学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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初秋デート②

 

 

シルヴィアside

 

 

ふぅ〜美味しかった。バーガーセットにしておいて正解だったね。それに、八幡君と食べさせあいっこも出来たし♪

 

………あっ、ハンバーガーをじゃないよ!セットで付いてきたポテトをだからね!ハンバーガーでも良いけど、公衆の面前で間接キスは流石に恥ずかしいから///

 

それでね、今は街をぶらついてるんだけど、やっぱり周囲からの視線は物凄い。なんだかモルモットになったみたいであまり良い気分じゃないけど、八幡君の傍に居るからまだ大丈夫。

 

でもそんな八幡君、今は《獅鷲星武祭》に出場しているチーム・帝龍のリーダー、そんな彼を周りの人達が無視する筈が無かった。サインや握手、写真などの依頼が多かった。しかもその中には世界のトップ企業までもが握手を求める程だった。流石は私の八幡君っ♪

 

 

八幡「悪いなシルヴィ、サインとか握手の相手ばかりしちまってよ。もう少しだから待っててくれ。」

 

シルヴィア「ううん、大丈夫だよ。八幡君のファンだもん、仕方ないよ。」

 

 

あっ、それとね!八幡君のファンなんだけどね、ファンの子が来たから試しに公式サイトの方を開いてみたんだけど、世界中を合わせて300万人に増えてたんだよ!凄いよね!

 

 

ファン1「ありがとうございます!!次の試合、頑張って下さい!!」

 

八幡「ありがとうございます。」

 

 

八幡「済まない、待たせた。」

 

シルヴィア「いいよいいよ、気にしないで。自分のファンだもの、大切にしなきゃね。もう300万人も居るんだから。」

 

八幡「今はその一部が此処に居てもおかしくないからな。星武祭開催中だから、外国から観光に来ている人だって少なくないからな。」

 

シルヴィア「出来る限り、ファンの要望には応えてあげないとね。その気持ちはよく分かるよ。」

 

 

ファンが1人出来ただけでも心構えが違ってくるからね。もっと頑張りたいっ!って気持ちも出てくるからね。

 

 

八幡「んじゃあそろそろ行くか。次は何処行く?」

 

シルヴィア「そうだなぁ〜……「あれ?八幡君にシルヴィアちゃん?」……え?」

 

陽乃「あっ、やっぱり〜!六花最強バカップルの八幡君とシルヴィアちゃんだ〜!」

 

 

私達の事を小バカにしたような(おふざけだって分かってるからね?)言い方をしてこっちに来たのは、八幡君のチームメイトで界龍の序列4位の陽乃さんだった。

 

 

シルヴィア「こんにちは、陽乃さん!」

 

八幡「……こんにちは。」

 

陽乃「うんうん、こんにちは。2人はデート?」

 

シルヴィア「はい!グループ戦で2位になったチームには悪いんですけど、この時間を有効に使いたいと思ってたので。」

 

陽乃「あっはは!成る程ね〜。まぁそれが良いと思うよ。この2日が終わったら、予選よりも激しい戦いになるだろうからね。八幡君も、シルヴィアちゃんとしっかり遊んでおいてね。」

 

八幡「えぇ……?それよりも、陽乃さんはどうして此処に?買い物ですか?」

 

陽乃「おっ、良い質問をしてくれたね〜少年。これから船着場に行ってお迎えするんだ。」

 

 

………迎え?

 

 

八幡「……雪ノ下家の仕事ですか?」

 

陽乃「ううん、違うよ。私個人の。それと八幡君、私が雪ノ下建設の後を継がないのは知ってるでしょ?去年の《鳳凰星武祭》!」

 

八幡「………あっ、そういえばそうでした。すみません。」

 

陽乃「よろしい。それでね、将来私の所で働いてくれそうな子をこっちに呼んでみたの。勿論経費は雪ノ下持ちでね。私まだ会社持ってないから、そこはまだお母さん頼みなんだ。」

 

シルヴィア「陽乃さんはもう将来を決めてるんですね〜。」

 

陽乃「そうだよ〜。しっかりしてるでしょ〜。もし仕事に困ったらウチにおいでよ。」

 

