今回は時間がなかった分短いです。
戦闘は明日に持ち越しですかね。
八幡side
《獅鷲星武祭》2日目。
昨日の1回戦で勝ったチームは次の本戦に向けて幸先の良いスタートを切れたと言ってもいいだろう。その幸先の良いスタートを切れたのは、
チーム・エンフィールド
チーム・ルサールカ
チーム・ジャスティス
この3チームだった。同学園同士の対戦が2つ程あったが、そこは序列の差と実力、連携の差もあっだのだろう、序列が上の方が勝ち点を取った。
さて、今日の俺たちの予定だが、チーム・ヒュノスティエラと対戦する事になっている。相手がどんなチームかは調べてある。今のところは不足なところはない。
そして俺が率いるチーム、帝龍の様子なんだが……
陽乃「八幡くーん、試合まであと何分〜?」
セシリー「待ちくたびれちゃったよー。」
暁彗「………………」
虎峰「雪ノ下師姉、セシリー、お行儀が悪いですよ。」
いつも通りな様子です。全く緊張感のないベスト?なコンディションです。
八幡「後30分です。ていうか会場にはさっき来たばかりじゃないですか。《鳳凰星武祭》に比べて大分我慢弱くなりましたね?陽乃さん。」
陽乃「だってさー、《鳳凰星武祭》の時はタッグ沢山いたから退屈凌ぎになってたけど、今回の《獅鷲星武祭》に至っては9チームしか居ないじゃない。退屈だー。」
セシリー「鍛錬しようにもさー、師父が八幡の言うことを聞けって聞かないからさー。まぁチームリーダーの言う事は聞くけどねー。」
八幡「それを言うなら俺だって虎峰の鍛錬に付き合いたかったんだからな。こいつを気に入った純星煌式武装がどんなのかも気になるしな。」
虎峰はつい最近、純星煌式武装の適正検査を受けて【
虎峰「でもいまだに慣れませんね。この煌式武装の代償がスピードの軽減なので、代償が効いてきたところが勝負どころだと思ってます。」
八幡「元々スピードあるんだから充分いけるだろ。」
虎峰「僕以上のスピードを持っている八幡に言われても全く嬉しくないのですが……」
フォローしたつもりが、無意味だったか。
セシリー「でもさー、あたしたちにとっては羨ましいよねー。虎峰はあたしたち道士と違って完全な拳士だからねー。あたしたちは一応《魔術師》《魔女》の素養があるから星仙術があるから純星煌式武装に嫌われちゃってるからねー。」
俺………一応魔術師なんだけど……
陽乃「私も使えちゃうから使えないんだよねー。少しでも魔法の類が使えちゃうと使えないんだから嫌になっちゃうよねー。」
八幡「なんで俺をしきりに見ながら言うんですかね?」
虎峰「だって八幡は《魔術師》でありながら使えてるじゃないですか。」
八幡「いや、まぁそうなんだけどよ……俺の場合は意気投合したっていうか、気に入られたっていうのが大きい。」
セシリー「大抵の純星煌式武装がそうだと思うけどー?」
あっ、そういやそうだわ。
暁彗「……………そろそろ戦いも近い。集中した方が良かろう。既に試合開始まで10分を切っている。」
この場で落ち着いているのは暁彗だけだな。元々そうなのもあるが、この場でこうして落ち着いていられるのは見習いたいな。
さて、もうそろそろ選手入り口に行かないとな。
八幡「んじゃ、行くか。」
虎峰「はい!」
セシリー「おっけー。」
陽乃「あいあいっさー!」
暁彗「……………御意。」
俺たちの初戦だからな、びしっといくか。