八幡side
現在10月28日午前5時23分。俺は……いや、俺たちは遂にやってしまった。初めての営みをやってしまった。だが後悔はしてない。後悔ってていうよりも満足感、多幸感でいっぱいだ。あっ、ちゃんと避妊はしてるからな。これはまだ必要だ。
しかもこの寒い季節に2人裸で寝たもんだから今は肌寒い………まぁ、昨日はそんな事気にすることも無いくらい夢中だったからな。もしかしたらやり過ぎたかもしれない。
シルヴィア「ん、んんぅ〜……」
八幡「………」
シルヴィア「……♪〜」
ふっ……もう少し寝かせておくか。俺はニュースでも「ンー……」……見ようと思ったが、どうやらこのお姫様が俺の腕を離してくれないようだ。
八幡「……しょうがない、起きるのを待つか。」
ーーー6時ーーー
シルヴィア「……ん、んん……」
八幡「………」
シルヴィア「ふふ♪おはよっ、八幡くん。」
八幡「あぁ、おはよう。」
チュッ
八幡「よく眠れたか?」
シルヴィア「勿論だよ。だって八幡くんがそばにいてくれてるんだもん。」
シルヴィア「それに……これで私は本当の意味で君のものになれたから。そして君は本当の意味で私のもの。あとは結婚するだけ……そうだよね?」
八幡「………あぁ、そうだな。」
シルヴィも特に後悔はしてなさそうだな。
八幡「シルヴィ、体は大丈夫か?怠いとか痛いとかないか?」
シルヴィア「怠くはないよ。ただ、お股の方は歩いてみないと分からないかな。昨日は凄く激しかったから/////」
八幡「………すまん。」
シルヴィア「いいよいいよ!別にそういう意味で言ったわけじゃないから!私だって八幡くんを求めたし、お互い様だよ!」
八幡「……そう言ってもらえるとありがたい。じゃあシルヴィ、少し歩くか。大丈夫そうだったらこのままシリウスドームに向かうとして、歩けなさそうだったら俺が送る。」
シルヴィア「うん、分かった。」
結果的にいうと、シルヴィは歩けないわけではなかったが、やはり内股になって歩いてしまっていた。その為、クインヴェールの専用ルームに行くのはバレてしまう危険があるから、界龍の部屋にいてもらうことにした。
ーーー6時半ーーー
八幡「シルヴィ、先にシャワー浴びてこいよ。汗でベタついてるだろ?洗い流してこい。」
シルヴィア「いいの?八幡くんが先にシャワーしてもいいんだよ?」
八幡「大丈夫だ。俺も何かしてないと、この家でまた《獅鷲星武祭》の事考えちまいそうだからな。朝食作ってるから安心しろ。」
シルヴィア「……分かった。じゃあお言葉に甘えてシャワーお借りします。」
八幡「此処はお前の家なんだ。普通に
シルヴィア「私のじゃないよ!
おっと、これは失敬。
八幡「悪かったよ、気をつける。早く浴びてこい。俺も朝食作って食った後に浴びるから。」
シルヴィア「はーい!」
……ふっ、元気な声なのは良いが、ひょこひょこ歩きがまた面白いな。仕方ねぇ事だけど。
八幡sideout
シルヴィアside
シルヴィア「………」
朝のシャワーって気分が良くなるんだよね〜。なんか朝から気合が入るというか、寝ぼけてた自分に喝を入れるような感じがして。勿論それは洗顔をするときも同じなんだけど、あれは顔だけだからね。全身となると、体全部をコーディネートしているような感じになるから良いんだよねぇ。
それに昨日と今日は特別……
シルヴィア「………/////」
また……夢が叶ったんだよね、昨日の夜に。あの時の八幡くん、いつものように優しかったし、私の事を気にかけながらしてくれた。
途中からは激しかったけど、それが嫌というわけではなかった。むしろそれが嬉しかった。私にそこまで夢中になってくれてるって実感が出来たから。
………また出来るかな?/////
はっ!?わ、私ってば何を考えてるの!?そりゃできたら嬉しいけど、昨日したばっかりで幾ら何でも早過ぎるよ!エッチな子だって思われたくないから、これは封印!
早く身体洗って上がろっと!!
ーーー7時ーーー
シルヴィア「八幡くーん、今上がったよ〜。」
八幡「おー、こっちも今ちょうどできたところだ。」
シルヴィア「あっ、今日は日本の定番料理だね!」
八幡「まぁ、定番っちゃあ定番だな。白飯に味噌汁、鮭焼きにだし巻き卵。それにひじきの煮物とかを合わせればまた良いんだけどな。」
シルヴィア「でもさ八幡くん、これをたったの30分で作っちゃったの?」
八幡「全部同時進行でやったからな。これくらいは普通だろ。後は水かお茶だが……シルヴィはどっちが良い?和食だから牛乳とオレンジジュースは合わないからな?」
シルヴィア「もう〜分かってるよ〜。じゃあお茶でお願い!」
八幡「あったかいのと冷たいのと生温いのとどれがいい?」
……え?何それ?生温いお茶って存在するの?
シルヴィア「な、生温いのって何?」
八幡「熱いお茶に水を足したやつだ。ただし、お茶の味が薄まるからオススメはしないし、これは冗談で言った。」
そりゃそうだろうね。そんなお茶飲みたくないもの。
シルヴィア「じゃあ冷たいのかな。」
八幡「あいよ。」
八幡くんは冷蔵庫からパック入りのお茶が入った容器を取り出してコップ2つに注いでこっちに持って来た。
勿論私もボーッとしているだけではありません。ちゃんと盛り付けというお手伝いをしてから2人揃って席に座りました。
八幡「ありがとな、手伝ってもらって。」
シルヴィア「気にしないの!いつもやってることなんだから!」
八幡「なんか言っちまうんだよな。まぁいいか、それじゃあ食べるか。」
シルヴィア「うん♪」
2人「「いただきます!」」
いつも以上に夫婦力UPしてません?