シルヴィア「その時になったらお願いしますね。」

 

 

そうなるとはあまり思えないけど、こういうのも大切だよね。将来の為にも。

 

 

陽乃「あ、そうだ!八幡君達も来る?きっとあっちの方も喜ぶと思うよ?」

 

八幡「何故疑問形なんです?俺達が行って喜ぶって………何でですか?」

 

陽乃「それは着いてからのお楽しみ♪」

 

 

……なんか少し怪しいなぁ。ここは八幡君に任せようかな。

 

 

シルヴィア「八幡君にはどうする?私は八幡君に従うよ。」

 

八幡「………質問なんですが、その人って俺達が知ってる人物なんですか?」

 

陽乃「八幡達は知ってるけど、シルヴィアちゃんは知らないかな。あの子アイドルとかライブとか興味無いから。」

 

 

八幡(ならシルヴィの事は知ってる程度だろうな……よし、なら大丈夫か。)

 

 

八幡「わかりました、俺達も同行します。」

 

陽乃「おぉ、ありがとう!じゃあ早速行こっか!」

 

 

ーーー船着場ーーー

 

 

八幡「陽乃さんの知り合いって言うからには、やっぱり千葉なんですよね?」

 

陽乃「うん、そうだよ。」

 

八幡「千葉でそれで俺が知ってる人……誰だ?」

 

シルヴィア「私、陽乃さんの高校時代の交友なんて分からないから見当もつかないよ。」

 

陽乃「シルヴィアちゃんはともかくとして、八幡君は詰め甘いなぁ。」

 

八幡「詰めが甘くてすみませんでしたね。」

 

 

でも、本当に誰だろう?

 

 

ブォー!!

 

 

陽乃「あっ、着いたみたいだね。」

 

 

さて、誰が来るのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めぐり「こんにちは〜はるさ〜ん!!ってあれ!?比企谷くんにシルヴィアさん?」

 

 

意外な事に私達の前に現れたのは、城廻めぐりさんだった。

 

 

シルヴィア「め、めぐりさん!?陽乃さんが言ってた人ってめぐりさんだったんですかっ!?」

 

陽乃「あれ?知り合いなの?」

 

八幡「えぇ、この前千葉でライブした時に握手会で会ったんですよ。」

 

 

それ以前にも1回会ってるけど、此処では言わない方が良いよね。

 

 

めぐり「はるさんがお出迎えしてくれるって聞いたから嬉しくなっちゃったけど、比企谷くんとシルヴィアさんにも会えてもっと嬉しくなっちゃったよ〜!」

 

陽乃「おぉ〜それは良かった!めぐりはお腹空いてる?」

 

めぐり「いえ、船の中でも食事が出たので大丈夫です。」

 

陽乃「そっかそっか。じゃあ今日から5日間、六花の文化を満喫したまえよ、めぐり隊員!あっ、最初のの2日間は私が案内するから心配しなくていいからね。」

 

めぐり「は~い!」

 

 

……案内の方は大丈夫みたいだね。

 

 

八幡「ていうか、城廻先輩は大学大丈夫なんですか?」

 

陽乃「それならもう話はつけてあるんだ〜。」

 

八幡「なら良いんですけど……」

 

シルヴィア「最初の2日間は良いとして、残りの3日間はどうするんですか?」

 

陽乃「《獅鷲星武祭》でも見てもらおうかなぁって思ってるんだ。ほら、私と八幡君の戦ってるカッコ良いところを見てもらう為にさ。特に八幡君の!」

 

八幡「何でそこで俺なんですか……」

 

めぐり「わぁ〜比企谷くんの戦ってるところかぁ〜!私も観てみたい!去年はテレビからだったから、生で観られると思うと楽しみだなぁ〜!」

 

八幡「は、はぁ……」

 

 

………こんな輝いた目で見られたら、断れるものも断れないよね。やっぱりめぐりさんってある意味恐ろしい人だよねぇ。

 

 

 





というわけで、ほんわかめぐりちゃんの登場です。

この後どうするのか、気になってきましたね!
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