学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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※チームの信頼

八幡side

 

 

俺たちはクインヴェールのチーム・ルサールカとか………まぁこの組み合わせはありがたいな。本戦の初戦はチーム・ジャスティスかチーム・ルサールカであって欲しかったからな。やっぱチーム・ランスロットとは最後、決勝で戦いたいからな。

 

だが、ルサールカかぁ……あまり情報がないな。グループ戦での戦い方しか参考にならんからな。クインヴェールで公開した試合では差があり過ぎて参考にもならなかった。

 

 

だが、あの5人が持ってる純星煌式武装は中々に厄介だ。確かライアポロスだったな。1つだと危険過ぎるから5分割してそれぞれが所有している。

 

えぇ〜と名前は……あったあった。

 

 

ライアポロス・カリオペア……ギターの音を出すと剣型の光波振動波を展開する能力。

 

ライアポロス・エラード……叩くと音の障壁を作る事が出来る能力。

 

ライアポロス・メルポーネ……集団に対して阻害弱体化する斧型の光波を展開する能力。

 

ライアポロス・ポリムニア……能力はカリオペアと同じだが、形がトライデント型(三本ヤリ)の形。

 

ライアポロス・タレイア……味方の能力を増加させる光弾を発射できる能力。強化されたら、瞳が青くなるらしい。

 

 

とまぁ、簡単に調べたらこんなもんだな。厄介なのはメルポーネとタレイアだな。他のは戦っている中でもなんとかすれば問題ない。

 

最初にモニカとマフレナを潰しておきたいな。あの2人を最初に倒しておけば残りの3人は自分だけの力でなんとかするしかないからな。それに、パイヴィは分からんが、トゥーリアとミルシェが計算して攻撃をしてくるような性格でもないからな。

 

まぁ、戦略的にはもう仕上がってる。後は俺のチームに伝えるだけだな。

 

 

ーーー界龍・控え室ーーー

 

 

はぁ〜疲れた。シリウスからこっちのカノープスに来るまでえらい数の人に話しかけられた。もう俺、今日はあまり人とは話したくない。

 

 

八幡「あぁ〜疲れ……って何だ、皆来てたのか。」

 

セシリー「リーダー1番遅ーい!重役出勤だー!」

 

陽乃「遅刻はいけないんだぞー。」

 

八幡「誰も遅刻してませんよ。」

 

虎峰「ま、まぁまぁ。2人共落ち着いて下さい。こうして予想よりも早く来てくれたんです。良いではありませんか。」

 

八幡「ちなみにその予想の時間ってのは?」

 

セシリー/陽乃「50分!」

 

八幡「……お前ら俺をなんだと思ってる。作戦の説明も無しに戦わせると思ってるのか?」

 

 

そんな事もせずに戦わせたら、チームが崩壊する。そんな事は絶対にさせねぇよ。

 

 

八幡「なぁ参謀、俺がいない間のこの2人ってどんな感じだった?俺の飯が食えないとかボヤいてたか?」

 

暁彗「………………ウォンは2時間に1回は唱えていた。雪ノ下殿は特にない。」

 

 

………陽乃さんは最近そういうのなくなってきたからともかく、セシリーは重症だな。

 

ていうか2時間に1回ってどんだけハイペースで言ってんだよ。

 

 

八幡「……まぁいい、それよりも作戦を伝える……と言いたい所なんだが、この初戦は俺に任せてほしい。奴らとはすぐにカタをつける。長引かせればこちらが不利になる要素があり過ぎるからだ。だから最初から俺やらせてはくれないか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽乃「それがリーダーの指示なら私は従うよ。君なら本当にやってくれそうな説得力があるからね。それに、私は君のこと信頼してるからね。この戦い、頼んだよ。」

 

虎峰「僕も八幡に支持します。存分に戦ってきてください。」

 

セシリー「もしやられちゃっても、あたしたちが八幡のかわりにやっつけてあげるからー!」

 

暁彗「……………卿の好きなようにやると良い。我らはそれに従うだけだ。」

 

 

………やれやれ、つくづく最高のチームだな。

 

 

八幡「すまないな皆。もし俺がやられたら、後のことは頼む。」

 

4人「はい!!(うん!!)(……………御意。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




泣けるアニメでこのシーンを!

もしもこんなやり方だったら?その4

『終末の世界で』







八幡「慌てないのか?」

シルヴィア「一応これでも心臓バックバク。でも、何があったのか分からないけど、強い八幡くんが珍しく弱い所を見せてくれてるんだもん。突き放せないよ。」

八幡「………」

シルヴィア「今の八幡くん、放っておいたら消えちゃいそうだから。凄く恥ずかしいけど、流石に1人には出来ないよ。」

八幡「お前、やっぱ良い女だな。」

シルヴィア「ゴメン、よく聞こえなかったんだ。もう一回言ってもらえる?」

八幡「………何でもない。」

シルヴィア「もう、往生際が悪いなぁ!もう一回!もう一回だけで良いから!」

八幡「………結婚してくれ。」

シルヴィア「だからそうじゃなく………え……え?」

八幡「……やっと見つけたんだ。守りたいと思えるものが出来た。帰りたいと思える場所が出来た。やっと……『本物』を見つけられたんだ。」

八幡「ようやく実感できた。だから……お前を幸せにしてやる。」

シルヴィア「………うん、私も君から離れない。ずっと、ずっと一緒だからね。」


最近のアニメですね。笑いあり、涙ありのアニメだと思います。皆さんはなんのアニメか分かりますか?


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