学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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今回から新章として《獅鷲星武祭》が始まります!閑話が見たかった方も多いかもしれませんが、《獅鷲星武祭》編が終わった後にでも出しますので、それまで《獅鷲星武祭》で我慢して下さい。

では新章スタートです!どうぞ!




第8章 獅鷲星武祭
獅鷲星武祭と願い


 

 

ーーーーーー

 

 

学園祭も終わって、新入生、転校生、特待生を迎えて、これという行事も無く半年が過ぎた。だが、この半年間は六花の生徒達や全世界の企業にとっては、待ちに待った期間でもあった。

 

その理由は、秋にあるチーム戦の《星武祭(フェスタ)》である《獅鷲星武祭(グリプス)》が開催されるのだ。3年を一区切りとする《星武祭》では、中間に位置する大会で、夏の《鳳凰星武祭(フェニクス)》は双翼を意味するタッグ戦なら、秋の《獅鷲星武祭》は集合、合体を意味するチーム戦である。そして最後《王竜星武祭(リンドブルス)》は最強、即ち1対1の個人戦。

 

この3つの大会を合計して《星武祭》と呼ばれ、世界的に絶大な人気を誇っている。

 

 

そんな今年の《獅鷲星武祭》の出場チームを見てみよう。

 

 

【聖ガラードワース学園】

 

 

チーム・ランスロット

 

チーム・トリスタン

 

チーム・ジャスティス

 

 

【界龍第七学院】

 

 

チーム・帝龍(ティーロン)

 

 

【アルルカント・アカデミー】

 

 

不参加

 

 

【レヴォルフ黒学院】

 

 

不参加

 

 

【クインヴェール女学園】

 

 

チーム・ルサールカ

 

チーム・赫夜(かぐや)

 

チーム・メルヴェイユ

 

 

【星導館学園】

 

 

チーム・ヒュノスティエラ

 

チーム・エンフィールド

 

 

この9つが今回の出場チームである。

 

そして注目はなんといっても、聖ガラードワース学園のチームランスロットであろう。このチームは現生徒会長のアーネスト・フェアクロフが率いているチームであり、過去に2連覇を成し遂げている。例年通り序列1位から5位の選手で固めていて、今年勝てば、晴れて史上初の《獅鷲星武祭》3連覇の偉業を成し遂げられる事に期待がかかっている。。

 

 

しかし、今年はチーム・ランスロットと並んでもう1チーム最有力候補がいる。

 

 

それは界龍第七学院のチーム・帝龍。リーダーは界龍序列2位の比企谷八幡。《獅鷲星武祭》出場経験のある者は居ないが、個人の能力は高く、チーム・ランスロットにも引けを取らないだろう。《鳳凰星武祭》に続いて、比企谷八幡がどれ程会場を盛り上げてくれるのかも、今大会の楽しみの1つだろう。

 

 

他にもクインヴェールのガールズロックバンドチームで前回ベスト8のチーム・ルサールカ、《鳳凰星武祭》での巻き返しを狙う星導館のチーム・エンフィールドの2チームが有力候補だろう。今年の《星武祭》も熱くなる事間違い無しだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽乃「八幡君、最有力候補だって!これはもう勝つしかないね!」

 

八幡「というより、出るからには優勝しか目指すものは無いと思うんですが……」

 

セシリー「優勝目指すのは良いけどさー、あたしは別に叶えたい事とか無いんだよねー。」

 

八幡「だったら何で自分から出るなんて言ったんだよ?」

 

セシリー「だってさー、八幡と一緒に戦える機会なんてこれを逃せばもう2度と無いのと同じじゃん!だから!」

 

 

八幡(お前、そんな理由?俺と一緒に戦いたいから出場するの?いや、まぁありがたいけどよ。)

 

 

暁彗「……………私も特に叶えたいものは無い。」

 

八幡「超高級茶葉とか要らんの?調べてみたんだが、中国の一部でしか咲かない葉を使ってるから、1年に10箱くらいしか入荷しないらしい。」

 

暁彗「……………出る理由が出来た。比企谷八幡、礼を言う。」

 

 

八幡(茶葉が目的で《星武祭》出る奴初めて見た。)

 

 

陽乃「私は《鳳凰星武祭》で分取った新開発エリアの改築かな~。来年には卒業だから。」

 

八幡「改築してどうするんです?」

 

