学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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予選最終試合③

 

 

セシリー&紗夜side

 

 

セシリー「さーてー!八幡に助けられた分は、君を倒す事で償わせてもらうよー!」

 

 

バチバチバチッ!

 

 

セシリーは自身の右脚を中心に全身に雷を纏った。

 

 

紗夜「……なら、私も本気で行く。41式煌型粒子双砲ヴァルデンホルト。」

 

 

紗夜が煌式武装を展開すると、背中には複数の機翼に腕には大型の粒子砲を装備して早々に、先端部分から粒子を極限にまで圧縮した粒子砲をセシリーに向けて構えた。

 

 

セシリー「良いねぇ良いねぇー……やっとそれらしくなってきたじゃーん。」

 

紗夜「バースト。」

 

 

2つの粒子砲がセシリーに向けられ、発射された。

 

 

セシリー「……光雷、はぁっ!」

 

 

セシリーの全身に纏わりついていた雷が脚へと集中して、脚が光っているように錯覚する程の眩い光を放っていた。セシリーはその脚を迫り来る粒子砲にめがけて蹴りを放った。

 

たが、もう一方の粒子砲は放って置かれたまま……そのままセシリーの元へと直撃する5Mのところまで来ていた。

 

 

セシリー(陽姐の技、少し借りるからねー!大丈夫、そっちには飛ばさないからー!)

 

 

セシリー「風流し!」

 

 

セシリーはもう片方の脚に星辰力を溜めて、手を床につけて両脚を回転させた。すると、2つの粒子砲はセシリーの脚についていくかのように誘導されていた。

 

 

紗夜「あの技……」

 

 

紗夜も思い出したようだった。去年の星武祭で陽乃に粒子砲を受け流された技だという事に。紗夜も既に警戒態勢に入っていた。

 

 

セシリー「うおりゃあー!!」

 

 

受け流して自身の武器としたセシリーは、粒子砲を紗夜に向けて蹴り上げた。しかも最初に蹴りを放った方の粒子砲は青色に黄色が混ざっていた。どうやらセシリーの雷撃が粒子砲に混ざったようだ。

 

 

紗夜「っ!これはマズい。」

 

 

紗夜は両腕で身体をガードするかのようにクロスさせた。

 

だが、紗夜は気付けなかった。1つの粒子砲はまだしも、もう1つの粒子砲は雷によって強化されているという事を。しかもその2つが同時に直撃した為、紗夜は大きく壁の方へと勢い良く吹っ飛ばされてしまった。

 

 

セシリー「ふぅー、陽姐にこの技を教わっておいて良かったよー。これが無かったら間違いなくここでやられていたかもねー。まぁその前にやられそうになったけどねー。いやー八幡には感謝感謝ー!」

 

 

少しすると、紗夜が壁から出てきたが、身体が雷で痺れているのか、崩れるように仰向けになって倒れていた。

 

 

紗夜「う、うぅ………」

 

セシリー「動けない相手にトドメを刺すのはちょっと気が引けちゃうけど、痺れが取れて動かれても困るからねー。それにー……これも勝負だから仕方ないよねー。」

 

 

紗夜も身体を動かそうと抵抗しようにも身体が痺れてまともに動く事が出来ない状態だった。手持ちの煌式武装を展開しようとしても、身体が動かないのであればどうしようもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

綺凛「紗夜先輩っ!!」

 

虎峰「行かせません!」

 

綺凛「くっ!」

 

 

 

綾斗「紗夜っ!」

 

暁彗「……………行かせはしない、卿の相手は私だ。」

 

綾斗「っ!」

 

 

近くに居た綾斗と綺凛が救助に行こうとするが、それぞれの相手をしている虎峰と暁彗の2人がそれを阻止する。チーム・帝龍は完全にチーム・エンフィールドの動きを完全に封じ込めていた。

 

 

セシリー「こんな形でごめんねー。」

 

 

セシリーは踵を振り下ろして紗夜の校章を砕いた。

 

 

梁瀬『ここで沙々宮紗夜選手、校章破壊!!チーム・エンフィールド、これで4人になってしまいました~!!さぁ、5対4でどのような戦いを繰り広げるのでしょうか!?』

 

チャム『でも、帝龍は1対1の陣形にしてるから、ウォン選手がそのまま動かないって可能性もあるっス。どちらにしても、ウォン選手の動き方次第で戦況が大きく変わるのは間違い無いね。』

 

 

セシリー(解説さんの言う通りだよー。私の役目はこれで終わり。1対1の戦いが終われば、後は待つだけだからねー。周りを警戒しつつのんびりと待ちますかー。っとその前にー。)

 

 

セシリー「………ねぇちょっとー?身体大丈夫ー?」

 

紗夜「……大丈夫……けど身体はまだビリビリ。」

 

セシリー「………よかったら膝、貸してあげよっかー?」

 

紗夜「………頼む。」

 

 

セシリー(まぁ、だよねー。雷のせいで身体が痺れてまともに動けなさそうだもんねー。)

 

 

セシリー&紗夜sideout

 

虎峰&綺凛side

 

 

綺凛「紗夜先輩……」

 

虎峰「仲間の心配をするのは構いませんが、僕の相手を忘れないでくださいね。」

 

綺凛「……分かってます。ただ、1つだけ疑問に思った事があります。あの2人の試合が終わった後の事です。」

 

虎峰「……奇遇ですね、それは僕も思っていたです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

虎・綺「何で膝枕して(されて)るんでしょうか?」

 

虎峰「目立った外傷は特に見受けられませんが……」

 

綺凛「此処からだと少し分かりませんね……」

 

虎峰「試合が終わったら聞きに行きましょうか。」

 

綺凛「そうですね、私も紗夜さんに聞きに行きます。それでは……参ります。」

 

虎峰「えぇ、いざ尋常に勝負といきましょうか。」

 

 

 





セシリーのパワーアップにより紗夜との試合が終了!

次は誰と誰との試合にしようか?
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