学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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※勝利後の心情

 

 

陽乃side

 

 

はぁーー……暁彗がやりたいって言ったから1人でやらせたけど、つまんない試合だったなー。

 

だって暁彗1人に手も足も出ないんだよ?最高序列が4位なのに瞬殺って……呆れちゃったよ。

 

 

んー、でも八幡くんが来てからは界龍は強くなったのは間違いない事だし、そりゃ私だって強くなってると思う。あれ?これって私たちが悪いのかな?強くなり過ぎちゃったのがいけないのかな?

 

ともあれ1回戦は勝ったからいっか。この次はチーム・エンフィールドだから、少しだけ楽しみ♪私と戦うのは誰かな〜?

 

 

陽乃sideout

 

 

虎峰side

 

 

流石は大師兄です、相手を寄せ付けない圧倒的な強さでした。それにしても大師兄、すごく手を抜いてましたね。僕でも目で追えるくらいですから、全くスピードを出してなかったです。

 

それに相手を、攻撃する際の動き。あれが一番加減されていました。意識を刈り取ってはいたものの、壁に激突させる程の力は出さなかったようですね。まだ試合は残ってますからその温存でしょう。

 

次は同じ星導館でも、去年の《鳳凰星武祭》で本戦に残った程の実力者もいます。気は抜けませんね。明日は今日以上に気を引き締めなければいけませんね。

 

 

虎峰sideout

 

セシリーside

 

やっぱ大師兄強いなー。いつも八幡に稽古つけてもらってるだけはあるねー。大師兄の見せ場になったけどー、次は今日みたく簡単ではないよねー。

 

なんとなーく色の濃いメンバーが集まってるんだよねー。1位の【叢雲】2位の【千見の盟主】5位の【華焔の魔女】元1位の【疾風迅雷】もう1人は序列外だけど、《鳳凰星武祭》で準々決勝まで来る程だから、実力はあるんだろうねー。

 

多分陽姐も同じこと思ってるんだろうなー。明日が楽しみー。

 

 

セシリーsideout

 

暁彗side

 

 

全力を出したわけではない。ある程度だすつもりだったが、まさか半分も出さずに終わるとは……これも鍛錬の成果だろうか。

 

日頃から比企谷八幡に稽古をつけてもらってるからだろうか、相手の動きが遅過ぎる上に単調過ぎる。

 

ふっ、比企谷八幡の非常識が私にも移ってしまったのかもしれないな。だが比企谷八幡の非常識さは私程優しいものではない。

 

 

比企谷八幡よ、卿自身が非常識で出来ているようなものだからな。

 

 

暁彗sideout

 

八幡side

 

 

暁彗の奴……星辰力を込めて拳を打たなかったのは分かるが、星仙術も陰陽術も使わなかったのは手抜きが過ぎると思うんだがな………

 

いや、まぁチームが勝ったから文句なんて無いんだけどな。暁彗でアレなら、他の奴に行かせても何ら問題は無かった気がするな。特に陽乃さんを出したら、すげぇ楽しみながら相手を倒していくんだろうな。

 

 

うん、考えるのはもうよそう。さて、明日はチーム・エンフィールドだな。注意するのは【叢雲】と【千見の盟主】の純星煌式武装だ。他は【華焔の魔女】と沙々宮の遠距離攻撃、刀藤の剣術くらいだな。

 

これからいそがしくなるな。

 





本日は主人公とヒロインで!

もしもこんなやり方だったら?その1

『店内で』







八幡(今度こそ、ちゃんと言おう。)

八幡「ん?」


僅かに空いている物置の扉。

中を覗くと棚からタオルが落ちていて少しだけ散乱していた。

片付けようとタオルを取ると、そこには今職員全員が探しているシルヴィがいた。


シルヴィア「あ……///」

八幡「よ、よう。」

シルヴィア「ち、違うんだよ八幡くん!ちょっとだけ身を隠そうと思ったら滑ってからハマって、スカートが引っかかって動けなくて、助けを呼ぼうにもこの状態じゃ恥ずかしくて……あう、うぅ……私ってダメだね……」

八幡「ダメじゃねぇ。」

シルヴィア「え?」

八幡「シルヴィはダメじゃねぇ。こんな小さい物置の中で箱にはまって動けなくなっている場合じゃない。」

シルヴィア「は、恥ずかしいよ八幡くん/////」

八幡「このままじゃダメだ、ほい。」

シルヴィア「う、うん。」


八幡がシルヴィアに手を差し伸ばして、シルヴィアがそれを握る。八幡が引っ張るとシルヴィアが出て来れた。


シルヴィア「出れた、ありがとう八幡くん。」

八幡「あぁ。」

シルヴィア「ゴメン、私今日は混乱してて……八幡くんが此処を辞めちゃうって聞いてから、仕事が全く身に入らなくて……」

八幡「はぁ……また何を勘違いしたのか分からんが、前に俺の好きな奴の話をした時の事を覚えてるか?」

シルヴィア「うん!私の隣にいる幽霊さんの事だよね!」

八幡「実は俺、霊感無いんだ。」

シルヴィア「え!?」

八幡「まぁ、それから色々とこんがらがって……俺の好きな奴は、その……ちょっと来い。」

シルヴィア「?……あっ///」


八幡がシルヴィアを抱き締めた。


八幡「1回しか言わないからちゃんと聞けよ。俺はお前が好きだ。お前に俺と一緒の風景を見て欲しい……から、俺と一緒にいて欲しい。」

シルヴィア「………はい!!」


八幡が一度抱き締めるのをやめたと思ったら、今度はシルヴィアから抱き締めてきた。こうして、六花のとある小さなレストラン内でカップルが誕生した。


色々とアレンジはしてますが、どのアニメか分かりました?

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