学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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彼女の行方とお昼の場所

 

 

シルヴィアside

 

 

突然だったけど嬉しかったなぁ………信じてるし、愛してる、かぁ………/////あんまりこういうやり取りしないから、なんか照れちゃうなぁ。でも、この手の温もりは本物だよね。

 

私は今、八幡君と手を繋ぎながら花を見ていた。私が左手で八幡君が右手で繋いでいる。こんな小さな事でも幸せを感じられる。

 

 

シルヴィア「そういえば八幡君、千葉への帰省って考えてるの?やっぱりもう戻らない?」

 

八幡「いや、今年は考えてない。比企谷次第って事にはしておいたが、今年は行かない事にしている。冬の長期休暇の間は自分を鍛え直したくてな、小苑さんにお願いして鍛錬を見てもらおうと思ってる。」

 

シルヴィア「そっか……じゃあ冬の間も八幡君と一緒に居られるんだねっ♪」

 

八幡「そうだな。まぁ界龍に戻る可能性もあるが、冬の長期休暇が終わったらいつも通りの流れにするつもりだから心配するな。」

 

 

でもなぁ………それだと八幡君と一緒に過ごせるのは、年末年始くらいになっちゃうって事なんだよね。それはちょっと寂しいなぁ。

 

 

八幡「まぁ、あくまでも予定だから決まったわけじゃない。今から気にする事じゃねぇよ。」

 

シルヴィア「………そうだね、ちょっと考え過ぎちゃった。」

 

八幡「気にし過ぎるなよ。そういやオーフェリアは何処に居るんだ?冬のエリアにでも居るのか?」

 

シルヴィア「だとしたら上の方だよね?行ってみよっか?」

 

八幡「でもなぁ……寒いんだよなぁ。冬で生きてる花だけあって根強いんだよ。まぁそこが良いところなんだけどよ。」

 

シルヴィア「行ってみようよ!私どんな所なのか見てないんだから!」

 

八幡「……あまり気は進まないが、お前がそこまで言うのなら付き合おう。」

 

 

ーーー2階・秋冬エリアーーー

 

 

シルヴィア「うぅ、やっぱり少し肌寒いね……冷たい風もちょっと感じるよ。」

 

八幡「さて、オーフェリアは………」

 

 

辺りを見渡したけど、オーフェリアさんの姿は見当たらなかった。私達が創作教室に入る前までは、春夏エリアに居たんだけどな〜。どこか別の場所に行ったのかな?

 

 

八幡「少し連絡してみるわ、流石に心配になってきたから。」

 

シルヴィア「うん、お願いね。」

 

 

八幡君は通信端末を表示してオーフェリアさんに連絡を取った。するとすぐにcallの表示が出てオーフェリアさんが映った。

 

………何故かモコモコのフード姿で。

 

 

オーフェリア『………八幡?』

 

八幡「おう、お前今何処に居るんだ?っていうか何だその格好?」

 

オーフェリア『………フラワーハウスの冬エリアの中よ。この施設の中には雪があるから。』

 

八幡「とりあえず居場所は分かったが、その帽子?は何なんだ?なんか耳みたいなの着いてないか?」

 

オーフェリア『………これは貸出用の防寒具よ。これのおかげで全く寒くないわ。』

 

 

うん。似合ってるから全然いいんだけどさ、1番聞きたい事ってやっぱりその帽子付きフードだよね。どうしてそのデザインなのかな?防寒具だけなら別にその耳みたいなのは必要無かったよね?何かの拘りかな?

 

 

八幡「取り敢えず昼飯にしないか?お前は花に夢中になり過ぎて気付いてないかもしれないが、今って昼の12時半だからな?」

 

オーフェリア「………本当ね、全く気付かなかったわ。」

 

 

ホント、どれだけお花に夢中になってたのさ……お花が好きだとは聞いていたけど、まさか時間を忘れる程だったなんて………オーフェリアさんのお花好きを少し甘く見ていたかも。

 

 

オーフェリア『………ごめんなさい、すぐそっちに向かうわ。何を食べるかは決めておいて構わないわ。』

 

 

そう言ってオーフェリアさんは通信を切った。大丈夫かな?途中で他のお花に夢中になって観察を始めてたりしないかな?

 

 

ーーー5分後ーーー

 

 

オーフェリア「………ごめんなさい、お待たせしてしまったわね。」

 

八幡「いや、気にするな。」

 

シルヴィア「大丈夫だよ。オーフェリアさんがお花好きだっていうのは、八幡君から聞いていたからね。」

 

オーフェリア「………それで、お昼は何処に行くかはもう決まったのかしら?」

 

八幡「あぁ、ラーメンにしようと思ってる。オーフェリアはラーメンって食べた事はあるか?」

 

オーフェリア「………いいえ、無いわ。どういう食べ物なのかは見た事があるくらいよ。」

 

八幡「よし、じゃあ決まりだな。じゃあ昼飯はラーメンで決定だ。一応六花にあるラーメン屋でこの近くにある店は調べてあるからそこに行くか。」

 

 

ラーメンかぁ………私もあまり食べてないなぁ。ちょっと楽しみかもっ♪

 

 

オーフェリア「………ところで、2人は何をしていたの?私はずっと花を見ていたけれど。」

 

シルヴィア「私達は創作教室でアクセサリーを作ってたんだ。他はオーフェリアさんと同じで花を見て回ってたよ。」

 

オーフェリア「………そうだったのね。」

 

八幡「お前と違って俺達はずっと花を見ていられないからな。アクセサリーを作り終わった頃にはちょうど良いくらいの時間になってたから、お前を呼んだってところだ。」

 

 

 





オーフェリアがつけていた貸出用のフードですが、

イメージはアニメ《うたわれるもの 偽りの仮面》に出てくるヒロイン、クオンの身に着けているフードです。
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