学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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散る

 

 

シルヴィアside

 

 

漸く八幡君のペタペタタイムが終わって、残念がっている女の子3人。確かに八幡君の肉体美に触りたくなる気持ちは分かるけど、少しは遠慮してほしかった。だって私の彼氏なんだよ!その人の身体をペタペタベタべタ触るのは少しだけ複雑な気分だったんだから!

 

八幡君も八幡君で触られているにも関わらず、モニターで中継されている《獅鷲星武祭》の試合見てるしさ、湯冷めするから早く着てくれたのは良かったけど。

 

 

陽乃「あぁ~あぁ~、もっと触りたかったなぁ。」

 

セシリー「すっごい綺麗な筋肉だったよねー。」

 

めぐり「出来ればもうちょっと触りたかったかも。」

 

 

この3人もまだ触りたいなんて言ってるし……もう触らせないんだからね!

 

 

八幡「しかし、全員残ってたのか……どうしたんだ?シルヴィ達が来たからか?ガラードワースの試合がやってるからか?」

 

虎峰「そういうわけでは無かったのですが、答えは前者の客人が来たからですね。八幡だけを残して行くわけにも行かなかったので。」

 

八幡「まぁそうだな。どうする?試合見てから行くか?それとももう行くか?」

 

陽乃「折角だから見ていかない?相手がどっちになるのかまだ分からないけど、見ておいて損はないからね。」

 

暁彗「……………雪ノ下殿の意見にも一理ある。」

 

虎峰「そうですね。試合を見てから移動する事にしましょうか。」

 

 

今のところ、チーム・ランスロットは全員生き残りで、チーム・ジャスティスが葉山君だけになってるね。しかも会長との一騎打ち状態。私は100%八幡君の応援しかしないけど、今回は少しだけ応援するよ?アーネスト。

 

 

シルヴィアsideout

 

ーーーーーー

 

 

ギィン!!

 

 

鋭い剣戟が行われていて、金属音と共に火種が飛び散る。剣戟が終わると双方共に距離を取り構え直す。この繰り返しだった。

 

 

アーネスト「………」

 

葉山「………」

 

 

アーネストは葉山の体勢を崩しながらカウンターを狙い、攻撃しているのだが、その攻撃が読まれているかのようにことごとく防がれてしまっている。体勢を崩すまではクリア出来ているものの、攻撃が当たらないのだ。

 

かく言う葉山もまだ決定打になるものは与えておらず、片手に持っている剣をアーネスト目掛けて鋭く振るっている。

 

 

葉山(やっぱり一筋縄ではいかないか……にしても、皆で戦うと言っていた割には早くやられたな、アイツ等。まぁ相手はチーム・ランスロット、そんな期待はしてなかったから別にいい。今は会長を倒す事に専念しないと。)

 

アーネスト(どんなに体勢を崩しても、必ず防がれてしまう、しかも体勢的に視認が不可能な状態でも、僕の剣を正確に防いでくる。カウンターを狙っても意味が無いという事かな……どちらにしてもこのままじゃ持久戦になるだけだから、少しだけ責めてみようかな。こんな時、魔術師が羨ましいよ。)

 

 

今度はアーネストから攻め、葉山の方へ上から【白濾の魔剣(レイ・グラムス)】を振り下げた。

 

 

葉山「そんな攻撃じゃあ、俺は倒せませんよ会長!」

 

アーネスト「だろうね。だから工夫をしてみたよ。」

 

葉山「工夫?」

 

アーネスト「少し泥臭いけど……ねっ!」

 

葉山「ぐっ!!」

 

 

アーネストは剣を受け止められ鍔迫り合いの中で、地面を蹴り、葉山に向かって空中回し蹴りを放った。突然の事で反応出来なかったのか、葉山は避ける事もせずに食らってしまった。

 

 

アーネスト「どうだい?僕達ガラードワースにしてみれば、泥臭いやり方だとは思わないかい?」

 

葉山「……そうですね。油断しましたが、もう食らいません!」

 

 

再び剣と剣が混じり合い、膠着状態になった。アーネストも小技を出してはいるが、葉山の宣言通りになって中々決まらくなっていた。

 

 

葉山「さて、そろそろ決着をつけましょう。長引いても体力が消耗するだけなので。」

 

アーネスト「………」

 

 

アーネスト(漸くだね……ここからが勝負だね。彼がどんな風に攻めてくるのか見極めながら攻撃をしないとね。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今までの動きと違い、葉山の動きがより速くなった。そして剣の振る速度や威力もさっきまでと違い、重く鋭い一撃を放つようになっていた。

 

 

アーネスト(……まさかこれ程とはね。予選と戦った時よりも強いし速い。)

 

 

葉山「はぁっ!」

 

アーネスト「フッ!」

 

葉山「どうしたんですか会長!?攻撃が全く来てませんけど!」

 

アーネスト「………」

 

 

アーネストは攻撃出来ないのではなく、攻撃をしていないだけの事である。今の葉山に自ら仕掛けて行くのは自殺行為に等しいからだ。

 

 

葉山「来ないのなら、こちらから行かせてもらいます!」

 

アーネスト「っ!」

 

 

ガギィィン!!

 

 

何度目か分からない鍔迫り合いになり、互いに睨み合っていた。

 

 

アーネスト「くっ……」

 

葉山「さっきの泥臭い技、使わせてもらいますよ!」

 

 

葉山は左足でアーネストの剣を上の方へと蹴り上げた。アーネストも自分の技を真似されるとは思っていなかったのか、剣を振り上げられた状態のため、完全に無防備状態にされていた。

 

 

葉山「そこだっ!!」

 

 

そして葉山の剣が、アーネストの校章を2つに切り裂いた。

 

 

梁瀬『試合終了〜!!勝者、チーム・ジャスティス!!!絶対王者相手に2回も大金星!!』

 

柊『どちらが勝ってもおかしくない良い勝負だったであります!これは決勝にも期待がかかるでありますな!!』

 

 

梁瀬『はい!次は明日のーーー」

 

 

ここで映像が消えた。

 

 

ーーーーーー

 

八幡side

 

 

………陽乃だったのか、あの中継を大画面にしてたの。確かに、葉山が大画面で写ってるところなんて見たくないな。

 

 

虎峰「1度までならず2度も負けるなんて……」

 

セシリー「絶対は無いからねー。でも、流石に驚くよねー。」

 

陽乃「………待ってなさいよ、明日になったらその顔ボコボコにしてやるんだから。」

 

 

陽乃……めちゃくちゃ燃えてるな。

 

 

めぐり「葉山君ってあんなに強いんだね。比企谷君といい勝負するんじゃないかな?」

 

八幡「……明日になれば分かりますよ。」

 

 

そう………明日になれば。

 

 

 





チーム・ランスロット、再び破れる!!
次はいよいよ八幡と葉山、両方のチームの激突です!

それまで何話かありますが、気長にお待ち下さい!

因みに余談ですが、葉山の使っている武器ですが、Fateのセイバーが所持している『エクスカリバー』の剣です。刃の部分はアスタリスク風に白の透明色にしたような感じです。

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