学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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※出来るだけの事は!

 

 

シルヴィアside

 

 

食器洗いと片付けも終わって、テレビでも見ながら八幡君とのんびりしようと思ってたんだけど、実際にはそうもいかない。

 

今はどのチャンネルも《獅鷲星武祭》でいっぱいだし、八幡君もする事が無いからか、精神統一をしている。うぅ〜なんか置いてかれてるよぉ〜。

 

はぁ、早く明日になってくれないかなぁ……そしたら八幡君とデート出来るのに。でも、本戦前日だから八幡君も色々と準備したいから明日は無しかな?う~ん…………

 

今回の《獅鷲星武祭》はかなり異例だからなぁ。何せ、くじ引きを当日に行うんだから。対策のしようがないって事だよね。引いたその瞬間から対策を練らないといけないわけだからかなりのハイピッチになるパターンだね。

 

 

八幡「………シルヴィ。」

 

シルヴィア「っ!は、はい!何、あなた?」

 

八幡「………何故そう呼ぶのかは敢えて聞かないが、明日の事について少し話してもいいか?」

 

シルヴィア「明日の事?」

 

八幡「実はな、俺の中の霊の奴等が少し表に出たいって言ってきてな、そこで明日は1日憑霊の鍛錬をしたいんだ。」

 

シルヴィア「憑霊……って、あの八幡君の姿が急にカッコ良くなるあの技の事?」

 

八幡「思わず突っ込みたくなる返しをありがとよ。カッコ良くなるどうこうは置いておくが、まぁ姿が変わるアレな。その憑霊をしてない奴等の試運転をしたくてな。俺の中にまだ纏っていないのが2体だけ居るんだ。ソイツ等の試運転をしたいんだが……明日はどうしたい?楽しみたいのなら、俺は別に構わないが……」

 

 

八幡君の中に居るのって……去年の東京で神社の所で見たアレかな?大きな烏と赤い鳥、甲羅の大きなウミガメみたいな亀に白い虎と索冥だったかな?

 

 

シルヴィア「ちょうど今、私も悩んでたんだ。明日の事どうしようかなぁって。明日を過ぎれば本戦だから色々と準備が必要かなぁって思ってたんだ。それなら明日は八幡君の好きにして良いよ。」

 

八幡「悪いな、明日楽しみにしてただろ?」

 

シルヴィア「ううん、気にしないで。八幡君の練習見てるのも退屈しないから。あっ、でもさ、明日練習するのは良いけど、場所ってあるの?」

 

八幡「あぁ~……ウチの学院の練習場空いてっかなぁ……ひとまず川崎に聞くか。」

 

シルヴィア「川崎って序列61位の川崎沙希さん?」

 

八幡「あぁ、よく知ってるな。」

 

 

これでも他校の在名祭祀書(ネームド・カルツ)は序列戦後にチェックするようにしてるからね。

 

 

沙希『もしもし、比企谷?』

 

八幡「よう、川崎。それにけーちゃんもな。」

 

京華『こんばんは、はーちゃん!』

 

沙希『それでどうしたの?』

 

八幡「あぁ、明日の道場の使用状況ってどうなってる?」

 

沙希『明日どころか毎日埋まってる。今は星武祭中だから今の内に強くなっておこうって躍起になってるのが多いくらい。』

 

 

うわぁ……なんか段々界龍が強くなっていってるような……ようなじゃなくてそうなんだよね。八幡の話によると、公式序列戦がよく行われているからか、序列の変動が凄く激しいんだとか。その中でも【冒頭の十二人】は変動無いから、本当の実力者って事になるよね。

 

 

八幡「そうか……分かった、ありがとな。」

 

沙希『別に。アンタも《獅鷲星武祭》頑張んなよ。葉山にも気を付けなよ。』

 

八幡「あぁ、分かってる。わざわざありがとな、じゃあな。」

 

京華『はーちゃんばいば~いっ!』

 

