シルヴィアside
オーフェリア「………ゲームセンター、楽しかったわ。あんな場所があるなんて知らなかったわ。暇な日が出来たらまた来てみようかしら。」
八幡「……良いんじゃないか?オーフェリアなら結構いい線まで行くと思うぞ。マジで。」
うん、八幡くんは嘘ついてないね。だってオーフェリアさん、本当にポンポン取っちゃうんだもん。あれで初めてなんて………
オーフェリア「………八幡、別に景品は私が持つからいいのよ?自分で取ったものだもの。」
八幡「いや、女に軽いとはいえ物を持たせておいて、男の俺が持たずにいられるかよ。ホテルに着くまでは俺が持つ。オーフェリアは気にするな。」
オーフェリア「………さすが八幡、優しいわね。」
シルヴィア「だよね〜。さすが八幡くんだよね。」
八幡「やめろ。その生温い目を送るのは。」
だって本当の事だもんね〜♪
ーーーエルナト・宿泊ルームーーー
シルヴィア「じゃあ今日は私が押すね。」
黒い指紋認証に中指を当てると、緑色の光がスキャンして扉のロック音が聞こえた。ドアノブを回して前に押した。やった、解除成功!
シルヴィア「たっだいま〜!」
あぁ〜お出迎えのソファがなんともいえませんね〜。八幡くんの次に至福だよー。
オーフェリア「………ただいま。」
八幡「お前らホント好きなのな。オーフェリアも今日はやらないと思っていたら、座って次には横に倒れたし。」
シルヴィア「だって気持ちいいんだも〜ん♪八幡くんもおいでよ、今なら私が抱き締めながら一緒に寝てあげるからさ〜。」
オーフェリア「っ!………八幡、私の所でもいいわよ。」
八幡「いや行かないから。それとオーフェリア、お前が取った景品、こっちのテーブルに置いておくからな。」
オーフェリア「………ありがとう。ごめんなさい、任せっぱなしにして。」
八幡「気にするな。それと、ほい。」
八幡くんは50センチくらいある四角形のモノクロキューブをオーフェリアさんに投げた。あっ!分かってるとは思うけど、クッションだからね!
オーフェリア「………」
八幡「触ってみて分かったんだが、それ低反発だからかなり沈むぞ。枕にいいんじゃないか?すげぇ高いけど。」
オーフェリア「………確かに低反発ね。ちょっと寝てみるわ。」
オーフェリアさん、流石に高過ぎるよ………首痛くするよ?
オーフェリア「………ダメだわ。枕の位置が高過ぎて首が痛くなりそうだわ。」
八幡「まぁそうだろうな。クッションの役割くらいにしか使えなさそうだな。後は部屋の置物くらいか?」
シルヴィア「見た目も良いから、どっちにでも使えるね。ソファがあるのならクッションでいいし、殺風景な部屋なら置物に使っても大丈夫だね。」
色んな使い方があるね♪後はオーフェリアさん次第だから大事に使うように!
八幡「晩飯だがどうする?今日は………一応日本料理みたいだが、2人に任せるぞ。」
シルヴィア「私は構わないよ。日本料理は勉強中だからね。食べておいても損はないし、5つ星の評価がつくくらいの腕前を知りたいしね。」
オーフェリア「………私も構わないわ。」
八幡「んじゃ、今日はエルナトのレストランでディナーだな。物は試しだが、俺が厨房に入って料理して、同じメニューを出したらどっちが俺が作ったのかって分かるか?」
シルヴィア「私なら分かると思う。だって八幡くんの料理には絶対に愛があるもん♪」
オーフェリア「………私も分かると思うわ。理由はシルヴィアと同じよ。」
八幡「………そんな理由で言うなよ、気まずいだろ。というより、さっきのは冗談だからな?」
大丈夫大丈夫、それくらい分かってるから!八幡くんが料理作ったら、レストランの人たちの顔が立たなくなっちゃうから!
まぁそれはともかく、八幡くんの料理は美味しいからなぁ。食べたら残せないくらいに美味しいからね。星露だったら全部食べれるくらいの勢いだったからなぁ。あの体のどこに入って行くんだろう?
シルヴィア「ちょっと早い話だけど、明日はどうしよっか?八幡くんなにかある?」
八幡「2人さえよければだが、運動しないか?場所は界龍になっちまうが……」
シルヴィア「もしかして詠春拳を私たちに手取り足取り教えてくれるとか!?」
オーフェリア「………行きましょう。明日は界龍で決定だわ。」
八幡「俺はまだ何も言ってないんだが……まぁ2人がいいならいいか。」
明日は界龍かぁ……あっ、そしたら久々に八幡くんの部屋にも行けるってことだよね!懐かしいなぁ………またあの部屋でお泊まりしたいな。
休みの日には私が界龍に行って泊まるのもアリだね。何も八幡くんがいつもいつも家に戻ってくることも必要ないからね。うん、そうしよう!
もしもこんなやり方だったら?その5
『デートの世界で』
シルヴィア「来てくれたんだね!ダーリン♡」
八幡「ダーリンって……そんなキャラじゃねぇだろ。」
シルヴィア「だって八幡くんは特別だもん♪だって私の彼氏だからね♪」
八幡「こんな手紙を使わなくても連絡さえくれりゃくるのに……話したい事ってなんだよ?」
シルヴィア「あぁ、そうだったね………んっ。」
八幡「っ!?」
シルヴィアは突然八幡にキスをした。すると、服が下から光に覆われたと思ったら、消えて無くなっていた。
シルヴィア「っ!!!い、いつの間に!!?八幡くんっては……エッチ/////」
八幡「ち、ちげぇよ!こ、これはだな……」
シルヴィア「冗談だよ。オーフェリアちゃんたちから聞いてるから知ってる。」
八幡「え……封印の事か?」
シルヴィア「うん……あの時、八幡くんが約束してくれたから。もし私が今の声をなくして、皆にそっぽを向かれても、君だけは、八幡くんだけは私の歌を聞いてくれるって。」
八幡「あぁ、勿論だ。」
シルヴィア「八幡くんは約束を守ってくれた。八幡くんだけは大丈夫。八幡くんだけは信じられる。」
そしてシルヴィアは八幡に抱き着いた。
シルヴィア「たとえこの声を失っても、皆が私の歌を聞いてくれなくなっても、八幡君だけのために歌を歌うからね。」
八幡「シルヴィ……」
シルヴィア「………ねぇ、もう一回キスしようよ。」
八幡「………あぁ。」
そして2人は口づけを交わし、互いの愛を確かめ合った。
はい、ここまでです!皆さんなんのアニメが分かりましたか?