八幡side
八幡「………どうしてこうなった?」
プリシラ「比企谷さん!今度是非、料理と武術を教えてください!」
イレーネ「比企谷、ギャンブルのコツをあたしに教えてくれ!」
ころな「前会長からは何も言われなかったのに、現会長からは占いの結果が的外れ過ぎるって毎回言われます……どうすればいいですか?」
オーフェリア「………皆ダメよ。八幡は私のなんだから。用がある子は私の後にしてちょうだい。」
シルヴィア「何言ってるのオーフェリアさん!?八幡君は私の彼氏です!決してオーフェリアさんのじゃないんだからね!」
八幡「ホント、どうしてこうなった?」
荒屋敷「比企谷、お前モテモテだなぁ〜。」
皆さんこんにちは、比企谷八幡です。さて、俺は今非常に困惑している。それはレヴォルフの生徒会に来て数分後の事だった。本当にどうしてこうなったのか……
ーーー時は遡って10分前ーーー
俺たちは懲罰教室を後にして、今はレヴォルフの生徒会室に向かっている。現生徒会の交流を深める為だ。特に何かをするってわけでも無いんだが、仲良くしておいても損は無いからな。
けど、今の生徒会って女だけだったよな。オーフェリアにウルサイス姉妹、あともう1人………誰だったか忘れたが、ディルクが生徒会長やってた時にも居た奴だ。
これ、単に思い付きなんだけどよ、あともう1人女子を生徒会に入れてその面子で《獅鷲星武祭》出てみりゃいいのに。いや、まぁオーフェリアの能力で敵も味方も毒でヤバい事になりそうだけど。
シルヴィア「それにしても、【悪辣の王】は特に何も変わってなかったね。ちょっとは更生されたかな〜って思ってたけど。」
オーフェリア「………彼みたいな人はあまり反省するタイプじゃないから。ただ出られる時を待っているだけだから。それに、此処に入れられている人達は、反省とか、更生とかを目的としていないもの。」
八幡「だが、ただ単に閉じ込めておくだけではないんだろ?何かあるんじゃないのか?」
オーフェリア「………流石八幡ね。その通りなだけど、これはレヴォルフのやり方でもあるから、教えるわけにはいかないわ。」
八幡「いや、そんなに知りたいってわけじゃないから大丈夫だ。流石に他学園の事情に突っ込んだりしねぇよ。」
そもそも、他学園の奴で他の学園に向かって『こうこうこうした方が良い。』とか言う奴。俺だったら考えられねぇけどな。
シルヴィア「でも意外な事もあるんだよね。あの【吸血暴姫】が生徒会に入るとは思ってなかったよ。オーフェリアさん、何か入れ知恵でも入れたの?」
オーフェリア「………いいえ、何もしてないわ。プリシラを生徒会に欲しいって言ったら、『あたしがプリシラを守る!』って言ったから、役職は庶務と雑務だけれど、主に用心棒として生徒会に入れてるわ。」
シルヴィア「その話この前もしたけど、やっぱり似合ってるんだよね。」
俺も同感だ。適材適所があるけど、こうも適任な役割を持っている奴は初めてだ。
オーフェリア「………着いたわ。今開けるから少し待っててちょうだい。」
オーフェリアは生徒会の扉の前で端末を開き、手をかざした。ロックが解除された音が聞こえてきた。
八幡「中に誰も居ないのか?仕事とかは?」
オーフェリア「………居たとしても私は毎日こうよ。邪魔をしたくないもの。」
いや、これくらいどうって事なくね?ただOPENのボタン押せばいい話だからね?
