学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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初秋デート④

 

 

八幡side

 

 

八幡「それで陽乃さん、この後はどうする予定なんですか?」

 

陽乃「………」

 

八幡「……あの、陽乃さん?」

 

シルヴィア「八幡君、敬語敬語!それとさん付け!」

 

八幡「あ、あぁ……どうも慣れん。陽乃、この後はどうするんだ?」

 

陽乃「この後はめぐりの荷物を置いてから六花の案内かな。その方が後の3日間は楽に過ごせるでしょ?私達はその時《獅鷲星武祭》だからね、めぐりの面倒は見られないから。」

 

めぐり「むぅ〜はるさん!私の事子供扱いしないでください!」

 

八幡「でも、面倒を見られないのも確かだな……今日と明日は良いとしても、後の3日間は完全に1人の状態になる。誰かっつってもな……」

 

 

戸塚とかにも頼もうと思ったんだが、そもそも面識が無い。それは川崎や材木座も同じだ。海老名と戸部も同じく。ふむ……居ない。

 

 

シルヴィア「じゃあ、私と居るというのはどうですか?ほら、誰も知り合いが居ない六花なら心細いですし。私ならめぐりさんの事少しは知ってるので。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽乃「シルヴィアちゃんそれナイス!それ即採用だよ!いや〜何で気付かなかったんだろう!?こんなにも良いカードがあったのに!」

 

八幡「あぁ、シルヴィなら申し分無いな。シルヴィ、明後日からの3日間は城廻先輩の事頼んだぞ。城廻先輩もそれで良いですか?」

 

めぐり「つ~ん。」

 

八幡「………ん?」

 

シルヴィア「八幡君、敬語と先輩。」

 

八幡「………これどうやって直せってんだよ。」

 

 

その後、めぐりの荷物を雪ノ下家の経営しているホテルに置いてから再び街へと繰り出した。

 

 

ーーー商業エリアーーー

 

 

また戻って来てしまった。いや、別に嫌だってわけじゃないからな?

 

 

めぐり「わぁ〜!!」キラキラ

 

 

……めぐりの方は、これまた目をキラキラさせながら商業エリアの街並みを眺めていた。

 

 

陽乃「どう?これが六花の商業エリアだよ。簡単に言うと商店街だね。」

 

めぐり「凄いです!!こんなに建物がいっぱい!色んなお店がある!凄いなぁ〜!」

 

 

まるで子供のようにはしゃぐめぐり。前に来た事があったんじゃなかったか?

 

 

八幡「めぐりさ……めぐりは前にも六花に来てただろ?六花の事は大体分かってると思ってたんだが?」

 

陽乃「へ?前にも来てた?」

 

めぐり「あぁ〜はるさんには言ってなかったですね!実はですね、2年前のシルヴィアさんのライブで此処に来た事があるんですよ。」

 

陽乃「へぇ〜それは初耳だねぇ。」

 

めぐり「でもその時はライブが第一目標だったので、街の方は見れなかったんです。なので、この商業エリアを見るのは今回が初めてなんですよ!」

 

めぐり「私はそこまで興味は無かったんですけど、友達が2枚分応募していたのが2枚当たってしまったのを私にくれたから来れたってだけなんです。」

 

 

なんて恐ろしい運の持ち主だよ……その友達。

 

めぐり「それよりもはるさん!私早くこの辺りを回って見たいです!いいですよね?」

 

陽乃「そうだね、このまま皆で回るのもアレだし、少し別れて行動しよっか。1時間くらい自由行動をとるから好きな所を見て回って良いよ。」

 

めぐり「わぁ~い、やった~!」

 

 

めぐりはそれを聞いた途端、一目散に走り出した。あの人、本当に大学生か?

 

 

シルヴィア「私達はどうしよっか?」

 

八幡「コーヒーでも飲んで待ってるか?」

 

シルヴィア「マックスコーヒーじゃなくていいの?」

 

八幡「あれはもう甘過ぎる。」

 

シルヴィア「あっははは♪」

 

 

ーーー1時間後ーーー

 

 

陽乃「ごめんごめん、待たせちゃったかな?」

 

八幡「いえ、そんなには。」

 

陽乃「…………」

 

八幡「……今のくらい良いじゃないですか。判定厳し過ぎますよ。」

 

シルヴィア「それはそうと陽乃さん、めぐりさんとは一緒じゃなかったんですか?後を追いかけたように見えたんですけど。」

 

陽乃「ああ見えてめぐりって凄いすばしっこいんだ。すぐに見失っちゃったよ。」

 

八幡「まぁ仕方ねぇか。初めての商業エリアだ、時間を忘れて好きに回るくらいはいいだろ。」

 

 

めぐりがすばしっこい……全く想像出来ねぇな。

 

 

陽乃「少し捜して「良いじゃねぇかよ、ちょっとくらい。」……ん?」

 

 

めぐり「嫌だって言ってるじゃないですか!」

 

1「ちょっとだけだって!時間なんて取らせないからさ!」

 

めぐり「もう取ってるじゃないですか!」

 

 

陽乃「八幡君、あれって……」

 

八幡「あぁ、レヴォルフだ。しかもナンパとは随分暇な奴等だな。今は星武祭中で警備も強化されてるってのに、バカなのか?」

 

 

いや、レヴォルフの男共は大抵バカかクズの集まりだよな。良い奴も居るけど。

 

 

2「ちょっとだけだからよ。」ガシッ

 

めぐり「っ!!離してください!!」

 

2「ってーな!何しやがる!」

 

1「こっちは優しく誘ってんのによ……」

 

めぐり「っ………」ビクッ!

 

2「もう我慢ならねぇ!無理矢理にでも連れて「誰の連れを連れてくって?」あぁ!?」

 

八幡「俺の連れになんか用か?」

 

1「っ!!?む、【夢幻月影】……」

 

2「マ、マジかよ……」

 

八幡「で?誰を何処に連れてくって?」

 

1「あ、い、いや……別に……」

 

2「あっ!コ、コイツの家に行こうと思ってたんすよ!俺がコイツの家に連れてかれるって事っす!」

 

八幡「………ほう?」

 

1「じゃ、じゃあそういう事なんで!」

 

2「すんませんでした~!」

 

 

意気地のねぇ奴等だ。男なら正面から来いよ。2年前の奴等の方が余程度胸あるぞ。

 

 

めぐり「あ、ありがとう比企谷君、助かったよ。」

 

八幡「いや、別にいい。人を助けるのは当然だ、気にするな。」

 

めぐり「えへへ〜、ありがとう。」

 

陽乃「もうめぐりってば〜!昔言ったじゃない、アンタはガードが甘いんだから気を付けなさいって。」

 

めぐり「そうでしたね〜、ごめんなさい。」

 

シルヴィア「まぁまぁ、八幡君が事なく収めてくれたから良いじゃないですか。」

 

陽乃「……そういう事にしとく。」

 

八幡「じゃ、六花案内を再開するか。言っとくが、めぐりを1人にしないようにな。どっかに行ってまたナンパされてたらたまったもんじゃない。」

 

シ・陽「了解!」

 

めぐり「むぅ〜!私そんなにおっちょこちょいじゃないもん!」

 

 

そう言って自由行動になった途端、商業エリアの方に走って行ったのは何処のドイツだ?

 

 

 

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