陽乃「私が社長の企業を作るんだ〜!」

 

八幡「それってお母さんと同じ建設系のですか?」

 

陽乃「違う違う。六花には《星武祭》以外にも楽しめるものがあるんだよ~って知らせる為に遊び場を作ろうと思っててね。簡単に言うとテーマパークだよ。」

 

八幡「………その為に新開発エリアの割譲を?」

 

陽乃「そっ!お母さんとも相談してね、何年後くらいになるかは分からないけど、貰った土地だけでやってみる事にしたんだ。」

 

虎峰「凄いですね。僕達よりもずっと先の事を考えておられるんですね、雪ノ下師姉は。」

 

陽乃「でも、《獅鷲星武祭》で優勝出来なかったら、この計画大きく遅れちゃうし、そしてお金も凄く掛かっちゃうから、今回は何としても勝ちたいんだ〜!」

 

八幡「どんだけ土地あるか分からないですけど、それを1からやるとなると、凄い時間掛かりますよね。」

 

 

八幡(飄々と話してるが、目は本気だ。相当覚悟出来てるな。)

 

 

虎峰「僕もこれといってないんですよね。」

 

セシリー「じゃあお願い保留にするのー?」

 

虎峰「今はそうですかね。僕があまり欲が無いのは皆さん知ってますよね?」

 

セシリー「あたしは長い事一緒にいるから分かってるよー。」

 

陽乃「まぁ虎峰君は、普段からあまり物を欲しがるような事は言わないからね。」

 

暁彗「……………今の生活に満足しているという事であろう。」

 

八幡「つまんない奴だな。」

 

虎峰「えぇ、ですから……って八幡!?今のはどういうことですかっ!?」

 

八幡「まぁそれはさておいて、そろそろ戦略練ろうぜ。」

 

陽乃「ちょっとスト〜ップ。」

 

八幡「ん?何ですか?」

 

セシリー「八幡、流石にあたしも見逃さないからねー?」

 

暁彗「……………願いを言っていないのは卿だけだ。」

 

八幡「気になるのか?」

 

虎峰「1人だけ言わないというのは無しです、八幡は何かあるのですか?」

 

八幡「俺は近場なら何処でもいいから、料理屋を作ってもらう事にしてる。」

 

4人「「「「料理屋?」」」」

 

八幡「あぁ。ガス無し蛇口無し、料理器具あり食器ありの店を作ってもらう事にしてる。あっ、蛇口無しといってもちゃんと流しはあるからな?じゃないと食器洗えんし。」

 

虎峰「何ですその特殊な厨房は?火や水はどうするのですか?」

 

八幡「陰陽術で無駄な金は削減だ。出す金は電気代と食料代と飲料代だけだ。」

 

陽乃「凄く削減してるじゃん。費用超削減してるからねそれ。」

 

八幡「まぁアレだ……そろそろ自分で働きたいって思えてきたんだよ。」

 

セシリー「でー?本音は?」

 

八幡「シルヴィと2人で仲良く飲食店経営をしたい。」

 

 

八幡(だって理由なんてこれしか無くね?)

 

 

虎峰「なっ!!?ズルいです八幡!!僕もそこのスタッフになります!」

 

八幡「残念でしたースタッフになりたい場合は以下の条件がありまーす。ホールは女性のみ。厨房は男女問わないが、俺と同じくらいの料理が出来る人ー。」

 

暁彗「……………手厳しいな。卿と同等以上の料理を作れる者など居るのか?」

 

八幡「さぁ?」

 

虎峰「もう少しランクを下げてくださいっ!!」

 

八幡「………ごめん。」

 

虎峰「そんな悪気の無いごめんなんて聞きたくなかったですっ!!」

 

陽乃「八幡君、私はどう?あっ、さっきの言葉を除いてだよ?従業員にするとしたらどう?」

 

八幡「陽乃さんなら両方合格点ですね。ホールでも厨房でもどちらでもいけそうですし。」

 

セシリー「あたしはー?」

 

八幡「セシリーもホールなら合格だな。」

 

セシリー「ほんとにー?じゃああたし卒業したら八幡のお店で働こうかなー?」

 

虎峰「僕もそのお店で働かせて下さーい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「いつになったら話し合いできっかな?」

 

 

 




前半部分は記事を表しています。

後半の方はそれぞれの願いを表しています。

まぁ見ればわかりますよね。
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