学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

330 / 609
※一方的な約束

 

 

ーーーーーー

 

ヴァルダ「……どう思う?あの比企谷八幡とかいう男。」

 

???「想像以上に厄介だね……隙が無い。【戦律の魔女】と一緒だったというのに、彼女への守りは完璧だった。あの守り、私の【赤霞の魔剣】でも破れないと思う。」

 

ヴァルダ「……随分と評価が高いな。」

 

???「それだけ彼が強いという事さ。それに、見たところ彼はまだ成長中のようだ。この先、多分だけど僕達以上に強くなるかもね。彼は早めに潰しておかないとね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ほう、誰を潰すのじゃ?」

 

2人「っ!!?」

 

 

気付けなかった……いや、気が付かなかったのだろう。これだけ距離が近いのに存在すら感知出来なかったのだから。

 

 

???「そこに居るのは誰かな?」

 

???「随分と冷たいのう、久々に会ったというのに何じゃ、その態度は?まぁよい、そんな事よりもこちらの要件を済ませるとするかのう。」

 

 

女性は建物の影から姿を現した。

 

 

その人物はというと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小苑「久しいのう、小童よ。元気にしておったか?」

 

???「……汪小苑。」

 

 

六花史上初の【三冠制覇(グランドスラム)】を成し遂げ、界龍の2代目【万有天羅】の名を持つ女性、汪小苑だった。

 

 

ヴァルダ「……元界龍の序列1位が我々に何の用だ?」

 

小苑「何、少しこの辺をブラブラしておったらお主等と鉢合わせただけじゃ。お主等と出会ったのは偶然じゃよ。」

 

???「………とても偶然とは思えないね。」

 

小苑「そうかえ?まぁその答えはお主等に任せるとして、お主等にちと言っておきたい事があってのう。」

 

ヴァルダ「何だ?」

 

 

すると、周囲の空気が一気に変わった。気温は下がったかのような錯覚に陥り、仮面の男とヴァルダは動こうにも動けない状態だった。

 

 

小苑「お主等が先程手を出した界龍の序列2位は儂の弟子でのう、様子は見させて貰ったぞ。余計なちょっかいは出さぬ事じゃな、手を出せば痛手を負う程度では済まさんぞ。」

 

 

小苑が一気に気を高め、2人を威圧した。仮面の男の方は何も言わずにいたが、足が震えていて冷や汗もかいていた。

 

 

???(……昔と同じで全く衰えていない、それどころか圧が更に強くなってる。流石は【万有天羅】といったところか……)

 

 

ヴァルダ「……部外者は黙っていてもらおう、これは我々とあの男の問題だ。幾ら界龍序列2位の師とはいえ、口出しはしないでもらおう。」

 

小苑「ほう、そこに儂の義娘もおったのにか?それでも部外者だと言えるのかのう~?主の目は節穴かえ?随分と目が悪いようじゃのう?」

 

ヴァルダ「っ!」

 

 

我慢出来なくなったのか、ヴァルダは小苑に向かって突進した。右腕を後ろに持っていった。恐らくパンチをする気なのだろう。

 

 

小苑「……その程度の攻撃が当たるの思っているのかえ?未熟者が。」

 

 

ドゴッ!!

 

 

ヴァルダ「グハッ!」

 

 

小苑はパンチが当たる寸前で姿を消した。だが消したと瞬間にヴァルダの横腹に蹴りを入れて壁に激突させると、そのまま首を掴んて拘束した。

 

 

小苑「教育がなってないのう……敵の挑発に乗るとはまだまだじゃな。それにこうも簡単に拘束される辺りもマイナスじゃな。この程度で弟子を潰すのは無理じゃよ、挑むにしても八幡に追いつくのに何年かかるかのう?」

 

ヴァルダ「くっ……!」

 

???「……済まないが、彼女を離してもらえないかな?」

 

小苑「ならばお主等と交換条件といこうかのう。儂が此奴を放す代わりに、お主等は我が弟子と我が義娘には手を出さんと。」

 

???「………」

 

小苑「まぁ、儂はどちらでも良いがのう。その代わり、こやつは貰っていくがのう。こういう不届き者には色々と躾が必要だと思うしのう?まぁそれは星猟警備隊の仕事になるだろうがのう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「………分かった、その条件を飲ませてもらうよ。だから彼女を放してもらえないかな。」

 

小苑「何じゃ、駆け引きも無しとはつまらんのう……まぁ良いわ。」

 

???「因みに、仮にあっちから手を出して来た場合はどうすればいいんだい?」

 

小苑「そんなものは自分で考える事じゃな。言っておくが、お主等は手を出すでないぞ?もし破ったらタダでは済まさぬからな?」

 

 

小苑はヴァルダの首を放して仮面の男の方に顔を向けた。ヴァルダもヨロヨロと仮面の男の方へと戻って行った。

 

 

???「やれやれ、それじゃあ私達は黙って攻撃を受けろと?随分と手厳しい条件ですね?」

 

小苑「それでも良いぞ。儂は別にどうでも良いからのう。ともかく、約束はしたからのう。」

 

 

そして小苑はその場を静かに去った。

 

 

ヴァルダ「くっ、あの女……なんて強さだ。油断していたとはいえ、あんなに簡単に掴まるとは……」

 

???「それに関しては仕方ないさ、君がこうして戻って来てくれただけでも良かったさ。だが今回の収穫は無しか……【夢幻月影】から彼女を取り戻すつもりが、こんな結果に終わるとはね………」

 

ヴァルダ「………」

 

???「ひとまず、撤収しよう。これからの事はまた話し合う必要もありそうだしね。」

 

 

2人も再びビル奥の闇へと消えていった。

 

 

 




お久しぶりのこのコーナー!

本当はあり得ない話その31

『1人は……やだ。』







オーフェリア「………」

八幡「よし、冷えピタは貼ったし、汗も拭けるとこは拭いた、オーフェリアの様子も落ち着いて来たから大丈夫だな。」


現在オーフェリアは熱を出してしまっている。その為今日は1日中看病だったわけで、今はもう夜だ。


八幡「お休み、オーフェリア。」

オーフェリア「………」


八幡は居間の電気を消して、2階の自分の部屋に移動して自分のベッドへと横たわり、眠りにつこうとした。








コンコン


八幡「ん?誰だ?」


扉を開けると、オーフェリアがドアの前でしゃがみ込んでいた。


八幡「っ!!オーフェリア!どうした!?下で寝てなきゃダメだろ!」

オーフェリア「………」


オーフェリアは何も言わずにメモ用紙だけを俺に突きつけて来た。


八幡「っ!!」





















『一緒に寝ても………良い?』



ここまでです!皆さんは何のアニメか分かりますか?自分、このシーンはグッと来ましたね!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。