八幡side
梁瀬『さぁさぁ皆さん!!今年もこの時がやって参りました!!待ちに待った《獅鷲星武祭》が始まりましたっ!!実況は私、梁瀬ミーコとぉ!』
柊『どうも、《
梁瀬『いよいよ今年も《獅鷲星武祭》の季節がやって参りました!!これはさっきも言いましたね、失礼いたしました。去年のタッグ戦だった《鳳凰星武祭》と違って、今年の《獅鷲星武祭》はチーム戦!味方とのチームワークも戦術を広げる意味では重要になってきます!!さて、このカノープスドームで行われる最初の試合はぁ〜………クインヴェール女学園、チーム・メルヴェイユVS聖ガラードワース学園、チーム・ジャスティスゥ〜!!』
八幡「……1年前と変わらない、相変わらず喧しい実況だな。その方が実況としてやりやすいんだろうが。」
アーネスト「あはは……随分と容赦の無い一言だね。」
俺は今、ガラートワース専用の部屋で見ている。別々で見るよりかは、2人で見た方が視点が広まるからという事だった。
梁瀬『さて柊さん、この2つのチームをどう見ますか?』
柊『そうでありますなぁ……チーム・メルヴェイユの方はチームリーダーである序列7位のセギュール選手を始めとし、セティ3姉妹、ワインバーグ選手と遠距離メインのチーム構成ですね。セギュール選手はクインヴェールの純星煌式武装《グレールネーフ》に選ばれた事により一気に序列7位にまで昇格。3姉妹であるパドマ、スバシニ、ディヴィカ選手たちは巧みな連携が取れるので要注意です。そして最後にワインバーグ選手ですが、この選手の使う《魔女》の能力は砲弾を操る事が出来ますので、破壊力ならこのグループの中で1番と言っても良いと思いであります。』
梁瀬『成る程、遠距離攻撃に長けたチームというわけですね?では次に、チームジャスティスはどうでしょう?』
柊『そうでありますねぇ……このチームの情報はあまり無いんです。チームの4人が序列外で特に目立った煌式武装もなければ、《魔女》や《魔術師》という情報も無いんです。ただ、チームリーダーの葉山選手はこの3ヶ月で序列を57位から10位にまで昇格した実力者です。おそらくですが、葉山選手がどこまでチームを引っ張れるかが、勝利のカギを握ってくるかもしれませんね。』
梁瀬『ではチーム・ジャスティスはリーダーの葉山選手の動きに注目、という事ですね?これは初戦から楽しみになってきましたね!!それでは、選手の入場ですっ!!』
俺達の目線からすると、真横の方にチーム・ジャスティス向かいにチーム・メルヴェイユが登場した。
アーネスト「……姿に変わったものは無さそうだね、比企谷君はどうだい?何か気付いたところはあったかい?」
八幡「今のところは何も、ですかね。まぁ試合も始まってないですからね。今の時点で分かる事は少ないですね。」
アーネスト「それもそうだね。こうして見ると、いかにも普通に見えるね。」
八幡「そうですね……まぁそれが1番良いんですけどね、とりあえず俺達は葉山の動きに注視する事だけに意識を集中させましょうか。」
アーネスト「そうだね。」
梁瀬『さぁ、両チームがフィールドに出揃いました!』
葉山『さぁ皆!優勝目指して、頑張ろう!』
4人『おぉぉ~!!』
……チームの士気は高いみたいだな。まぁ大会は始まったばかりだからな、最初の内は士気が高いのは当たり前か。
八幡「フェアクロフさん。一応聞きますけど、葉山のチームメンバーの他の4人の特徴とかって何かありますか?」
アーネスト「僕も彼女達の事は一通りの事は調べたんだけど、チームメンバーの4人は誰も序列入りは果たせていないよ。葉山君のクラスメイトっていう事は分かったんだけど、それ以外は際立った情報は無かったよ。《魔術師》や《魔女》といった使い手でも無かったしね。」
八幡「……それじゃあ本当にクラスメイトだけで、フェアクロフさんのように序列上位のメンバーじゃなく、身内だけで組んだチームって事なんですね。」
アーネスト「そういう事になるね。決して弱いわけでは無いとは思うけど、《獅鷲星武祭》で通用するレベルかどうかと問われると、正直に言えば実力は備わっていないと言わざるを得ないよ。」
やっぱりか……こっから見てても何となく分かるが、あの中には雰囲気を持っている奴は1人も居ない。葉山も含めてな。シルヴィやオーフェリア、フェアクロフさんのように立っているだけで雰囲気を出してる人って何となく分かるんだよなぁ。
アーネスト「さぁ、そろそろ始まりそうだね。」
八幡「はい、アイツの実際の力を直に見れるチャンスですし、しっかり見させてもらいまよ。」
さて、お前がどんな風に力を付けたのか、お手並み拝見といこうか。
梁瀬『それでは参ります!《獅鷲星武祭》予選Bグループ1回戦!バトルゥ、スタートオォォ!!!』
いよいよ始まりました!グリプス!