遅くなりまして申し訳ございません!
少し考えに耽ってたらこんな時間に………
言い訳は聞きたくありませんよね………
一言………短いです!どうぞ!
オーフェリアside
………こんばんは、オーフェリア・ランドルーフェンよ。今私が何をしているのかというと………
八幡「………」
オーフェリア「………」
………八幡が膝を提供してくれたから、膝枕をしてのんびりしているところよ。これは至高だわ………何だかこういうのを毎日やってもらってそうなシルヴィアが羨ましいわ。
………そのシルヴィアは、今料理を作っているところよ。私はさっき作り終わったからこうして八幡を借りているというわけよ。
………でもこれは危険ね。八幡が側いると安心する、これは分かりきったことなのだけど、こんな風にリラックスしながら一緒にいると、もっと安心するわ。何だか守られているような感じがするわ。もっと一緒に居たいって気持ちになってしまうわ。
八幡「なぁオーフェリア、俺の膝使って大丈夫か?ソファにあるクッション使った方がよくないか?」
オーフェリア「………そんな事ないわ。貴方だからこそ良いのよ。私が数少ない心を許せる人だからこそ、こんな風にしていられるのだから。」
八幡「……そうか、ならいい。」
もちろん、この行為は誰にでもするわけではないわ。八幡だからこそする行為でもあるわ。ユリスに膝枕を求めても良いのだけど、彼女はおそらくやらせてはもらえないと思うわ。
シルヴィア『2人共出来たよ〜!』
八幡「おっ、どうやらシルヴィも出来たみたいだな。俺たちも行って準備するか。」
オーフェリア「………そうね。」
八幡「まずは俺からだな。俺のは肉じゃがだ。中にはところてんとアスパラを入れてる。シンプルな料理だが、『simple is the best.』っていうからな。」
オーフェリア「………私はクリームシチューを作ったわ。特にこれといって凝った所は無いけれど、不味い出来にはなってないと思うわ。」
シルヴィア「最後は私だね。私はグラタンを作りました。ジャガイモを細長にして、生パスタとエビをふんだんに使った料理だよ♪」
………なんだか少しだけバランスが取れているような感じがするわ。
八幡「上手い具合に主食とおかずっぽいのに分かれたよな。主食グラタン、おかず肉じゃがとクリームシチュー。」
シルヴィア「ホントだね!シチューの入れ物が丁度いい大きさだから、お腹にピッタリ合いそうだね。」
オーフェリア「………それを言うなら、量を遠慮した分ちょうどいい感じのバランスになったんだと思うわ。」
八幡の肉じゃがはそんなに器を大きくする必要はない。私のクリームシチューも器は何でもいいわ。今回使った器は簡単に言うと、味噌汁を入れるくらいの器を使ったわ。グラタンは器が決まっていたから仕方ないのだけど、これくらいの大きさなら、皆大丈夫ね。
八幡「それじゃあ食うか、並べたら席についてくれ。」
ーーー5分後ーーー
シルヴィア「終わったよ、八幡くん。じゃあお願いするね。」
八幡「あぁ。じゃあ、いただきます。」
シルヴィア「いただきまーす!」
………そういうことだったのね。
オーフェリア「………いただきます。」
………っ!
シルヴィア「おいしいっ!流石は八幡くんだね!」
オーフェリア「………えぇ、すごく美味しいわ。」
八幡「そう言ってくれて何よりだ。オーフェリアの作ったシチューも美味い。レシピ教えてもらってもいいか?」
オーフェリア「………えぇ。簡単だけど、私のでいいのなら。」
八幡「あぁ、頼むな。」
………こんな風に食事するのって久しぶりな感じがするわ。暖かくて穏やかで雰囲気が柔らかくなるような感じ………
なんだか懐かしいわ。リーゼルタニアのあの頃に戻ったみたい。