私がどんな風に騙されているかなんて分からないけど、君と付き合うより八幡君と居た方が何万倍もマシだよ。それに、それなら私は騙されている方を選ぶよ。だって八幡君は私を絶対に裏切らないし、私も絶対彼を裏切らないから。」

 

 

………

 

 

葉山「目を覚ますんだ!!こんな奴なんか騙されていいと思ってーーー」

 

 

チャリーン

 

 

葉山「っ!!?」

 

八幡「………」

 

 

八幡はいつの間にか祢々切丸を抜刀して葉山の首元に突きつけていた。

 

 

八幡「それ以上俺の女に近付くんじゃねぇよ……その面2度と表に出せねぇようにするぞ。」

 

 

八幡は殺気を出していた。しかもガラードワースどころか六花全体を包み込んでしまう程、巨大な殺気だった。恐ろしく巨大で濃密で深いものだった。

 

まるで界龍で出した星辰力がオモチャのように小さく見える程だった。

 

 

オーフェリア(………なんて力なの。足の震えが止まらないわ。八幡、貴方……一体どれだけの力を……)

 

シルヴィア(………本気だ、本気の殺意を出してる。しかもこの殺意、星露と似てる……でも少し違う。もしかして八幡君の師匠、小苑さんの?)

 

 

八幡「……いいな?俺の女に触るな。」

 

葉山「………」ガタガタガタガタ

 

八幡「話を戻すが、サンドイッチの中身に薬を混ぜたのはお前か?正直に言え。もしくは首を縦に振るか横に振れ。」

 

葉山「………あ、あぁ。」ガタガタガタガタ

 

八幡「……次だ。何故オーフェリアのサンドイッチにも混ぜた?まさかついでじゃないだろうな?」

 

葉山「ふ、ふふ2人解放出来るなら、と思って……」ガタガタガタガタ

 

八幡「……そうか、聞きたい事は以上だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザクッ!!

 

 

葉山「ヒィッ!!」

 

八幡「次俺の女にちょっかい出してみろ、お前の自慢の金髪を綺麗に散らしてやるからよ覚悟しとけよ。」

 

 

そして八幡は壁に刺さった刀を抜き鞘にしまうと、シルヴィとオーフェリアの肩を抱きながらその場を離れた。

 

 

 




葉山ゲスい事しましたね〜。
そして八幡のマジ切れ。最強の魔女2人も足を震わせる程の殺気とは……

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