学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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この話で、学園祭編最終回です!


良い夢を

 

 

八幡side

 

 

シルヴィが風呂から上がって、俺も風呂に入った。まぁもう上がったんだけどな。え?何でそんなに早いんだってか?じゃあ聞くぞ?俺っていうよりも、男の入浴シーンなんて誰得だ?誰も得しないだろ。

 

まぁそれはさておき、さっきまでのムードと変わって、今は普通の雰囲気に戻っている。ソファで座っている俺とシルヴィ。そしてシルヴィは俺の肩に頭を預けながら鼻歌を歌っている。

 

 

シルヴィア「……ねぇ八幡君、ウルスラが攻撃してきた時、八幡君が守ってくれたんだよね?あれってどんな技なの?」

 

八幡「あれも憑霊の1つだ。《鳳凰星武祭》でも観てただろ?黒い羽織と赤い格好をした俺。」

 

シルヴィア「うん。でも今日見たのはあまり派手じゃなかったね?」

 

八幡「あ~……憑霊の格好については俺もよく分からなくてな。攻撃タイプじゃないからかもしれないな。どちらかというと防御の方だな。」

 

シルヴィア「種類があるの?」

 

八幡「いや、無い。なんとなくだ。烏に鳳凰、そして今日使ったのが亀と蛇だ。玄武っていう北方の守護を司っている四神の一柱だ。」

 

シルヴィア「亀と蛇かぁ……やっぱりメインは亀かな?」

 

八幡「守りに徹していたから亀だろうな。俺の格好は変わりなかったが、胸当と籠手と脚絆だけは着いてたからな。それに、今日ので使い方は大体分かった。《獅鷲星武祭》でも使えるな。」

 

 

これで戦術の幅が広がる。守りながら攻撃するのも夢じゃないな。

 

 

シルヴィア「八幡君、どんどん強くなっていってるね。良いなぁ~。」

 

八幡「星脈世代になったのは1年前だからな。まだ星脈世代歴1年だから人一倍頑張らねぇといけねぇからな。」

 

シルヴィア「もう充分だよ〜!これ以上強くなったら、私《王竜星武祭》で勝てなくなっちゃうよ〜。」

 

 

俺の今の目標は三冠制覇だからな。今年も後半年くらいしたら《獅鷲星武祭》だ。一応陽乃さんは《鳳凰星武祭》で出るつもりだって言ってくれたから1人は埋まった。後3人、誰にすっかなぁ。

 

 

シルヴィア「もう!八幡君ってば!」

 

八幡「お、おぉ、どうした?」

 

シルヴィア「もう、勝手に1人の世界に行かないでよ!私が暇になっちゃうじゃん!」

 

八幡「わ、悪い……」

 

シルヴィア「本当にそう思ってる?」

 

八幡「お、思ってるって。シルヴィに誓う。」

 

シルヴィア「ふふふ、じゃあ許してあげる。」

 

八幡「ホッ……」

 

 

許してくれてよかったぁ……

 

 

シルヴィア「ふぁぁ〜……今日は色々あり過ぎて少し疲れちゃったなぁ。」

 

八幡「もう寝るか?」

 

シルヴィア「いいかな?」

 

八幡「それくらい構わねぇよ。んじゃ寝るか。」

 

 

俺は居間の電気を消してから、寝室の方へと向かった。すると、シルヴィがうつ伏せになってベッドを占領していた。

 

 

八幡「……何やってんだ?」

 

シルヴィア「んんんーんんー」

 

八幡「うつ伏せで喋られても分からん。ベッドと口を離せ。」

 

シルヴィア「ぱぁ〜!やっぱり八幡君の匂いは良い匂いだなぁって。なんていうのかな?全身を包み込んでくれる感じがするんだよね。」

 

八幡「そんな良い匂いするか?」

 

シルヴィア「八幡君はいつも寝ているから分からないだけだよ。もし八幡君が私のベッドで寝てごらんよ!絶対すぐ眠れるよ!」

 

八幡「いや、一応寝てるが……」

 

シルヴィア「あの家じゃなくてクインヴェールの私の寮の部屋のベッド!」

 

八幡「………入れとか言わないよな?」

 

シルヴィア「入りたい?」

 

八幡「やめろ、まず入れないだろ。クインヴェールは男子禁制だからどうやっても無理だ!」

 

シルヴィア「ペトラさんにお願いしたら、入れてもらえると思うんだけどなぁ~。」

 

 

それ、本当にやめてね?絶対冗談じゃ済まされないから。

 

 

八幡「それよりもう少し向こう側に転がってくれ、俺が入れないだろ。」

 

シルヴィア「ふっふっふ〜。このベッドに入りたければ私をなんとかしてみなさい!」

 

八幡「……そうかそうか、じゃあ遠慮なく。」

 

 

ーーー30分後ーーー

 

 

シルヴィア「………もう/////」

 

八幡「どうだ?」

 

シルヴィア「凄く気持ち良かったです。ありがとうございました/////」

 

八幡「……何故に敬語?」

 

シルヴィア「だって!最初の方は良いよ!頭ワシャワシャのはまだ良かったです!その後に膝枕して頭優しく撫でるのは反則だよ!効果抜群だよ!」

 

 

君ね、そういう言い方してるけど、凄く笑顔だよ?最高に笑顔だよ?

 

 

八幡「で?どうだ?避けてくれるのか?」

 

シルヴィア「うむ、お隣へどうぞ!」

 

 

此処、一応俺のベッドなんだが……

 

 

シルヴィア「今日は八幡君のおかげで良い夢が見られそう。」

 

八幡「俺のおかげ?」

 

シルヴィア「さっきいっぱい頭を撫でてくれたから!」

 

八幡「そんなんで良い夢が見られるのなら、毎日やってやるけどな。」

 

シルヴィア「あははっ!じゃあ毎晩頼もうかなぁ。私がライブとかで居ない日を除く日は毎日!」

 

八幡「それって六花内にいる日はずっと一緒って事になるが、いいのか?俺は全然問題無いが。」

 

シルヴィア「私も全然問題ありません!」

 

 

じゃあOKか。

 

 

シルヴィア「じゃあ八幡君、また明日ね。」

 

八幡「あぁ、また明日。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュッ

 

 

2人は口づけを交わした後、抱き合いながら眠りについた。

 

 

 





学園祭編終了でございます!
学園祭編全話で64話でした!

さて、次回なのですが、閑話を挟むかそのまま獅鷲星武祭に進むか、2つに1つです!

これは皆様にお任せします。
閑話が多いから本編を進めてくださいでも良し、八シルが見たいから閑話でお願いしますでも良し、どちらでもいいでも良しです。

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