 

最後に軽い挨拶を済ませてから、八幡君は端末を切った。

 

 

八幡「ふぅ……さて、どこで練習したもんかねぇ。憑霊を試そうにも、場所が無いんじゃあな……かといって学院外でやって情報が洩れたら元も子も無いし。」

 

シルヴィア「ん〜……あっ!!八幡君、ウチの学園に来る?」

 

八幡「ウチ?クインヴェールの事か?」

 

シルヴィア「うん!多分だけど、ルサールカは本番前だから大事を取って練習しないと思うし、メルヴェイユはもう出場出来ないし、赫夜も今日の試合でもう敗退が決まっちゃったしね。私の学園で練習しなよ!」

 

 

本戦に出場するチームはルサールカだけで、他の使用申請は無かったから大丈夫♪

 

 

八幡「……話的にはありがたいが、条件を付けさせてもらってもいいか?」

 

シルヴィア「ん?何?勿論ルサールカを中には入れないよ?」

 

八幡「それは絶対だ。その他になるべく模擬戦場の所に生徒を入れないようにして欲しいんだ。何処で俺の情報が漏れるか分からないからな。」

 

シルヴィア「それもそうだね。うん、分かった。」

 

八幡「とりあえずはそんなところだな。クインヴェールの模擬戦場に空きはあるのか?」

 

シルヴィア「それなら大丈夫だよ。そういうの私のとこにも回ってくるから使用状況分かるんだ。明日は朝の9時から13時まで空いてたから、そこに私名義で入れておいたよ。」

 

八幡「済まないな。」

 

シルヴィア「もう、謝らなくてもいいよ!八幡君には私の我が儘も聞いてもらっちゃってるんだから、協力させて!」

 

八幡「……あぁ、また何かあったらよろしくな。」

 

シルヴィア「うん、任せて!」

 

 

 




よし、やろう!

もしもこんなやり方だったら?その3

『婚約?』







八幡「あ、あの……俺の話も……」

シルヴィア「んんっ!八幡君、座ったら?他の人の迷惑になっちゃうよ。」

八幡「あぁ……ってそうじゃなくてだ!恋人の件は演技だったのに何故了承したんだっ!?」

シルヴィア「え?だって決闘の時に言ってくれたでしょ?『アイツは俺の恋人だっ!』って。あんな人の多い所でハッキリと。」

八幡「……あれは勢いというか、その場の雰囲気とか弾みとかもあってだな……」

シルヴィア「八幡君が本気なら、私は本当に婚約しても良いと思ってるよ?」

八幡「からかうな。」

シルヴィア「そうだね、確かに私は暗い人は好みでは無いね。1週間恋人を演じてよく分かったかな。」

八幡「……だ、だよな……ふぅ。」

シルヴィア「でも、本当の君は凄く優しくてまっすぐな人だよね。そんな君の事が………凄く好き。」

八幡「ん?今なんか……んむっ!?」


八幡は突然、シルヴィアからキスをされた。突然の事だった為、避ける事も出来なかったのだろう。


オーフェリア『あぁ〜〜〜〜〜!!!!!!!!』

陽乃『おぉ〜!!』


シルヴィア「んっ……足りないかな?」

八幡「そ、そうじゃねぇ!お前何やってーーー」

シルヴィア「じゃあ、もう少しだけ………」


八幡はまたもやキスをされた。今度はしっかりと抑えられているため、逃げられなかった。


オーフェリア『むむぅ〜〜〜〜〜!!!!!!!』

陽乃『うぇ!?ちょっ、オーフェリアちゃん!?』


シルヴィア「ふふ♪……ペロッ………もし八幡君が本当に婚約してくれれば、この続きをしてあげても良いよ?」


さて、皆さんはどのアニメが分かりましたでしょうか?一応少しだけアレンジはしてますけどね。僕、このシーンは結構好きなんですよね。
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