長かったようで短かったですね。物語の中では、一応中盤の辺りにいます。これからも今作品をよろしくお願いします。
では、どうぞ。
八幡side
陽乃さんの言っていた人が城廻先輩だという事に少し驚いたが、納得も出来た。俺がまだ総武高に居た頃、陽乃さんが親しげにしていたのは城廻先輩だけだったからな。他の後輩がいてもそこまで気にした様子は無かった。
つまりは、陽乃さんがまだ強化外骨格を付けていた頃に親しかったといえば、城廻先輩だけという事になる。まぁ俺もそこまでは知らんけど。
めぐり「わぁ〜!やっぱり違うなぁ。なんかもう文化の違いを感じるよ〜。こっちではスマホとかタブレットだからな〜。手を動かしただけで端末が開くなんて凄いなぁ〜。」
陽乃「めぐりもすぐに出来るようになるって。別にあれは星脈世代だけしか出来ないってわけじゃないから。まぁ、六花の外で出来るかどうかは分からないけどね。」
シルヴィア「あっ、それなら出来ますよ。色んな国を回ってライブやってましたからそれは保証します。」
陽乃「だって。」
めぐり「ほぇ〜!」
シルヴィア、俺、陽乃さん、城廻先輩と横並びで話しながら歩いているのだが、まぁまぁ視線が痛いのなんのって。そりゃね?この3人美人だから仕方ないよ?でもさ、俺の事も考えて!好きで囲まれてるわけじゃないからね?ホントですよ?
あっ、シルヴィアとは好きでいるけど。
陽乃「八幡君、デートの途中なら別に私達と一緒に行動しなくてもいいよ?2人の時間を楽しみなよ。」
シルヴィア「いえ、今日は一緒に行動しますよ。なんかそっちの方が楽しそうですし!」
八幡「俺もそう思ってました。まだ明日ありますので、今日は陽乃さんと城廻先輩にお伴しますよ。」
陽乃「おっ、最強のボディーガードだ!頼もしいね〜!そう思わない?めぐり。」
めぐり「はい!比企谷君が守ってくれるなら安心です!勿論、シルヴィアさんにも守ってもらわなくちゃね!」
シルヴィア「お任せください!」
八幡「護衛なら陽乃さんも出来そうですけどね。」
八幡sideout
ーーーーーー
陽乃「それでさ、八幡君ーーー」
八幡「それって陽乃さんのせいじゃ……」
めぐり「………」ジィ∼…
シルヴィア「……?どうかしたんですか?」
めぐり「なんかあぁいうの、良いなぁ〜って。」
シルヴィア「陽乃さんと八幡君ですか?」
めぐり「あぁ、そういう事じゃなくてね。私って同年代の男の子から名前で呼ばれた事って1度も無いんだ。女の子からはあるんだけどね。」
めぐり「変なあだ名も付けられた事あるんだよ〜!『めぐりん』だとか『めぐめぐ』だとかさ〜。」
シルヴィア(………それ、何となく分かるかも。)
めぐり「でもね、男の子からは『会長』か城廻に会長か先輩を付けられるだけで、名前呼びされた事が無いんだ……どうしてかな?」
シルヴィア「う~ん……私はクインヴェール育ちなので分かりませんね。」
めぐり「そっかぁ、それなら仕方ないよね……」
シルヴィア「それなら、八幡君に名前で呼んでもらうように頼めば良いんじゃないですか?普通に考えて。」
めぐり「………それだよ!私ったらなんで今まで思いつかなかったんだろう!」
それも確かにそうなのだが、何故それを自分で思い浮かなかったのだろうか。
めぐり「ねぇねぇ比企谷君!」
八幡「ん、何です?」
めぐり「比企谷君はさ、いつからはるさんの事名前で呼んでるの?」
八幡「名前?………そういえばいつからでしたっけ?」
陽乃「う~ん……私もよく覚えてないな〜。」
めぐり「じゃあそれくらい前から名前で呼んでるって事だよね!?」
八幡「まぁ、そうなりますね。」
めぐり「じゃあ!じゃあ!比企谷君、私の事も名前で呼んでみてよ〜!」キラキラ
八幡「………え?」
八幡は少しだけわけの分からないような顔になった。それは陽乃も一緒だった。
めぐり「私ね、男の子から名前で呼んでもらった事が無いからさ、名前で呼んでもらいたいの。お願いっ!」
めぐりの説明で2人はようやく納得がいった様子になった。
八幡「まぁ、俺は別に構いませんけど。」
めぐり「本当っ!?じゃあ早速めぐりって呼んでよ!あっ、先輩とかさん付けはしないで!」
八幡「……それはちょっと……」
めぐり「いいから〜!呼び捨てっ!」
八幡「………めぐり。」
めぐり「………わ、わぁ〜///男の子から名前呼びされるってこんな感じなんだぁ〜。しかも呼び捨てだからちょっと良いかも///」
八幡「は、はぁ……」
めぐり「比企谷君!これからは私の事『めぐり』って呼んで!さんとか付けなくて良いから!」
八幡「あ、あの……一応年上なんでさん付けはした方が良いと思うんですけど……」
めぐり「良いの〜!お姉さんの言う事は聞くの〜!」
端から見れば、兄にわがままを言っている妹にしか見えないというのは伏せておこう。
陽乃「じゃあ私の事も呼び捨てにしてもらおうかなぁ。私も別に八幡君になら構わないしね。」
八幡「いや、あの……」
陽・め「比企谷君!(八幡君!)」
八幡「………」
明らかに呼び捨てをするのに戸惑っている八幡。八幡もそういうところに拘りを持っている方なので、簡単に曲げる事は出来ないのだろう。
シルヴィア「八幡君、呼んであげたら?」
八幡「でもなぁ……」
シルヴィア「2人が良いって言ってるんだし、呼んじゃいなよ。別に恥ずかしいわけじゃないんでしょ?」
八幡「それもそうだが……」チラッ
陽・め「………」キラキラ
2人の期待の篭った目が八幡に突き刺さった。そしてようやく観念したのか、八幡が2人に向き直った。
八幡「……はぁ、分かりましたよ。陽乃、めぐり、これで良いですか?」
陽・め「敬語も無しっ!」
八幡「え……敬語も?」
その後八幡は、2人に名前の呼び捨てと敬語を使わない事を約束したのだが、2人に敬語を使うのが当たり前になっているからか、話しかける度にさん付けと敬語を使ってしまい、2人に無視されるのが度々あったのは別の話である。
……なんか始めて?八幡のハーレム物語を書いた気がします。気のせいですかね?