オーフェリア「………じゃあ、入りましょう。」
そして扉を開けると………
プリシラ「もうお姉ちゃん!サボっちゃダメってあれ程………って会長!?それに比企谷さんとシルヴィア・リューネハイムさん!!?」
オーフェリア「………ただいま。」
ころな「あれ?確か1週間はお出掛けで戻ってこれないんじゃ……」
オーフェリア「………今日は2人がレヴォルフに来てみたいって言ってたから案内していたのよ。それと、1週間も留守にしてごめんなさいね。」
プリシラ「気にしないでください。特に忙しいというわけではないので。」
ころな「学園祭で得た収入を計算するくらいしかやる事が無いので、寧ろ暇なくらいなんです。」
そんなにする事が無いのか?ガラードワースなんてメチャメチャ仕事してるぞ?界龍の生徒会はあって無いようなもんだからどうでもいいけど。
イレーネ「戻ったぞ~プリシラ、ころな。今日は逮捕者1名だったぞ。」
プリシラ「あっ、お姉ちゃん!!もうサボっちゃダメだって言ってるのに!!」
イレーネ「サボってねーよ!パトロールに……ってオーフェリア!それに比企谷と【戦律の魔女】じゃねぇか。」
八幡「よぉイレーネ、相変わらずだな。」
シルヴィア「こんにちは。それよりも、逮捕者って言ってたけど、放っておいて大丈夫なの?」
イレーネ「あん?コイツは逃げねぇから大丈夫だよ。」
荒屋敷「そうそう、逃げねぇから大丈夫だって。」
……逮捕されたのお前かよ。
八幡「何やったんだよお前は……」
荒屋敷「いや、前から生徒会からオファーもらってたから返事しに行こうと思ってよ。そしたら丁度コイツが通ってたから捕まった。」
シルヴィア「捕まったの使い方間違えてるよ……」
イレーネ「にしてもオーフェリア、1週間は戻らないんじゃなかったのか?」
オーフェリア「………2人に学院を案内していたのよ。今日は帰ってきたわけじゃないわ。それで、返事を聞かせてもらってもいいかしら?」
荒屋敷「あぁ。答えは……Noだ。俺はどっかに属するなんて束縛はごめんだからな。」
オーフェリア「………そう。」
荒屋敷「悪いな。あっ、でもなんか奢ってくれるんなら手伝いくらいはするぜ。主に男をボコるの専門でな。」
オーフェリア「………もしイレーネでも手が追えない相手の時はそうするわ。」
………まぁなんとなくは予想出来てたから驚きはしなかったな。なんとなくそんな男だとも思ってたからな。
それから俺達は少しだけ話をしながら交流を深めた。何度も樫丸があたふたする場面があったが、問題は特に無いのでスルーした。
そして帰る時に………
シルヴィア「オーフェリアさん、八幡君。そろそろお暇しない?お昼だからお腹も空いてきたし。」
オーフェリア「………そうね。なら、また八幡の料理が食べたいわ。」
八幡「おい、自分は楽する道まっしぐらじゃねぇか。ちょっとは手伝え。」
プリシラ「そういえば比企谷さんもお料理するんでしたね。」
八幡「あぁ。一般レベルだけどな。」
シルヴィア「八幡君、お願いだからあのレベルを一般的って評価するのはやめて。そしたら私の料理なんて犬の餌だよ?」
八幡「いや、それはそれでどうなんだ?」
ころな「そんなに美味しいんですか?」
シルヴィア「美味しいなんてレベルじゃないよ。もう一流レベルなんだから。1度食べさせてあげたいよ。」
オーフェリア「………そうね、頬が落ちるとはよく言ったものね。」
八幡「やめろよ、そんな大した事じゃねぇよ。」
シルヴィア「それに聞き上手だから愚痴とかも言いやすいんだよね〜。料理が出来て、聞き上手で、武術の達人で、歌が上手!多彩だよね〜。」
ったく、言いたい放題だな。いや、別にいいんだけどよ。悪口言われてるわけじゃないから。
プリシラ「比企谷さん!今度是非、料理と武術を教えてください!」
イレーネ「ならあたしには、ギャンブルのコツを教えてくれ!」
ころな「前会長からは何も言われなかったのに、現会長からは占いの結果が的外れ過ぎるって毎回言われます……どうすればいいですか?」
オーフェリア「………皆ダメよ。八幡は私のなんだから。用がある子は私の後にしてちょうだい。」
シルヴィア「何言ってるのオーフェリアさん!?八幡君は私の彼氏です!決してオーフェリアさんのじゃないんだからね!」
荒屋敷「比企谷、お前モテモテじゃねぇか。」
ここで冒頭に戻る。いや、なんとなく自分でも流れは分かるんだが、どうしてこうなった?
そして結論を言おう。
ウルサイス妹は時間と余裕がある時に出来る。
イレーネは引き時を覚えなさい。
樫丸、それはしゃーない。だって占いだもん、絶対じゃないから。